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ミオ&マオが薬を嫌がる子どもへの飲ませ方のコツを解説

薬を飲もうとすると泣いてしまう、口から出してしまう、毎回親子で大騒ぎになる。

そんな時間が続くと、保護者も疲れ切ってしまいます。

でも、子どもが薬を嫌がるのは、わがままだからとは限りません。そして、飲ませられないのも保護者の努力不足ではありません。

子どもの発達や感じ方を知ると、少し違う向き合い方が見えてきます。

今回は、薬を嫌がる理由と、年齢に合わせた工夫をミオとマオが一緒に整理していきます。

▼この記事で分かること

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⏱この記事は約5分で読めます

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子どもが薬を嫌がるのは自然な反応


ミオ:薬を飲まないと心配なのに、毎回全力で嫌がられると、こっちも焦るんだよね。

マオ:そうなるよね。でも、薬を嫌がること自体は珍しいことじゃないよ。

ミオ:苦いからでしょ?

マオ:もちろん苦味は大きな理由だけど、それだけじゃない。
においや後味、粉のざらつきも子どもには強い刺激になるし、知らないものを警戒するのも自然な反応なんだよ。

ミオ:知らない食べ物を嫌がるのと似てる感じ?

マオ:近い。小さい子どもは自分で決めたい気持ちも育ってくる時期だから、無理に飲ませようとすると余計に嫌になりやすい。

ミオ:反抗してるというより、成長してる途中なんだ。

マオ:そう考えると、少し見方が変わるよな。

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年齢によって伝え方を変えてみる


ミオ:薬飲む時、ずっと同じやり方じゃダメなの?

マオ:発達段階で伝わり方が違うからね。
乳児なら安心できる雰囲気が大切だから、保護者が落ち着いて短時間で飲ませる工夫が基本になる。

ミオ:親が慌てると伝わっちゃうもんね。

マオ:幼児なら遊びを取り入れる方法もあるよ。
お気に入りのぬいぐるみに先に飲ませるまねをしたり、一緒に取り組める雰囲気を作ったりね。

ミオ:遊びになると気持ちが変わる子もいそう。

マオ:3〜5歳頃は想像力が豊かな時期だから、怖がらせる説明よりも、分かりやすい言葉や絵を使うほうが受け入れやすいこともある。
それに、自分で薬のボトルを持ったり、飲めたらシールを貼ったり、自分も参加できる役割があると前向きになれる場合もあるよ。

ミオ:飲まされるじゃなくて、一緒にやる感じなんだね。

マオ:そうそう。学童期になると体の仕組みも理解しやすくなるから、薬がどう役立つのかを一緒に考えたり、カレンダーで服薬を確認したりして、自分で管理する力を少しずつ育てていくことが大切なんだ。

ミオ:急に任せるんじゃなくて、少しずつなんだね。

マオ:研究でも、11〜12歳頃から本人が服薬管理を担う準備を始めることが一つの目安とされているよ。

⚠︎子どもの感じ方や伝わりやすい説明は、発達特性によっても異なります。薬だけに頼らず、その子が困っている場面から支援を考える視点も大切です。

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剤形に合わせると飲みやすくなることも


ミオ:粉薬しかないと思ってたけど、形ってそんなに大事?

マオ:意外と大事なんだよ。
粉薬なら少量の水で練って頬の内側にのせてから飲み物を飲ませる方法が使われることもある。

ミオ:なるほど。

マオ:シロップは必ず経口用シリンジなどで正確に量ることが大切。
家庭用のスプーンは大きさが一定じゃないから、薬を量る道具には向いていないよ。

ミオ:そうだったんだ。

マオ:錠剤は一般的に8歳頃から飲める子が増えてくると言われている。
味を感じにくくて、かえって錠剤のほうが飲みやすい子もいるんだ。

ミオ:粉しか無理だと思い込まなくてもいいんだね。

マオ:子どもによって合う剤形は違うから、困ったら薬剤師や医師へ相談してみるのも大切だよ。

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食べ物と混ぜるときのポイント


ミオ:ジュースやアイスに混ぜると飲みやすいって聞くけど、何でもいいの?

マオ:工夫として役立つことはあるけど、いくつか気を付けたいポイントがあるよ。

ミオ:どんなこと?

マオ:まず、混ぜる量は一口で食べ切れるくらいにすること。
たくさんの量に混ぜると、全部食べられなかったときに薬を十分飲めたか分からなくなってしまうんだ。

ミオ:なるほど。

マオ:それから、牛乳や白いご飯みたいに普段よく食べる主食へ混ぜるのは避けたほうがいいと考えられているよ。
もし薬の味が原因で、その食べ物自体を嫌いになってしまうと困るからね。

ミオ:毎日食べるものは守ってあげたいね。

マオ:そうなんだ。
薬によっては、酸味の強い飲み物と一緒にすると苦味が強くなるものもあるから、混ぜても大丈夫か迷ったら薬剤師へ相談してね。

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やってはいけない飲ませ方


ミオ:どうしても飲まないと、無理やり飲ませたくなることもあるよね……。

マオ:気持ちは分かるけど、泣いている子の口へ無理に流し込むのは危険なんだ。
気管に入ってしまい、誤嚥や窒息につながるおそれがある。

ミオ:それは怖い……。

マオ:それと、薬を “お菓子だよ” と伝えるのも避けたい。
薬を安全なお菓子と思い込むと、後で誤って大量に飲んでしまう事故につながる可能性があるからね。

ミオ:その場だけ乗り切ればいいって話じゃないんだ。

マオ:それから、抗菌薬は症状が良くなったからといって自己判断で途中でやめないことも大切。
飲み方で迷ったら、自分だけで決めずに相談してね。

⚠︎そもそも、子どもの風邪に抗菌薬が必要とは限りません。処方された理由や正しい使い方を知っておくと、服薬で迷ったときにも相談しやすくなります。

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吐いてしまったときはどうする?


ミオ:せっかく飲めたと思ったのに、吐いちゃったらどうしたらいいの?

マオ:まずは落ち着こう。飲んでから30分以内にそのまま吐き出した場合は、薬が十分吸収されていない可能性もあるから、再度飲ませるかどうかを主治医や薬剤師へ相談するのが基本だよ。

ミオ:薬によって違うんだね。

マオ:そう。だから自己判断で追加するより、一度確認するほうが安心なんだ。

ミオ:どうしても飲めない日は?

マオ:少し時間を空けたり、場所を変えたりして親子ともに気持ちを切り替えるのも一つの方法。
服薬は勝ち負けじゃなく、子どもの健康を守るためのケアだからね。

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困ったときは医療者と一緒に考える


ミオ:頑張って、それでも無理なら相談していいの?

マオ:もちろん。発疹や下痢など普段と違う様子があれば早めに連絡してほしいし、服薬した時間や症状を記録しておくと相談もしやすいよ。

ミオ:粉薬が無理なら?

マオ:錠剤や別の剤形へ変更できる場合もある。
その子に合った方法を一緒に探すのも医療者の役割なんだ。

ミオ:薬を飲ませることまで相談していいんだね。

マオ:もちろん。薬を処方するだけじゃなく、続けられる方法を一緒に考えることも大切な支援だからね。

ミオ:今日の話を聞いて、完璧に飲ませなきゃって力が入りすぎてた気がする。

マオ:そう思う保護者は少なくないよ。
大切なのは、親子だけで抱え込まないこと。

ミオ:困ったら相談して、一緒に方法を探せばいいんだね。

マオ:親子と医療者が同じチームになれたとき、薬は続けやすくなっていくはずだよ。

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