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アドリブについて

こちらの記事の続き

佐藤さんと橋本さんの問題を受けて、演技とかアドリブについて個人的な見解を述べたい。

今回の問題は佐藤さんに橋本さんのトラウマから来る身体的接触制限がちゃんと佐藤さんに伝わっていなかった事が事の発端になっている事は間違い無いだろう。

フジ側の見解としては、その事よりも佐藤さんが橋本さんに「俳優を続けるべきではない」と言ったことがパワハラに当たるとの見解の様だが…

それはいかがなものだと思う。

現実的に「演技」と言うものは本番中に俳優と俳優のコミュニケーション上に起こる【リアクション】によって成立していると思うからです。

そこに一方の事情により身体的接触などの【制限】が掛かると言う事は、もう一方の俳優のナチュラルな反応をも【制限】する事になりかねない。

現に佐藤さんサイドのスタッフは佐藤さんの自然な【反応】から来るアドリブ(演技上の巧妙)を制限するのは【表現】を制限しかねないからあえて伝えなかった訳で…

それは芝居の深みを阻害する事になる訳です。

そうした事を踏まえて考えれば…、俳優として、相手役に対して本来の【演技の素晴らしさ】を自身の接触制限によって阻害しているに過ぎません。

そうした意味からも、極端な制限が必要な俳優は相手役の素晴らしい演技を阻害、抑制をしいてる訳でそんな俳優と共演する事に何のメリットがあるのだろうか?

だからこそ、佐藤さんは何度も降板を申し出ていたのではないかと思うのです。

要するに、過度な接触制限があると言うのは、共演者に対して役者としての尊厳を無視して自分の要求だけを押し付けて舞台に立っているに過ぎない訳です。

だから佐藤さんは橋本さんに「俳優を続けるべきではない」と言わざるを得なかったのだと思う。

僕も同じ意見です。役者の端くれではあるけど…、自分の演技の良さを出せないのであれば演じる意味がありません。

それは今回の様な接触制限のみならず、共演者の演技をしっかりと受け止めてリアクション取れない下手な役者も同じです。

演技とは俳優と俳優のやり取りそのものです。そこに一方の都合で相手の演技を制限したり、台無しにしてしまう様なら俳優などするべきではないと思います。

まぁ、アマチュアならそれでも仕方ないかもしれませんが…、それを生業にしているのであれば人生を賭けて取り組んでいるのだから甘ったれた事言うべきではないと思います。

最後に、今回のセクハラと言われた【指先が顎に触れた】と言うシーン。

車に乗っている時に、何らかの危険な状態で、大口をあげて目を瞑って運転している橋本を助手席に乗っていた佐藤が「口を開けてないで目を開けて」と言いながら指で顎を押して口を閉じされようとした!と言う事らしいが…、

コメディ要素の高い今回のドラマでは、とても自然な演技だと思う。
ここで、アドリブの是非を問う声もあるだろう。

監督によってはアドリブを好まない人もいますが…、必ずしも全て決められた演出が勝っているとも限りません。

ハリウッド映画でもアドリブを絶対に許さないと言う監督の場合でも例外的にアドリブを受け入れる場合もあります。

それはその時の俳優が演出にはなかった素晴らしいアドリブを演じる事でより素晴らしいシーンになる事があるからです。

もちろん、そこには俳優が監督の想像を超える役の人物を演じきるほどの技量を持っていたからに他なりませんが…

それこそが役者の腕の見せどころなのだと思います。

それこそが俳優が俳優である所以と思いませんか?

それを一俳優の制限で抑制されるのは良い作品を作る上でマイナスでしかないと僕は思います。

皆さんはどう思いますか?


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