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ワザアリ変形「ダマシンメトリー」に魅せられる!

頭が二つ!?「AD-28 スナール」


かっこいい

こちらのステゴサウルス。変形して、

すげーかっこいい

人型ロボットに!

こちらのトイは、「AD-28 スナール」
映画「トランスフォーマーロストエイジ」に出てきた超ロボット生命体…を立体化したものです(厳密には出てないんだけどね)。

左足を見てみると…

ステゴの頭が左足に丸々入ってる

ステゴサウルスの頭が入っています。ロボットモードの足がステゴサウルスの上半身にあたり、ステゴ頭はここに来るわけですね。

左足に頭が全部入っちゃってるってことは、右足は空洞かな?
いや~まあしょうがないけど、左右バランス悪くなっちゃうよな~惜しいな~~

空洞なはずの右足に…!?

!!!???

何かがある!!?

右足に、無いはずのステゴ頭がもう一個ある!!!???
いや、これはダミーパーツ…変形によって合わなくなる、左右の造形を合わせるための工夫…!

シンメトリー(左右対称)でないものを、それらしく騙してみせるワザ。
名付けて…

ダマシンメトリー!

今回はこういう、小技大技の効いた変形トイをまとめてご紹介!




ブースターの活かし方「天装合体DXゴセイグレート」


星を守るは天使の使命!

5体のマシンが合体!

羽がでかくていいね

完成!ゴセイグレート!

ということで早速いきましょう。
「天装戦隊ゴセイジャー」より、「天装合体DXゴセイグレート」です。

ダマシンメトリーとして今回紹介したいポイントは…

ここ!

両肩!
左右似たように見えますが、ここが全然違うんです。
実はこの両腕、

全然違うマシン

サメと鳥、全く違うものが変形しています!
ここから、

尾びれと、翼が動いて
変形完了!

すっかり似たような見た目の両腕に変形しました。

金色の部分が同じになっている

頭を外して、腕モードを正面から。おおよその概形がほぼ同じなのはもちろん、3本のラインとブースターを模した、ゴールドの部分が同じ造形になっていることがわかります。

このゴールドの部分は、元々どこにあったのでしょうか?

青い方、ゴセイシャーク。ブースターは動かない

こちらはサメの方。ゴールドのラインがあったパネルは後ろに展開、ライン自体は内側に隠れます。そしてゴールドのブースター部分は移動せず、そのまま推進機に。

白い方、ゴセイフェニックス。ブースターごと開く

一方こちらは鳥の方。ゴールドラインのパネルは上に展開。ブースター部分はパネルに付いてきて、ジェットエンジンとなります。

同じ意匠を別の位置に!

同じ円筒形の意匠を、どちらでも意味を持たせる上手さ…!
片方は固定、もう片方は左右に展開と、同じ意匠のものが別の動きをするのが面白い。正にグレート。
戦隊ロボはこういう、手数の少ない工夫が本当に上手い。




向きを変えれば…「救急起動DXギアダンプロボ」


全部デカい

続いて参りましょう。デカいダンプカーが…

作業用みたいな武骨さがイカしてる

ゴツいロボットに変形!
「出撃!マシンロボレスキュー」より、「救急起動DXギアダンプロボ」を持ってきました。
このロボットにもダマシンメトリーポイントが隠されています。

頭部の変形前。デカいダンプカーの運転席ってどっちかに寄ってるよね

それが頭部。変形前はダンプカーの運転席にあたり、左側に配置されていますが…

運転席が、手前を軸に90度回転

このように…

さらに右に開いて、頭部が出現!

変形!

ダンプの正面。運転席の位置が寄ってる

これが、

ロボット正面。ほぼシンメトリーのシルエットに!

こう!

見事、左に寄っていた運転席が変形して、ほぼ左右対称な台形を形成!
模様や細かな造形は左右で違っていますが、見事なダマシンメトリーです。

「運転席だけアシメトリーになっちゃうな…横向きにすればいける!?」と思ったかどうかは分かりませんが、変形の最後としてもかなり気持ちが良いポイント。
左右対称っぽくするためにパーツを動かしたら、自然と頭が出てきて完成。変形の導線が完璧です。いいデザインだ…




角度の小技「AD-05 ダイノボット スコーン」


最近は、後ろ足が小さい学説が広まったね

お次はスピノサウルス。変形して…

かっこいいのよ

騎士風のロボットに!
最初に紹介したスナールと同じ、「トランスフォーマーロストエイジ」より「AD-05 ダイノボット スコーン」です。

足はシンメトリーで、腕は左右違うようですが…こちらのダマシンメトリーポイントはロボットモードではなく、スピノサウルスモード!

