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【シーホース三河】三河のアイデンティティ|自分達は何者であるのか

天皇杯決勝。三河にとっては喉から手が出るほど欲しかった「優勝」というタイトルだったと思う。試合後に西田選手が一人で座り込みながら何かを考えている姿が映し出されていたが、本当に勝ちたかったのが伝わってきた。

試合後の会見で、須田選手が「三河のアイデンティティがより明確になった大会だった」というようなコメントを残してくれた。決勝戦ではアルバルク東京に負けてしまったが、大会を通じて得るものは大きかったと思う。

「アイデンティティが明確になった」という裏には、今まではそれを信じる力が弱かったという意味も含まれると思う。日曜に控えるオールスター戦が終わればレギュラーシーズンの後半戦が始まっていく。普段の練習や試合でやるべきことは用意されているので、選手達はそれを実行に移すだけなのだが、「自分達のアイデンティティ」を強固にして練習や試合を実行するのと、どこか信じる気持ちが弱くなりながら実行するのとでは得られる結果も違ってくると思う。

プロスポーツ選手にとって能力の差というのは当然あるのだけれど、それよりも大事だなと感じるのは「自分を信じ切る力」だと思う。その力が日々の行動の質を変えていくんだと思う。

天皇杯の決勝も、試合内容としては悪くなかった。前半にイージーなシュートミスやパスミスが目立っていて、そこからリズムを崩してしまったが、選手全員が真剣にプレーしていたのは伝わってきた。試合には負けてしまったが、今後の三河の方向性を明確にするには十分な試合だった。

「自分が何者であるのか?」という問いの答えがアイデンティティだと思うし、シーホース三河にはそれが強固になりつつある。私自身も「世の中や周りの人に何を与えられるのか?」「身近な人に何を与えられる存在なのか?」を明確にしていきたい。

シーズン後半戦、三河というアイデンティティを強く持ったチームがどこまでいけるのか。選手個人の成長もさることながら、チームとしての成長も大いに期待できる状態であることは間違いないと思う。

数年前、宇都宮の比江島選手がCSで優勝した時に、ベテランの田臥選手と抱擁を交わして喜びをかみしめていました。そのような光景が三河にも訪れる日が来ると信じていますが、西田選手がチームメイトと喜びを分かち合っている姿を想像してしまいます。特に長年苦楽を共にしてきた、もう一人のエースであるガードナー選手と西田選手が抱擁している姿が見られることを信じて、これからの三河を応援していきたい。

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