【ネタバレ】ワルプルギスの廻天 長文感想&疑問(2回視聴)
本記事は映画「劇場版魔法少女まどかマギカ ワルプルギスの廻天」のネタバレを多分に含みます。ネタバレしたくない方はブラウザバックお願いします。
また、お断りをしますがあくまで個人の感想なので、その点にご了承いただける方のみお読みください。
①8/30 感想(長文…)を追記しました
②2回目視聴後を追記しました
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まえがき
いやぁ、どこかに吐き出したくて。そう思ってる人、多いんじゃ無いかと思う。
何故なら、公式から「ネタバレしないで」のお願いが出てるから。
何か大手を振って発信できないと言うか、モヤモヤする気持ちのやり場がない、そんな中の一人です。
って言うか、ネタバレ防止する程の内容じゃ無かった気もするけど、、、

今回の映画、正直に言うと、両手を挙げて「面白い」と言える内容ではなかった。人にオススメ出来るかと聞かれると、微妙、、、
開幕からのトカゲさん電話→魔獣とのバトル、までの部分はマジで良かった。IMAXで見たってのも有るけど、おおお!息を飲むとはこういう事か!
と思った。
でもそこがマックスだった。
その後は、なんか色々な情報が怒涛のように押し寄せてきて、マルグリート、新たな魔法少女、名塚底根、トカゲさん電話等など、沢山の素材を入れてぐるぐるかき混ぜて、もはや何の味なのか分からなくなったジュースみたいな。
甘いし、なんだかいい匂いもする、だけど何の味がわからない。美味しい、これが好き、とはならない、みたいな。
しかも鑑賞後に色々疑問が出て、吐き出せなくて悶々としたので、チャッピーと壁打ちして自分を納得させた。
シンプルに、もっと見滝原組を出して欲しかったなーと感じた。
疑問
トカゲさん電話の目的
魔法少女を作りたくない→魔女化させたくない→円環の理に刺激を与えたくない
感想:いや、だったらほむらが精力的に魔獣狩りを自分ですればよくね?シーンとしては見ごたえあるし、謎の魔法少女!って公開前に話題になっていた眼鏡っ娘が一見さんだとは…
鹿目邸に大量に出現した電話はトカゲさん電話?
ほむらの世界では「外部との接続」が電話という形で現れる。ワスが侵入したことで、その電話が異常増殖した。
感想:あ?マジで?あれってトカゲさん電話じゃないの?見た目的にどうなんだろ?解析組とか居ない?教えて欲しい
※2回目視聴後:ダイヤル部分が歯車のデザインになってたので、ワスの電話で確定ですね
歯茎チェックは何?
ワスは人間社会から完全にズレた存在なので、口を開けて身体を確認するという行動を、本人はそれほど異常だと思っていないのかもしれない。
ワスは
噴水で寝ている
人の家に勝手に入る
電話を大量に出す
他人の口をめくる
と、奇行が目立ちます。物語上ではワスの人外的な距離感・確認行為と、演出上での神・悪魔・魔法少女という記号の下にある生身の肉体を見せる、と言う2つの意味を重ねている可能性が高そうです。
そしてまどかだけなら「マルグリートか確認した」で終わるが、ほむらにも同じことをすることで、まどかとほむらを同列に置いている。二人とも、神でも悪魔でもなく、 歯茎まである一人の少女だと。
あの妙に気持ち悪いカットはそのためにわざと入れた可能性が高いと思います。
感想:あー、人間かどうか確認してるってことか?普通の人ならあんな事やらないけど、それによってワスは「普通の人間じゃ無い」って表現したってことね
まどかがほむらに同じ質問をしたのはどんな気持ち?
「貴女はこの世界が尊いものだと思う?」
ほむらがまどかに対して
「あなただけが犠牲にならなくても良い」
と言う気持ちで言っていたセリフを、逆にまどかから返すことで
「ほむらちゃんも、私のためだけに生きるんじゃ無くて、ほむらちゃんとして生きて」
と言う意趣返し。
感想:分かるかーい!てか、普通にそのまま言えば良くね?そんな意味で言ったん?
ほむらが言うのは分かる。あの娘は何でも意味深に言いたい子だから。
でも、まどかってそんな性格の子じゃ無いじゃんか。
まどかがベンチから消えたのは円環の理に戻った?
