【読書】たのしいムーミン一家
※ネタバレあり。ご注意ください。
『たのしいムーミン一家』読了しました。

個人的に、1作目よりも2作目の方が読みやすかったです。キャラクターの名前や性格、地名の知識が入っていたからかもしれないですが、訳し方も前作とは違う印象を受け、私はこちらの方がスッと頭に入ってきやすかったです。(1作目と2作目では翻訳者が異なります。)
キャラクター一覧です。
公式サイトからお借りしました。
キャラクター診断なんてのもありました!
やってみたら、私はスナフキンでした🏕️
あらすじは、以下の通りです。
ムーミンたちは、山で黒い帽子を拾います。それは、中に入れたものの形や大きさを変えてしまう不思議な帽子でした。うっかり、ムーミンママがつる草をその中に入れて昼寝をしてしまったことで、ムーミン屋敷はジャングルに覆われてしまったり、帽子の中に入ったムーミンの姿が変わってしまったり…。物語の終盤には、この帽子の持ち主が現れ、ムーミン谷の人々との交流が描かれています。
以下、抜粋と感想です。
1.
スナフキンときたら、うまれたときから着ている古シャツ一まいで、すみからすみまで幸福だったのです。
『ムーミン童話全集② たのしいムーミン一家』
講談社p.27
以前と比べると物欲が遥かに落ち着いてきた私ですが、それでもやっぱり欲しい物はあります。(特にスキンケアグッズ🫶)
スナフキンの境地に達する必要はないかもしれませんが、古シャツ1枚で幸福なんて、素敵な心の持ち主ですよね。
2.
みんなでおやつを食べているときにムーミンママが言った言葉がこちら。
「わたし、きょうはなにか、とくべつのことをしたくなったわ。(中略)しょっちゅうおなじ場所にいるのは、あきあきしますもの。」
『ムーミン童話全集② たのしいムーミン一家』
講談社 p.86
自分の安心できる慣れた場所でゆっくり過ごすことも良いけど、違う場所へ行くと新鮮な気持ちになって楽しいですよね。こういうことを提案するムーミンママ、好きです。「特別なことをしたくなった」なんて素敵!
3.
アクシデントに見舞われたヘムレンさんが「なんで静かに平和に暮らせないんだろう」と呟いたとき、スナフキンが言った一言。
「生きるってことは、平和なものじゃないんですよ。」
『ムーミン童話全集② たのしいムーミン一家』
講談社 p.124
自分の人生を振り返ってみると、確かにそうだなぁと思いました。思い返すと辛かったことがたくさん。皆そうだと思います。ただ、それと同時に、戦後の時代を生きている私はずっと平和だとも言えるのかもしれません。
4.
おお、ムーミンとしてうまれて、お日さまがでているあいだ、波の中でおどりはねることは、なんと幸福なことでしょう。
『ムーミン童話全集② たのしいムーミン一家』
講談社 p.130
今まで「人間として生まれて良かった」なんて考えたことがありませんでした。この文を読んで、「人間として生まれて、誰かを思いやることができて、優しさのやり取りができることは、なんて幸福なんだろう」なんて思いました。人に優しくされたらすごく嬉しいし、こちらの優しさを相手が受け取ってくれたときもやっぱり嬉しい。
子どものいる方だったら、「子どもの成長を見られるなんて幸せ!」なんて思うんでしょうか。人間以外の動物は、あまり長く子どもと一緒にいられませんから。
おまけで2つ。
5.
みんなで海釣りをしたとき。
2時間も待っていたのでスノークのおじょうさんは退屈になってしまいました。
そのときにムーミンは、「この時間が1番楽しいんだよ。どの針に何が掛かるかわからないから。」と言います。空気が沈んでいるときに前向きな発言ができる人ってすごく素敵ですよね。
6.
スノークのおじょうさんは、ムーミンの膝の上に頭を置いて眠ったり、手を絡ませたりすることがよくあるようです。ナチュラルに甘えるスノークのおじょうさん、可愛いくないですか?
私の気になっていたキャラクター、モランが2作目にて登場しました!!全く話さないキャラだと思っていたら、普通に話しててびっくり。3作目以降も出てくるかな?楽しみです。
1作目『ムーミン谷の彗星』はこちら。
