妻に趣味があったことを、俺は結婚後ずっと忘れていた
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先週末、押し入れを整理していたら、ヨガマットが出てきた。
妻のものだ。
「いつからここにあったの?」と聞いたら、「長男が生まれる前まで使ってた」と言われた。
5歳と2歳の子どもがいる今、5年以上しまいっぱなしということになる。
妻は毎週ヨガに通っていた
付き合っていたころ、妻は週1回ヨガスタジオに通っていた。「終わったあとスッキリするんだよね」とよく言っていた。俺はそれをぼんやり聞いていた。
妻には好きなこと、続けてきたことがあった。それは育児と家事の合間に消えてしまっていたわけじゃなく、消えさせていたのかもしれない、と今は思う。
「子どもができたらそういうものだろう」と思っていたけど、本当にそれでいいのか、と初めて考えた。
趣味が消えたのはいつだったか
長男が生まれた年、妻はヨガスタジオに行けなくなった。授乳のスケジュールと、俺の帰宅時間と、一人で外出できる時間を合わせるのが難しかったから。次男が生まれてからは、さらに余裕がなくなった。
俺は「仕方ない」と思っていた。子育て中は二人とも趣味の時間が減る、と思い込んでいた。でも俺は会社の昼休みにYouTubeを見て、週末に友人とゴルフの話をしている。
「二人とも」という言い方をしていたけど、実態は「妻だけ」に近かったかもしれない。
「俺が子どもを見る」の意味を考え直した
俺が休日に子どもを連れ出すとき、正直なところ「妻を休ませてあげている」という感覚だった。でもそれって少し違うと思い始めた。
妻が自分のための時間を使えるかどうかは、俺が子どもと向き合う時間を作れるかどうかで決まる。「休ませてあげる」ではなく、「妻が自分のことをできる環境を俺が作る」という話だ。その視点が抜けていた。
連れ出す時間を週1回固定することで、妻は「今日は自分の時間がある」と前もって計画が立てられる。「気が向いたとき」では人は動けない。特に育児で毎日の段取りが詰まっている人は。
じゃあその時間、妻には何か選択肢があったほうがいい。調べてみたら、SOELU(ソエル)というオンラインヨガが出てきた。スマホやPCのビデオ通話で、インストラクターのレッスンを自宅から受けられる仕組みらしい。
まだ妻には話していない。先に「俺が曜日を固定する」実績を作ってから、出したいと思っている。
「家でできる」という可能性を考えた
ヨガマットを片付けながら、妻に「またヨガやりたい?」と聞いてみた。
「スタジオに行く時間は取れないけど……」と言ってから、「家でできるのがあったら面白いかも」と言っていた。
SOELU(ソエル)は朝5時から深夜25時まで開講していて、ヨガ・ピラティス・ストレッチなど月6,000種類以上のプログラムがあるらしい。ビデオ通話形式だが、自分の顔を映さずに受けられる「ギャラリー枠」という受け方がある。久しぶりに体を動かす人間が「画面に映りながら」受けるのは心理的に重い。それがないなら、始めやすいと思った。俺が子どもを連れ出している間でも時間帯は問題ない。
「妻が自分のことをできる環境を作る」が、ここで初めて具体的なイメージになった。
「忘れていた」と気づいたこと
妻が結婚前に何が好きだったか、俺はちゃんと答えられるだろうか。
ヨガ、映画、料理の本を読むこと……付き合っていたころは知っていたはずなのに、「子育て中の妻」しか見えていなかった。「趣味を持っていた人間」としての妻を、5年間ずっと見ていなかった。
ヨガマットを戻すとき、妻が「まだ捨てないで」と言った。まだ使いたいと思っているってことだから。それを聞いて、俺は少し安心した。諦めていたわけじゃないんだな、と。
まず週1回、曜日を固定して子どもたちを連れ出す。その時間に妻が何をするかは妻が決めればいい。SOELU(ソエル)には100円で受け放題のトライアルがあるそうなので、それを試してみるのもいいし、ただ昼寝するのでもいい。俺の役目は、妻が選べる時間を作ることだけだ。
あなたの配偶者が「子育て中に諦めたもの」、あなたは知っていますか? よければコメントで聞かせてください。
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