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junsus79
夕方になると老化が始まるレンギョウ家
私がぎっくり腰をやった。
ある日突然、不幸が家族を襲った。
さぁどうする?晩御飯!
となった。
「お義母さんたちは自分たちのことやって」
「残りは長男、頑張れ!」
横になりながら指示を出す。
義母に6人分は負担が重い。
長男は調理師。
なんとかしてと家事能力に不安のある4人分を託した。
みんなそれぞれ頑張った。
が、しかし。
3日で白旗を振り始めた。
私も3日ではトイレがやっとだ。
4日目辺りから夕方になると、台所は老化の進んだ人たちが集まり始めた。
ぎっくり腰でくしゃみをすると85歳になる私。
仕事に疲れて帰宅し、87歳になる旦那。
本業が忙しすぎて、
「風呂に入りたい」
と、10歳老け込む長男。
一人になりたいと10歳年を取り、コメダに逃げる次男。
喫茶店だ畑だと走り回ってたのに、
夕方になると急に98歳になる義母。
最初から100歳超え。
仮病の王者、義父。
誰も流しの前に立てない。
いや、立ちたくない。
あるもので済ます。
レトルトで済ます。
「買ってこようか?」
とは、誰も言わない。
もはや根比べである。
そして、食べおわると、
みんな心なしか若返る。
なんなんだ!この家族!
夕方になると平均年齢95歳になるレンギョウ家。
明日もきっと、誰も流しの前には立たない。
