高市首相の「手の痛み騒動」の矛盾点を医学的見地から検証してみた
投開票前の最後の日曜日である2月1日、文春砲の「裏帳簿疑惑」や「円安ホクホク発言」についての説明に追われる可能性がきわめて濃厚であったNHKの討論番組『日曜討論』への出演を、高市首相は土壇場でキャンセルしました。
その理由は当初「腰痛」だったとの情報もありますが、その後、腕だか手だかに二転三転して、けっきょく、以下のご本人からの「公式発表」によって、熱烈な支援者と握手したさいに手を強く引っ張られた、持病の関節リウマチもあって手が腫れてしまった、とされました。
私の怪我についてご心配をいただいております。ありがとうございます。
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) February 1, 2026
実は、ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。
関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました。…
「私の怪我についてご心配をいただいております。ありがとうございます。 実は、ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。 関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました。 急遽医務官の方に来ていただき、お薬を塗っていただき、しっかりテーピングもしていただきました。 今日も皆様に自民党の政策の大転換についてお届けするべく、岐阜、愛知に伺います。」
この一連の「騒動」に、少なくない人が疑問を呈しました。それは握手で引っ張られたことによって腫れたにせよ、持病の悪化にせよ、TV討論会は欠席するほどの痛みなのに、なぜ応援演説のための地方遠征には行けたのか?という点が、あまりに不自然だからです。
じっさい以下の映像をみると、腫れて痛いとされた右手をぶんぶん振り回している様子が見てとれます。
写真ではなく動画を出せとの高市早苗支持者と思われる方からお怒りやご指摘があったので、日曜討論会を欠席したその日の昨夜17:30ごろの名古屋観光ホテルで関節リウマチの右手でマイクを持つ以外に、右腕も動かせるぐらいまで回復した高市さんの姿です。 pic.twitter.com/nX33Jm39i4
— 仁尾淳史 (@atsushi_mic) February 1, 2026
しかしこの不自然さを指摘すると、多くの高市支持者と思われる人たちから、「リウマチ患者を揶揄するな」と、それこそ判で押したような反論が噴出してきます。
なかには医者の肩書を名乗るアカウントでさえ、まことしやかに「嘘だと言っている者はリウマチを理解していない」などと、なんら医学的見解を述べることなく、感情的に(それともなんらかの政治的意図を持って?)指摘者を揶揄しているのを見かけます。
そこで今日は、この高市首相の「手の痛み騒動」を医学的見地から検証することによって、数々の矛盾点を洗い出し、これらの「感情的な」人たちの誤りを「冷静に」指摘していきたいと思います。

まず「受傷機転」から考察をくわえます。先の“公式発表”ののち、「ハイタッチとかしていて、関節やっちゃった」と高市首相が街宣で述べた映像も出回っていますが、公式発表は上記のまま訂正されていないので、受傷機転は「握手で強く引っ張られた」として考察します。(そもそも受傷機転の説明が二転三転するというだけで嘘っぽいのですが、本稿ではそのような「予断」はいっさい排して、あくまで医学的見地から冷静に述べていきたいと思います)
【受傷機転と患部のミスマッチ】
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