No.1993 タイム・ショック!
「現金」には、「その時その場で持っている金銭。有り金」の意味もありますが、「利害の関係によって、すぐに態度や主張を変えること」の意味をも言うようです。
「川柳(五七五)を作ってみなさい!」
と言っても、指を折るばかりで、いっこうに投句用紙に書き込もうとしない彼らですが、
「『しばおじん』を上の句に据えて川柳を作りなさい!」
というと、指を折ることもなくスラスラ書き始めます。中には、二枚目を受け取りに来る子もいたりします。何とも現金なものです。
ところが、「川柳」というよりも、川に流してしまいたい「川流」のオン・パレードです。
「しばおじん いつもガミガミ うるさいな」
「しばおじん 角が出て来て でこぱっちん」
「しばおじん 卒業式は おぼえてろ」
等々、悔し紛れ、腹立ち紛れの意趣返しか?江戸の仇を長崎で討つとはこのことです。ほらね、「川流」でしょう?
「髭剃り機 壊れた日から 悪人相」
「ボサボサに なった髪の毛 臭そうだ」
「しばおじん 僕より元気 不思議だな」
「しばおじん 今日も元気 空元気」
の他、クラス担任だということも忘れての罵詈雑言(?)いや、揶揄至極な目に余る作品の、何と多いことでしょう?(「チコちゃん叱られる!」のナレーション風に‥。) ね!「川流」でしょう?
この「川流」、いや「川柳」をカミさんに見せたところ、
「ショックだわ!」
とのたまいました。そうじゃろ?なあ、そうじゃろ?なあ?
翌朝、
「生徒たちに、この歌を返してほしい!」
と言って玄関で手渡された用紙には、
「ひげそりは 壊れてません 無精だけ」
「くさくない むさいだけです その頭」
とありました…。
ぜーんぜん、妻から私へのフォローになっておらず、二重のショック(ダブルパンチ)で、却って「ヤブヘビ」になりました。これも「川流」か?
1990年(平成2年)の秋が始まった頃のお話でした。私は、まだ37歳でしたが、既に「オジン」の風格(?)を醸していたようです。
あのショックの日から36年が経ち、今や、押しも押されもせぬ、引き返すことも出来ぬ「オジン」、いや「オジイサン」になってしまいました…。
※画像は、クリエイター・英会話アッチェス Hsさんの「タイに遊びに行った時に、王族の避暑地で咲いていた黄色いお花です。蓮なのか睡蓮なのか分かっていませんが。」の1葉をかたじけなくしました。心が癒されるー!お礼を申し上げます。
