宅録仕事の人に伝えたい真面目で大事なこと
音響のエンジニアだけじゃなくてキャスティングもやっていると、宅録仕事の人の音声を受け取ることがある。正直なところ、コロナ以降増えたお仕事。
そういう人たちの音声を受け取っていて体感だが半分近くの人を音質の問題で弾いている。ちなみに音質で弾く時の判断は早くて、5秒以下の再生時間で躊躇いなく「使えません」判定をしている。
あまりにも勿体無いので、どういう音質の悪さで弾いているのかリスト化してみる。想定される理由も記載しておくのでお役に立てていただきたい。
・反響音がえぐい
これ理由もわかっていて機械の入力が大きすぎるパターン。小声でしか声を出していない人はどうしても機械で増幅する。そうなると声以外の全ての音が増幅されるので、もう殺意しか湧かない音質になる。
・声がこもって低い成分だけが強調されている
これはマイクの距離が近すぎる。おそらく理由は上の反響タイプと同じで、小声でしか声を出さないからマイクに近付いてしまうのだ。マイクは適切な距離が必ずマニュアルに書かれているのでそれよりも離れて使えば解決する。声の仕事に真剣さがないんだな、とこれも論外扱いとなる。
・音量レベルがめちゃくちゃ
スタジオで録音したのなら音量が小さくてもクリアに増幅できるので問題ないのだが、宅録の人って完パケ納品が問われる仕事。それなのに音割れピーク届いているものとか、-20dBに全然届いていない声とか送られてくると、もう話にならない。完パケ納品できない人なんだなとか未経験なんだな、という判断になってしまう。
・声を削り過ぎてる
ノイズが多くなったからノイズリダクションで処理してるんだろうけど、やり過ぎて声の成分がカスカスになってるものって聞けばわかる。ノイズ処理に関しては慣れてない人は軽くかける程度にした方がいい。声の良いところまで削ってしまうというのは、声の仕事としては論外にしかならないはずなので。
別にネット上で公募したわけじゃないのにこういう音質で送ってくる人たちがいる。それもバカにならない割合で。
改善しないと!のまえに先ずは誰かしら知見のある人に聞いてもらうということをしてみてはどうだろうか?
納品したことがある人とお話ができる程度の距離感になっていたり、ワークショップなどで知り合ったりしていれば、そこまで難しいことでもないだろう。
自分の声なんて基本的に話している感覚と録音した感覚ではズレる。ズレるのがわかっているのに自分の耳で判断なんてできるわけがないのだ。
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教える立場なのでできる限りはワークショップなどで教えた内容を説明していこうかなと。地方の人やワークショップに事情があって参加できない人たちへのサポートが今後もやっていければと思っています。