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【子育て】「好き」の正体、ちゃんと見えてる?

恐竜が大好きな息子が3歳の頃
恐竜博物館に連れて行ったら、
まったく興味を示さなかったw

あんなに恐竜が好きだったのに。

毎日、
「ティーレックスはね!」
「こうやって歩くんだよ!」
「ガォーーー!!」
ってやってたのに。

恐竜博物館では、
骨には興味なし。

唯一食いついたのは、
ガォーーー!!
と動くティラノサウルスの模型。

そこで私は思った。

「あれ?」もしかして、
「恐竜が好き」って、
私が思っていた意味と違う?


そもそも、「〇〇が好き」って、
ものすごくざっくりした言葉なんだよね。

例えば私。

私は、
バレーボール中継が異常に好き。

これはもう、かなり好き。

テレビでバレーボールの試合をやると知れば
「おっ!」となる。

日本代表戦なんて始まったら、
必ず見る。

そして気づいたら、
結構な時間見ている。

なんなら、
「この試合、終わるまで見たい」となる。

じゃあ私は、
スポーツ観戦が好きなのか?

と言われると、
全然そんなことないw

野球中継?
ほぼ見ない。

サッカー?
ワールドカップみたいな大きな大会なら見る。

でも、普段からサッカーを
追いかけるとかはない。

他のスポーツも、
「別に……」である。

なのに、
バレーボールだけ異常に好き。

なんで?w

じゃあ、
「そんなにバレーボール好きなら、
ママさんバレーやってみたら?」
と言われたら?

絶対やらないw

いや、本当に。
絶対。

誘われても、
「いやいやいや」と断るだろうw

そもそも私、
バレーボール経験もない。
体育の授業でやったくらい。

なのに、
バレーボールを見るのは大好き。

でも、バレーボールをやるのは
好きじゃないのだ。


これ、よく考えたら面白い。

私は、
「バレーボールが好き」なんだけど、

細かくすると、
「バレーボールをする」のが
好きなわけではない。

「バレーボールを観る」のが好き。

でも、
「バレーボールなら何でもいい」のかというと、そうでもない。

たぶん、
試合を見るのが好き。

さらに言えば、
ボールがものすごい勢いで
行ったり来たりして、

「今のすごっ!」
「拾った!」
「そこ決めるの!?」

みたいになる、
あの展開を見るのが好き。

もしかしたら、
「応援する」のも好きなのかもしれない。

「日本、頑張れーーー!」
ってテレビの前で言うのも好きw
日本チャチャチャだ!

つまり、
「バレーボールが好き」
を細かくしていくと、

バレーボールを見るのが好き

試合を見るのが好き

あのスピード感が好き

ラリーが続くのを見るのが好き

点が入ったときの興奮が好き

日本代表を応援するのが好き

……

みたいに、
どんどん細かくできる。

そして、
「バレーボールをやる」は、
好きじゃないw

これって、
子どもも同じなんじゃないかなと思った。

例えば、
「恐竜が好き」と言っても、
恐竜の骨が好きとは限らない。

恐竜の名前を覚えるのが
好きなのかもしれない。

恐竜の絵を描くのが
好きなのかもしれない。

恐竜のフィギュアで遊ぶのが
好きなのかもしれない。

恐竜になりきるのが
好きなのかもしれない。

動く恐竜を見るのが
好きなのかもしれない。

恐竜の鳴き声を真似するのが
好きなのかもしれない。

恐竜の強さを比べるのが
好きなのかもしれない。

全部、
「恐竜が好き」なんだよね。

でも、中身は全然違う。

これ、
子どもの「好き」を見るときに、
結構大事なことなんじゃないかなと思う。

親はつい、
「この子は〇〇が好き」
と、ひとまとめにしてしまう。

そして、
「じゃあ、これも好きでしょ?」
と考える。

でも、
そこにズレがあることがある。

例えば、
「本が好き」と言う子。

じゃあ読書が好きなのかと思ったら、
実は、図鑑の写真を見るのが
好きなのかもしれない。

「英語が好き」
と言っても、
英語を話すのが好きなのか、
英語の歌が好きなのか、
英語の絵本が好きなのか、
外国の文化に触れるのが好きなのか。

全然違う。

「サッカーが好き」でも、
サッカーをするのが好きなのか、
サッカーを見るのが好きなのか、
友達と一緒にやるのが好きなのか、
ゴールを決めるのが好きなのか。

これも違う。

だから、
「〇〇が好き」と聞いたとき、

「へえ、何が好きなんだろう?」
と、もう一歩掘ってみる。

これ、結構面白い。

「恐竜が好き」なら、
「恐竜の何が好きなの?」
と聞いてみる。

もしかしたら、
「強いところ!」かもしれない。

「ガォーって動くところ!」
かもしれない。

「名前がいっぱいあるところ!」
かもしれない。

「恐竜になって遊ぶのが好き!」
かもしれない。

そして、
それが分かると、
親が用意するものも変わってくる。

「恐竜が好きだから恐竜博物館!」
じゃなくて、

「この子は動く恐竜が好きだから、
動くものを見せてみよう」になる。

「本が好きだから、たくさん本を買おう」
じゃなくて、

「この子は写真を見るのが好きなんだな」
と分かれば、写真の多い本を 
選ぶこともできる。

たぶん、
「好き」を見つけるだけじゃなくて、
「好きの中身」を見つける。

これが結構大事なんじゃないかな。

だって、
「好き」は、その子の興味の入口だから。

その入口がどこにあるのか分かったら、
そこからどんどん世界を 
広げられるかもしれない。

そして何より、
「うちの子、〇〇が好きなはずなのに、
なんでこれは興味ないんだろう?」
と不思議に思ったとき。

もしかしたら、
「〇〇が好き」という認識が、
ちょっと大ざっぱなのかもしれない。

息子の場合、
「恐竜が好き」ではなく、

「動いて鳴く恐竜が好き」
だった。

私の場合、
「バレーボールが好き」だけど、

「バレーボールを見るのが好き」
であって、
「バレーボールをやるのは全然好きじゃない」

同じ「好き」でも、
こんなに違う。

だから、
子どもが「これ好き!」と言ったとき、

「へえ〜」で終わらず、
「何がそんなに好きなんだろう?」
と、ちょっと観察してみる。

「好き」の中身を覗いてみると、
親が知らなかった、
その子だけの「好き」の形
が見えてくるかもしれない。

そして、その「好き」の正体が分かったら、
「じゃあ、これもやってみる?」と、
次の世界につなげてあげられるかもしれない。

……ちなみに私は、

バレーボールは大好きだけど、
ママさんバレーのお誘いは、
引き続き全力でお断りしますw

見るのは大好き。

でも、
やるのは違うw

好きって、
そういうものですw

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