円環の理に戻ったという解釈もあるが、巨大まどかに何かを告げ、その後に去っていく描写があったので、別存在として分かれたうえで、現世界からは存在がなくなった。
感想:え、分からんて。結局無意味じゃん。分かれたとして、ほむらはまどかいないと結局は駄目なんでしょ?
悪魔に身を墜としてまで、まどかの人格を引っ剥がしたのに。
※2回目視聴後:やっぱり意味不明。円環の理と決別したようなシーンがあるから、まどか人格として残ったはずだと思うのに、なぜ消える??
名塚底根は魔女化するための装置。何故消滅せずに理の外側にある?
まどかは「魔女を生み出さない」と願ったのではなく「生まれる前に消し去る」と願ったので、名塚底根を理から外した。隔離した。
感想:まあ、正直後付けだよね。パンフレットでも「反逆のあとどうする?って所にイヌカレーさんのネタ帳でイメージが膨らんで」みたいな話が書かれていたし。
そういうものね、って思うしか無いかな。神浜と似てるよね、本筋とは別次元、みたいな。
なぜ、なぎさは記憶を失っていないのか
反逆では、なぎさは無邪気に走っているだけで、さやかだけがほむらに食ってかかっていた。そのため、ほむらがさやかだけを危険視して記憶を消した。反逆でのバックアップ的な発言の伏線回収。
感想:あー、なるほどね。いやでもさ、だとしたらさ、なぎさはどれだけキレ者だよ。
知っててあの無邪気さなら、逆に怖いよ。って思う。
今の世界が満足してるから。後は知らん、みたいな事を言ってたが、大分スレた子供だなぁ、、、
お菓子の魔女はチーズ生み出せないのでは?
既に円環の理によって魔女は作り替えられているため、過去のシャルロッテとは違う。チーズを欲し続けるのに、チーズだけは作れない、と言う呪いから解放されているため。或いはチーズ的な別の何かであり、チーズへの憧れを具現化しているだけ。
感想:えー、無理くない?そんなん言ったら何でも有りになるじゃんよ。
でも、なぎさ突撃→みんな大好きティロフィナーレ!の流れは良かった。笑ったわ。
何故、見滝原組と名塚底根組はほむらの背中を押したの?
さやか・・・まどかの救済は尊いもの、と考えていたが、一人の友人として考えればほむらに同意した
杏子・・・ひとりぼっちにはさせない、まどかを救いたいという気持ちはほむらと一緒
マミ・・・?
丁香・・・円環の理を戻したい
※2回目視聴後:円環の理では無く、まどかの人格に触れて救われたから
ワス・・・自己犠牲で失敗している。全員を救うおうとした結果、自分を失って魔女化した。その経験から、同じ事をしようとしているまどかを救おうとしているほむらに理解
※まどかの人格にマルグリートとして救われたから。
感想:ふーん、うーん、説明不足じゃね?そこまで掘り下げての説明無かったよね?
場面的にはアツい箇所だし、嫌いじゃ無い。でも観てる時にそこまで理解出来んて。
2回目視聴後:てか、ハグされただけで寝返る丁香とワス、ちょっとチョロ過ぎじゃない?
マギレコ(神浜)との関係は?
神浜も円環の理から外れた例外領域、つまりシリーズとして例外領域が存在しうることは既に説明されていたため、名塚底根が例外領域だったことにも説得性がある。
円環の理、ドッペルシステム、名塚底根、の3つの仕組みが同時に存在する。
感想:フムフム、そうなの?いや、そうなのね。まあそういうものとして理解するか。時期的には廻天の方が先らしいから、廻天をヒントにマギレコ作ったんかなぁ?
エンドロールの足跡
黒い足跡=ほむら、白い足跡=まどか、途中の猫はエイミー、トカゲ足跡はトカゲさん。
感想:まあ、これはそうだろうなと思った。途中で離れたり共に進んだり、最後はまた離れて、はこれまでの二人の足跡なんだ、と。いや、エンドロールでやる?頭の方に入れてよと。最後に入れるなら、次回への布石にするとか。
最後のキュゥべえは何が興味深いと言った?
名塚底根を利用して負のエネルギーが利用できそうだと考えた。
感想:ああ、そうなんや、そう言えばそんな設定だったね、君。てか劇中で名塚底根に来てなかったっけ?キュウべえ。あれ?どうだっけ?
2回目視聴後:途中で何度か訪れていた。あとセリフは「これは素晴らしい発見だ」みたいなのだった。キュウべえって、今回何もしてなくて名塚底根ゲットしただけの漁夫の利夫さんやん
最後にトカゲさん電話を取ったのは誰?
