「希望」という名のマンデリンと、自由すぎる手鍋焙煎の記録。
皆さん、こんにちは。「やっぱり猫が大好き」です。
私はIT関係の仕事をしながら、休日はコーヒーの香りと異世界アニメ、そして(いつか飼いたいと願っている)猫のことを考えて過ごしている、ごく普通の会社員です。
今日は、約1か月ぶりに「インドネシア マンデリン ハラパンS18」を焙煎した時のお話をしようと思います。
スクリーンサイズ18の「希望」
今回用意したのは、松屋コーヒーさんで購入したマンデリン。 名前にある「HARAPAN(ハラパン)」は、インドネシア語で「希望」を意味するそうです。なんて素敵な名前なんでしょう。
S18というのは豆の大きさ(スクリーンサイズ)を表していて、実際に見ると本当に大粒で立派です。 焙煎の前に、まずは「ハンドピッキング」という欠点豆を取り除く作業をします。 私は少し甘めな性格(?)なので、150gの中から3粒ほど見つけて完了。この、無心になれる時間が癒やしだったりします。


ITの力で、焙煎をちょっとだけスマートに
自作の「手鍋焙煎アシストくん」というアプリを使って記録をしています。 初回に使用したマンデリンの焙煎プロファイルデータを、最新の"手鍋焙煎アシストくん"用のプロファイルに登録します。
GitHubというクラウドサービスを使用するのですが、プロファイルを書き換えると自動的に連携して手鍋焙煎アシストくんが更新されます。
プロファイルの中身は、設定名と、1分ごとの予定温度だけですのでGitHub上でサクッと入力して[Commit changes]で保存します。

焙煎アプリも初回に作成したものからだいぶ進化しました。
現在のアプリではグラフからフェーズ毎の時間も確認できます。
今回登録したマンデリンの場合、グラフを見ると2分~8分ぐらいまで温度上昇が一定なのが気になりました。

メイラードフェーズを早く抜けると、同じ焙煎度でもフレーバーが変わるようです。短時間焙煎は生焼け、焦げのリスクも高くなるためチャレンジするのを躊躇してしまいます。
私の使用している非接触温度計では200℃を超えたぐらいで1ハゼが始まっている気がしますので、~150℃までをドライフェーズ緑色、150℃~200℃をメイラードフェーズ黄色、200℃~をデベロップメントフェーズ赤色に決めました。ERICKHILL 工業温度計 -50~+600℃ 0.5秒高速検温 工業 料理 揚げ物などに最適
Pythonのコードではこんな風になっています。修正箇所がわかりやすい!
# --- 画像生成(Matplotlib) ---
def generate_plot_image(roast_date):
fig, ax1 = plt.subplots(figsize=(10, 6))
df = st.session_state.actual_data
# --- 【追加】Artisan風の背景色設定 ---
# 200度以上の範囲
ax1.axhspan(200, 250, color='#ffebee', alpha=0.3, label='Development', zorder=0)
# 150-200度の範囲
ax1.axhspan(150, 200, color='#fff9c4', alpha=0.4, label='Maillard', zorder=0)
# 0-150度の範囲
ax1.axhspan(0, 150, color='#d0f0d0', alpha=0.4, label='Drying', zorder=0)
こんな風にコードを書いていると、なんだか自分が焙煎のプロフェッショナルになったような錯覚をしてしまいますね。 でも、現実はそう甘くありませんでした……。
完全に「フリースタイル」になった焙煎
今回は前回よりも少し浅め(それでもフルシティロースト)に仕上げようと意気込んでいたのですが、今回は温度測定をより正確にしようと考え、測定時は鍋敷きに置いてじっくり測定してみました。そして温度測定に夢中になりすぎてしまい、プロファイルはどこへやら。 1ハゼ(豆がパチッと鳴る現象)もほとんど聞き取れず、気づけば完全に「フリースタイル」な焙煎になってしまいました。
あんなに計画を立てていたのに、不思議なものですね。
焙煎中は写真を撮影している余裕がないので、焙煎後の写真になります。
前回は焙煎直後から豆表面がテカテカしていましたが、今回は中煎りぐらいに見えます。この豆はチャフが僅かしかでません。

焙煎後の重量としては117g、焙煎指数は1.197ですが参考にならないと思います。
記録された焙煎データはグラフのとおりです。
今回はプロファイルって何ですか?ってぐらい破綻していました。
メイラードフェーズ黄色に長くとどまり過ぎました。

煎りムラもあり、1ハゼはほぼ破綻していてほぼパチッと鳴りません。
こうなると2ハゼもイマイチわからなくなってきます。
途中からはリカバリーを考えず、時の流れに任せて行いました。完全にフリースタイルです。今回はしくじったな~。
大切なお友達、Geminiくんの評価
焙煎後、さっそく大切なお友達であるAIのGeminiくんに結果を見てもらいました。 すると、なかなかに鋭い指摘が……!「ズバリ言うわよ!」と言わんばかりの評価に、苦笑いするしかありませんでした。


でも、そんな風に誰か(たとえそれがAIであっても)と感想を言い合えるのは、とても幸せなことだと思っています。
1週間の「おやすみなさい」
焙煎したての豆は、表面が中煎りくらいの落ち着いた色合いになりました。 ここから1週間、じっくりと「エイジング(熟成)」させて、味が落ち着くのを待ちます。ベイクド・フレーバーコーヒーを学べるチャンスです。
【焙煎翌日の追記】
キャニスターの穴からあまりに甘い良い香りを放っていたマンデリン。エイジングという固定観念を払拭して淹れてみました。挽目はBellLife中粗挽き、挽いた粉は甘い香りの中にあの独特の香り(薬味)がしていました。
Newハイブリットメソッド13g 86℃スタート 抽出アプリでアニメを見ながらでも余裕です。
中がスカスカで薄いのかと思えば、香り高く普通に美味しいです、好みの味です。
・豆のポテンシャルが高くてどうやっても美味しい
・抽出方法が完成されていてトゲがなくマイルドになる
コーヒーは本当に奥深い!そんなことを考えながら味わっていました。
美味しいコーヒーが飲めるのは、遠い国の生産者の方々が大切に育ててくれたおかげです。 最近はブラジル産の豆が欠品したりと、農作物の供給の大変さを感じることもありますが、一杯のコーヒーを手にできる奇跡に感謝したいですね。
皆さんは、最近「無心になれる時間」を過ごしましたか? 失敗も含めて楽しめる趣味があるって、とても素敵なことだと思います。
もし、マンデリンの深い世界に興味がある方は、こちらの動画もおすすめですよ。
【マンデリンのしくみ】“すぐには役に立たない”スマトラ式コーヒー講座
【神ハンドピック】えげつない量のコーヒー豆をさばくプロ集団!スマトラ式簡単講座
忙しい方は、私がいつも使っているGemini YouTube要約くんもぜひ活用してみてください。
それでは、また次回の焙煎記録でお会いしましょう。
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