感想を書いてストックしておく価値
現代社会は、コンテンツに溢れています。スマホをひらけば、無数の情報や作品に簡単にアクセスでき、手軽に「いいね」という反応を送れるようになりました。
noteでは「スキ」ボタンを押したり、お気に入りの記事をマガジンに追加したりといったアクションが、タップひとつで簡単にできるようになっています。
でも、そのコンテンツに対してわざわざ「感想を言葉にして伝える」ことは今、どれくらいしているでしょうか。
きっと、なかなかハードルが高いことだと感じる人も多いかもしれません。だからこそ、「感想を書いて、投稿する」という行為には価値が生まれ、そこから始まる素敵な広がりがあるのだと思うのです。
noteの中で「感想」が持つ力
noteというプラットフォームでいえば、誰かが一生懸命に書いたものに対して、わざわざコメントを残したり、そのnoteを取り上げて感想記事を1本書いたりすること。それは、作り手にとって、「スキ」の何倍も嬉しいことではないでしょうか。
noteという場所は、書く人はもちろん、「読む人」の存在も同じくらい大切にしているように思います。
note社が毎年開催している「創作大賞」には、応募作を読んで、ハッシュタグ「#創作大賞感想」をつけて感想を書いてくれた人を表彰する「ベストレビュアー賞」という賞が用意されています。
創作大賞2026は応募締め切りを迎えましたが、「創作大賞感想」は7月31日(金)まで受け付けているようです。(詳細はこちら)
「このnoteいいな」と心が動いたnoteに出会ったら、ぜひ一言コメントを残したり、感想を自分の記事として投稿したりしてみてください。その小さな一歩が、新しい繋がりや創作の広がりを生むきっかけになるのではないでしょうか。
リアルタイムの熱量をストックすること
note以外で、特におすすめしたいのが、「テレビドラマ」の感想です。
これだけ様々なメディアにコンテンツが分散していると、みんながバラバラの時間に、バラバラのものを見ていることが当たり前になっています。そんな時代だからこそ、毎週決まった時間に全国一斉に放送されるテレビドラマの「リアルタイム性」には、ほかのメディアでは感じられない一体感が生じていると感じます。
現在開催中のFIFAワールドカップの日本代表戦も、この現代において、とても高い視聴率を記録しました。日本中の人が、今まさに同じ瞬間に、同じものを見て熱狂しているというこの一体感は、まだテレビにしか生み出せないものではないでしょうか。
昔は「テレビドラマを見ていないと、友達の話題についていけない」ということもありましたが、最近はそういう光景も減ったように感じます。
しかし、ドラマの感想をみんなで共有したいという人は、まだまだ意外と多く、ドラマをみてその都度感想をXで呟いたり、noteで熱量を込めて感想を書いたりするという行為は、現代におけるみんなでコンテンツを共有する楽しさにつながるのかもしれません。
また、ドラマの感想を毎週書いて、ひとつの「マガジン」に収録していくのもおすすめです。毎週続けるのは大変なことですが、やり遂げたとき、そのマガジン自体が、あなたにとって大切なひとつの創作物になっているはずです。
(参考)パーソナル編集者受講者の菅野稀さんの「大河ドラマ『べらぼう』感想文」マガジン
(参考)パーソナル編集者として活動するたぐちあいさんの「ドラマ『いきなり婚」感想』」マガジン
批評ではなく、ポジティブな広がりを生む感想を
作品の感想を書くときに、ひとつ大切にしたいポイントがあります。それは、無理に批評をしなくていいということです。
「ここが良くて、ここがダメだった」と分析するのもひとつの楽しみではありますし、言論の自由がありますから、批判をすることが一概に悪いわけではありません。
もしあなたがクローズドな飲み会の席にいるなら、少しの愚痴や批判を言い合うのも楽しい時間になるかもしれません。それはその場限りの繋がりで完結するからであり、インターネットという空間とは分けて考えた方が良さそうです。
インターネットという不特定多数の人に広がっていく場所でネガティブな発信をすることには、どうしてもリスクが伴いますし、そこから幸せなつながりが生まれることは少ないように感じます。
せっかく、世界中に開かれた広い場所に言葉を放つなら、作った人が喜ぶような、ポジティブな感想を書いてみませんか?
ドラマの話で言えば、今やドラマの出演者、制作スタッフが、一般の人のnoteやSNSでの声を日々チェックしている時代です。実際に、熱のこもった素敵な感想noteが、公式アカウントに拾われて紹介されることだって珍しくありません。
また、ドラマは再放送の機会も多く、数年前に書いていたドラマの感想がまた閲覧されることも考えられます。そのためにも、どこが面白かったか、どこに救われたかという「ポジティブなエネルギー」が広がっていくような書き方ができたら、これほど素敵なことはないと思うのです。
今日から、あなたの「心が動いた瞬間」を、noteに書き残してみませんか?
(執筆:渋谷 祥平)