誰が取ったのかは不明、名塚底根=円環の理の外に電話が繋がったことが重要。次回へのヒキ。
感想:いやー、そうね、そうね、これで終わりじゃないよね、次回作あるよね、新たな始まりって言ってるしね。
最後に
音と映像は凄く綺麗だったと思う。クマ耳マミさんは至高。
ただ、全体を通して説明不足感とか、ゴチャッとした感じは否めなかった。明確に盛り上がって、すっきり、みたいなのは無い。
反逆で言うとほむらマミの対決シーンみたいなのが見たかった。
まどか魔女が史上最強、って感じもしなかったし、皆で共闘するシーンをもっとダイナミックに描いてくれたらなー。
ワルプルギスの正位置とか見たかった。それに加えて悪魔ほむら、人魚さやか、ホーリーマミさんとかで共闘して抗うとか。無理かなー、良いじゃん、劇場版だからさ、オールスター的な感じで。それだと杏子が少し見劣りするか?
次回への強いヒキまで入れてるからさ、長年待ってこれ?みたいな感想はでちゃうよね、どうしても。もっと盛り上がりたかったよね。
ちよっと、改めて二回目の視聴したくなっちゃう。サブスクまで待てるかなあ、、、
9/12までネタバレ禁止ってことは、その辺りで次回作の発表でもして欲しい。
また13年待たされたら死んじゃう。
①8/30追記
色んな人の記事やYouTubeなどを見て、改めての感想など。蛇足。
概要
パンフレットで、前後編に分ける、TVアニメでやる等の案もあったと知った。
情報過多の今作、新魔法少女の必要性(特に丁香は居なくても話に支障がない)、見滝原組の活躍シーン少、心理描写希薄等が低評価の一因になっていると思う。
ここまでやるなら、前後編/TVでやってくれよ。
パンフレットに「ネタバレチュウイ」ってあり、視聴後に知ったからなおさら「そちらで見たかった」と思ってしまった。
時間の都合上、説明だけじゃなく、キャラクターの心理描写すら削られてるのが問題。
・ほむらが一度まどかを諦める
・さやかがほむらを後押しする(反逆の反転)
・マミや杏子もほむら側に立つ
・セルマが円環の理を拒絶する
・丁香が現世へ出てきた意義
・ワスがまどかをマルグリートと誤認する
・最後には名塚底根側までほむらを後押しする
という、本来ならそれぞれ一つずつ山場になり得る心理変化があったはず。だけどその大半が「そうなった」結果で提示されるのみ。
「なぜ?」「これはこういう意味?」「この心理変化は何がきっかけ?」
とこちら側が補完しないと話が理解できない。まどマギらしい考察の余地かもだけど、意図的な余白と、尺不足による説明不足とは違うよなと。
紫丁香の必要性
正直、丁香はいなくても本筋が成立する。
ワスは、ワルプルギス/マルグリート/名塚底根という映画タイトルそのものに直結するので外せない。
セルマは「円環の理による救済を望まない魔法少女」という重要な反例で、
まどかの「すべての魔法少女を救う」という願いが、普遍的な正解では無いと突き付けるキャラクター。
一方、丁香は貧困や境遇の格差への怒り、円環への執着、現在の魔法少女への反感など、面白い要素は持っているけれど、今回の主要テーマのどれかを丁香でなければ成立しない形で担当しているかというと弱い。
つまりワス+セルマだけでも
・円環に救われたい者
・円環に救われたくない者
・円環そのものを担ったまどか
・円環からまどかを奪ったほむら
という対立構造は成立する。丁香を効果的に使うなら、もっと尺が必要。今だとまどかの人格を肯定するって言う、ワスと殆ど役割が同じになってる。
時間短すぎ問題
新魔法少女を登場させるために尺を使う→ しかし掘り下げる尺はない→ 本筋への不可欠性も感じにくい、となっちゃってる。
そして、その皺寄せが見滝原組に来ちゃった。これも低評価の要因としてかなり大きいと思う。正統続編として一番見たかったのは、見滝原組が叛逆後にどうなったか、なんだよね。
ところが新キャラクターと名塚底根の説明にかなり尺を使って、見滝原組は後半になるほどゲストキャラみたいになっちゃってる。
マミや杏子なんか、「何を考えて、何を乗り越えたのか」というドラマが全く無い。
最終盤の「もう一人ぼっちじゃない」は凄くいい台詞なのに、そこへ至る杏子→ほむらの心理的な積み重ねが分からない。