スピノ左側面。ロボットモードでは正面側に

胴体左側面と、

スピノ右側面。ロボットモードでは背面側になる

右側面に注目。ロボットモードでは胸部、背部になる…

この部分が、ダマシンメトリー!
スピノサウルスモードでは、ほぼ同じ形に見えます。大体シンメトリーですね。
ここがロボットモードでどうなっているか見てみます。まずはロボット正面、胸部から。

胸部。頭が出てきて、肩が浮き上がっている

胸パーツ自体の形は変化ありませんが、ロボットの頭が出ていますね。
それと、頭部の後ろから肩にかけて、見えていなかったパーツが出ているのがわかるでしょうか。

青枠部分が浮き出ている

画像の青枠部分は、スピノモードでは潜って隠れている部分です。
続いて背面側。

背部。面の角度はほぼ垂直

移動してきた背びれが目を引きますが、背面自体の角度が垂直に近くなっています。背びれを考えずとも、胸部とは全然違う形です。

これがどうやってあの同じような形に…?

胴体部分の変形直前のステップ

いよいよ変形を見ていきましょう。腕と帆、ロボット頭を引っ込めた状態です。ここから…

肩、頭が下がりながら…
背面パネルが倒れて、傾いていた帆が垂直に!

このように変形!
青枠部分で囲っていたパーツがロボ頭ごと下がっていき、ロボ頭天面が胸部と一体に!

一連の流れを背面から。

胴体部分の変形直前のステップ、背面から
背面パネルが徐々に…
倒れて、この角度に!

帆が起き上がると同時に、ほぼ垂直だった背面パネルが、大きく倒れこんだのがわかります。この動きにより、

スピノモード斜め上から。左右側面がほぼ同じ!

左右側面の造形が揃うわけです!

ロボ胴体を真横から。前後で全然違う

元々は前後でここまで違ったので、すごい変化です。
同じ形から、厚い胸板と平たい背面に分岐。そして開いた後の隙間を埋めるロボ頭後ろのパーツが、厚い胸板をさらに印象付けていたことがわかります。

この青枠部分が胸部と一つの面になり、胸板をさらに広くしながら、パネルの開いた隙間を埋める!

背面パネルとこのパーツの移動で、変形前後で全く違う印象が変わっていたんですね。
ちなみにここの変形、変形工程にある腰の回転と連動して行われます。連動ギミック入れながらこの面白さを提供したらダメだろ。撮影のため久々に引っ張り出しましたが、何度触っても色あせない完成度ですね。




全身で大技「GD-09 デモリッシャー」


アームが長くて大迫力

再び車に戻って。クレーン車から…

角ばったスタイルが頼もしい

変形!
「トランスフォーマーギャラクシーフォース」より、「GD-09 デモリッシャー」

ちょっと指向を変えて、まずはどこがどう変形するのか考えてみましょう。

上半身はクレーン車の後ろに変形しそう?

両腕が大体同じ形で、似たような形のタイヤがあります。左右対称の変形っぽそう。胴~足も左右対称っぽいし。
でっかいクレーンが左腕にあるので、両腕は後輪で、上半身は後ろ半分になるのかな…?

運転席がある…?

でも右手に運転席がある…?上半身は車の後ろ半分ではない?でもクレーンついてるしな。

答え合わせをしましょう。

裏見せろよ!

クレーン車モードにして、裏から見れば一発です。まあ大体左右対称ではあるでしょうが

!!!!??

!!?

なにこれ!!?
全然左右対称じゃねぇ!!!!

そう、まさかのロボット横向き配置!!
左腕と左足がクレーン車先頭側に、右腕と右足がクレーン車後部側になるダイナミック変形

クレーン車モードはすました顔してますが、

左側面

こっちは上半身・腕しか見えてなくて

右側面

こっちは下半身・足しか見えてません。大胆すぎる…!
でもタイヤの造形などが合わせてあるおかげで、全然非対称に見えません。

もう全身に丸つけるしかないんだよね

そして逆に考えれば、両腕飾り以外ほぼ左右対称に見えるこのロボットモード、右半身が車の前半分で、左半身が車の後ろ半分です。ほぼ全身ダマシンメトリーと言っていいわけですね。なんだコイツ。すげぇや。




運転席が二つ!?「SG-42 スピニスター」


SFヘリから…

さて、終わりが近づいて参りましたが、「トランスフォーマーシージ」から「SG-42 スピニスター」です。このバキバキカラーのヘリは…

へんけ…足!!

