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幸子さんへの手紙 十三 月夜のあなた

幸子さん。もしもあなたと暮らせるなら……秋には何をしましょうか。

……やっぱりまずは、二人で山に登って、紅葉を見に行きましょう。

風に吹かれて散りゆく紅葉の葉の中に、ひっそりと佇むあなたの姿は、まるで浮世絵のよう。


秋の夜には縁側に並んで座り、団子を食べながら……まんまるなお月様を眺めましょう。

ふと目を伏せたあなたの横顔が、月明かりに照らされて、ぼくは息を呑むのです。


虫の音が、遠くの方で鳴っています。



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