もしTVアニメだったら(妄想)
TVシリーズなら12話くらい使えて、全部エピソードとして描ける。悠木碧さんもインタビューで話しているように、まどマギの魅力の一つは、ファンタジックな世界の一方で、心理描写を徹底して現実的に描いていることなんだから。今作は心理描写が追い付いてない。
https://mantan-web.jp/article/20260824dog00m200066000a.html?utm_source=chatgpt.com
もし前後編なら(妄想2)
劇場前後編・各100~120分なら相当改善できたと思う。前編を「ほむらの世界+新魔法少女+名塚底根への到達」、後編を「マルグリートの過去+ワルプルギス+円環の理+まどかとほむら」にする。
そして、前編の最後に名塚底根の正体/ワルプルギスの起源を持ってくれば、劇場作品としてもちゃんと強い引きを作れたと思う。
まとめ
今作は映像作品としてものすごく密度が高い。その密度を「すごい」と感じる瞬間も確かにある。特に序盤は本当に良かった。でも物語としては、情報密度を上げた代わりに、感情が熟成する時間を削ってしまった。
叛逆は話が複雑でも、最後にはほむらがあそこまでした理由が、感情として強烈に残った。だけど廻天は見終わったあと、「名塚底根とは?」「ワスとは?」「あの場面はなぜ?」という設定上の疑問の方が先に出てきちゃう。これが、カタルシスの薄さとも直接つながっていると思う。
もし前後編だったら、かなり評価が変わった可能性があると思う。特に後編をほぼ「まどか・ほむら・見滝原組の感情の決着」に使えていたとしたら、続編としての満足感は相当違ったんだろうなーと、考えてもしょうが無いと思いながら、長文を書き殴ってしまう。
ああそれにしても、未練たらしく長々と書いちゃってて、我ながら本当に気持ち悪いな、とは思う。
だって凄く期待してたんだもの!しょうが無いじゃんか泣
②2回目視聴後
イオンの感謝デーで1100円だったので、我慢できずに2回目視聴。
その感想。
公式がネタバレ禁止としているが、逆効果じゃね?それが証拠に、2回目はストーリーやキャラクターの行動をある程度理解していたため、映像を楽しむ余裕があった。
初回は説明不足を視聴中に補完するために脳のリソースを使わせられ、感情が弱められてしまってた。
最後にさやか達がほむらを後押しする理屈としては
「円環というシステムではなく、鹿目まどか個人を救おう」
なので、ものすごく良い場面。しかも叛逆とはさやかが反転して、今度は背中を押す。本来ならかなり泣かせられる場面。
でもそこで、こちらとしては
「え? さやか、いつそこまでほむらを理解した?」
と考え始めちゃうので、感情が一段止まってしまう。ほむらが諦める場面も同じ。
本来なら、何度もループして、ずっとまどかだけを求め続けた末に、初めて手を離そうとする。という、とんでもなく重い場面。なのに
「え?え?なんで急に諦めた?」
てなっちゃう。
作品としてかなりもったいないと思う。理想は、初見でも感情で直感的に理解できる。理屈を考えるとさらに深い。だと思う。
説明や描写不足により、キャラクターの行動理由を考えないと感情まで理解できない状態になっている。
追加疑問
2回目でまた新たな疑問が、、、
セルマはなぎさの介錯後になぜ復活してる?
マジでこれは意味が分からない。ソウルジェムが砕かれて、崩れて消えたはずなのに、その直後に覗き見ているシーン。生きとったんかワレ?!状態。魔法少女じゃなくて魔女っ子だからか?何か特殊な能力があるのか?

さやかをなぎさが呼び戻す場面
不貞腐れて帰ったさやかを速攻で呼び戻しに来るなぎさ。呼びに来る理由も分からないし、呼びに来るの早いし、さやかもすぐ戻る。詰め込み過ぎでマジで意味が分からなかった。せめて、さやか離脱→苦戦→呼んできて!→呼びに行く→葛藤→ピンチに登場、くらいやってよと。
あとがき
いや、もう本当に勿体ないなと思う。まどマギって言うIPと、待望の新作!って期待感が有ったのに、残念無念。流石に3回目はサブスク待つかな。次回作はよ。
あ、やっぱり冒頭部分は最高でした。IMAXで見てない人はあそこの場面だけでもIMAXで見て欲しい。