こんなロボットにへんけちょっと待って!!!!

何だこの足は

運転席!!増えてる!!!!
何が起きた!?

はい、言うまでもなく足がダマシンメトリーです。2個目の運転席はどっから出てきたのかというと…

~変形途中~

卍みたいな感じで足を動かし…

下に収まる!

こんな感じで機体下に収まっていました。隠し方はシンプルですが、やはりロボの見た目のインパクトと、変形の面白さが最高です。

そして、ここで話は終わらない…!

左右に伸びた羽にもうひと味

運転席の後ろ側、両サイドに小さい羽が付いています。
見たままの通り、これはどちらもロボットモードのつま先です。

しかし、妙じゃありませんか?両足が前後に違う変形をしているのに、なぜこのつま先だけ左右対称の位置にいるのでしょうか。

つま先の秘密

理由はこう!右つま先は前側から、左つま先は上下をひっくり返し、後ろ側から持ってくることで位置を揃えています。

これが、卍のように膝を曲げて変形させたもう一つの意図!これにより、両つま先が自然と中央に集まるのです。一石二鳥、洗練された構造、素晴らしい…。

このスピニスターは他にもローターの固定とか胸ブロックの動き方とか言いたいことがいっぱいある超超お気に入り玩具なのですが、ダマシンメトリーには関係ないので割愛します。悔しい。




小さな腕だけじゃない「Super 10 Tyrannus(ティラナス)」


なんか今回恐竜多いね

いよいよラスト!韓国の玩具シリーズ、「Super 10」より「Tyrannus(ティラナス)」!赤いティラノサウルスから、

かっけぇ~~

西洋騎士のようなロボットに変形!モチーフのあるロボットモードっていいよね。

胴体に秘密あり

武器を外して正面から。両肩はあからさまに違う形ですが、胴体は左右対称…のように見えますが、

この胴体がバリバリのダマシンメトリー!
何を隠そう、この記事を書くきっかけになった一体がティラナスです。

脇のティラノ腕

両脇、サイドスカートのような雰囲気でティラノサウルスの腕が配置されています。右脇にもう2本あるということは…

こっちはダミー

左脇はダミー!中央にまとまったダミーの爪があり、シンメトリーを演出しています。

ところでこの胴体、爪どころではなく攻め攻めな構造をしています。
変形過程を見てみましょう。

盾になる尻尾を取って、ロボ右手を伸ばしたところ

ティラノサウルスモードから、少し進めました。ここから…

大回転!

頭・腕ブロックが大回転!

胴体がグイッと上がって…

そのまま胴体が折れて起き上がり…

定位置に!

足の真上まで移動!これでロボットモードの定位置に来ます。ダミー爪も出てきたね。

胴体どうなってたの?

つまりはこの胴体ブロック…

めっちゃアシンメトリー

構造はこう!シンメトリーに見せかけた造形に、フルパワーのアシンメトリーが巧妙に隠されている…!素晴らしいダマシンメトリー。

ちなみに…

砂時計みたいな金色のパーツ(ペンデックス)が右側面にある

スーパーテンのロボットには、必ず一つ「ペンデックス」と呼ばれる、金色の砂時計のようなパーツが付きます。ティラナスの恐竜モードでは胴体の右側面に来ますが…

ペンデックスっぽい造形が反対側に!

左側はペンデックスっぽくなっています。ここもダマシンメトリーかよ!完敗です。




見つけてうれしい!ダマシンメトリー


以上7体、シンメトリーっぽいのにアシンメトリーな変形を、ダマシンメトリーと称してご紹介しました。

素敵なおもちゃたち

こういう工夫のある変形ロボがめちゃくちゃ大好き!変形させるたび、眺めるたびに「巧いなぁ…」と感嘆してしまいます。
なのですが、結構レアな構造なんですよね…!そもそもアシンメトリーの変形が少ないのに、その中のさらに一握り。だからこそ、見つけた時の感動もひとしおです。

皆さんも何か「ダマシンメトリー」に出会ってたりしないでしょうか?
そういえばアレってそうかも…!と思ったら、粋の詰まったおもちゃたちに感動しようぜ!

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