ギャルになりたい/なれそうもない
ギャルになりたいとかなりの頻度で思う。でも、なれない。というか、なるための努力ができない。ダイエットしたいと言いながらメンチカツを食べているのと同じ。レベルの高い志望校を口にしながらゲームしているのと同じ。ギャルになりたいのに、ギャルになる覚悟ができていない。だから全然ギャルになれない。
一旦ギャルとは何か調べた。私はまず初めに定義を調べるクセがあり、もうこの時点でギャルっぽくない。
ギャル(gal)
女の子。若い女性。特に、明るく社交的で、流行のファッションを取り入れるなどの行動を通じ、感覚を共有しようとする女性についていう。
この文と私を照らし合わせると
・若い女性
・明るく社交的
は当てはまると思っている。一方で
・流行のファッションを取り入れる
・感覚を共有しようとする
はあまり当てはまらない。
他にも色々とギャルについて調べると「派手な髪色やヘアスタイル、露出度の高い服装、厚底靴、日焼けした肌などが特徴」「流行のファッションや言葉遣いを取り入れる」などが書かれていた。私は「黒髪ストレート、 よくわからない古着、ぺたんこ靴、日焼けしていない肌、比較的正しい日本語」なので、すごくギャルじゃない。
そしてもう一つ、こんなことも書かれていた。
「現代のギャルは、見た目だけでなく、内面も重視される傾向があるため、一概に“ギャル”を定義することは難しい」
いわゆる「マインドギャル」というもの。明るくて、ポジティブで、自己肯定感が高くて、意思が強くて、社交的で、好奇心旺盛。それこそが内面のギャル、である。
さて、私は今挙げたマインドギャルの要素は全て持ち合わせている。全然落ち込まないし、自分のことが好きだし、意志の強さで文章を書いているし、友達も多いし、好きなこともたくさんある。でも、全然ギャルっぽくない。定義から見ればマインドギャルなのに。なぜなのだろう。
私の中で「ギャル」に必要なものは無鉄砲さなのではないかと思っている。先々のことは考えず今を生きる、それが後々失敗となるとしてもあまり考えずに楽しいことを優先させる、みたいなマインド。
それが、圧倒的に足りていない。加えて、それを今から手にするのはなかなか難しい。
そうなると、やはりギャルになるには「形から入る」方が手っ取り早いのだろう。それなのに。それなのに私はギャルマインドの“意志の強さ”から、自分のビジュアルを変えようという気が全くないのだ。オワリ。
まず、髪を染めたくない。派手な髪色を「個性」とする時代はとうに終わったと思っている。一昔前なら青髪や緑髪の人は相当珍しく、個性的というラベリングをされていたのだろう。しかし、今や多くの若者が何かしらの色を髪に入れている。東京で暮らしていれば、銀髪だろうが虹色のヘアカラーだろうが「ああ」くらいにしか感じない。半分黒髪半分金髪でも「ああ、ヒカル系の。」としか思わない。とにかく髪を染めることはもう個性ではないから、わざわざ染めたいと思わないというのが私の考えだ。
次に、日焼けをしたくない。紫外線を浴び続けると皮膚がんのリスクが高まるらしいし。シミとかシワの原因になるらしいし。なるべく肌に負担をかけたくない。普通に。
日焼けをしたくないので、自ずとファッションも露出が少ないものを選ぶようになる。それに、見ず知らずの人にあまり肌を見せたくない。自分が着たい服を着ているだけなのに「セクシー」みたいな印象を抱かれることにかなり嫌悪感を覚える。結局着たい服がラインを拾わない服になっていく。(ラインを拾うって表現、かなり変だと思う。拾うってなんだ。)
そういえばネイルも無理だ。ボクシングをやっているので爪をあまり伸ばせない。以前ジェルネイルをしてみたことがあるが、伸びてきたときに包丁を持つといつもと感覚が違くて気持ちが悪かった。短い爪でいないと落ち着かない。生理的に、不可能。
最後に、流行を追うことに興味がない。
流行に乗る=流行に乗っている人全員と同じになる
ということだと思うので、全然嫌。本当に自分が好きなものではないものを取り入れて、「みんな」になることは芯の強さではないと思う。
ただ、流行を追うことが本当に好きなことである人間はいいと思う。それこそがギャルだと思う。私は違う。
一つ一つ、きちんと理由がある上でギャルのビジュアルになれない。
でも、日焼けした肌に金髪で、肩を出してミニスカートを履いて、ギラギラの長いネイルで、デカいカラコンにばさばさのつけまつげの女の子に、憧れる。覚悟さえあれば、あれになってみたいのに。
自分がギャルになるにはもう一つしか方法がない。ギャル側が私に寄ってきてくれるというやり方だ。
黒髪で、流行ってないメイクで、日々喫茶店に行って、ラジオを聴いて、劇場に行って、散歩をして、風景の写真を撮って、本を読んで、ご飯を作って、インディーズバンドのライブを観て、中野ブロードウェイでよくわからない冊子を買って、思ったことを文章に書く。これらをギャルがやるようになったら、これらをやることが「ギャル」になったら、私は、それはそれはギャルだ。
ギャルについて調べているときに「時代に寄ってさまざまな変化を遂げている」と書いてあった。果たして、奥森ギャルの時代、来るか…………………!

これより下はこの先1週間であったこと、感じたことなどを書いています。今回は短いエッセイがたくさん並んでいる感じかも。興味があったら覗いてみてください。
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7/11-7/17の思い出について。
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