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No.3 1993年11月10日 長嶋茂雄監督が推薦『スポーツ記者を追いかけろ』の出版

 私は幸いなことに多くの方々のご指導ご協力を得て、現役の教師のそれもかなり早い時期から出版をさせていただきました。教師ですから教育書が中心でしたが、教員向け、保護者向け、子ども向けの本を多く出させていただきました。その中で最も取材を楽しく興味深く普通では入ることができない場所に入れていただいての出版がありました。それが、1993年11月10日に出版した『スポーツ記者を追いかけろ』(リブリオ出版)です。主に子ども向きに出した大型の本です。この本はプロ野球、大相撲、サッカーのJリーグを取材された新聞記者とカメラマンの行動と新聞の編集、実際の記事を追いかけたものです。この年はプロ野球では長嶋茂雄さんが監督で松井秀喜選手が入団し、大相撲では貴ノ花、若乃花、外国人力士の曙、小錦、武蔵丸が活躍し、Jリーグがスタートしたプロスポーツ全盛の時代でした。
 読売新聞社の全面的な支援をいただき、プロ野球では三宅記者と高梨カメラマン、大相撲では谷戸記者と水戸カメラマン、Jリーグでは塩見記者と石原カメラマンを追いかけさせていただきました。そして、6人の記者・カメラマンの行動を追いかけて下さったのが、清水カメラマンでした。記者・カメラマンをカメラマンが追いかけるという取材になったのです。
1993年5月1日(土)東京ドームでのプロ野球、読売ジャイアンツとヤクルトスワローズとの試合を取材しました。この日の東京ドームは多くの野球関係者、ファンが注目していました。松井秀喜選手が一軍デビューした日だったのです。18時プレイボールでしたが、13時過ぎに球場に入り三宅記者と一緒に行動しました。
1993年5月15日(土)両国国技館での大相撲五月場所(夏場所)で、主な取り組みは、若乃花×霧島、武蔵丸×寺尾、小錦×豊ノ海、貴ノ花×旭道山、曙×九島海でした。
 午前9時には取り組みが開始されますが、11時に両国国技館に入りました。まだお客さんはほとんどいなかったので、升席や桟敷席に入って少し相撲の取り組みを見させていただきました。その後は谷戸記者と一緒に行動し、支度部屋での取材もできました。
 1993年6月5日(土)国立競技場でのJリーグ、ヴェルディ川崎と横浜
フリューゲルスの試合です。国立競技場は1964年の東京オリンピックの施設で、2021年に開催された東京オリンピックの新国立競技場に建て替えられています。
 13時に国立競技場に入り、塩見さんが関係者に話を聞くことに同行し、 15時にキックオフの後は記者席で塩見さんと一緒に観戦しました。
 記者・カメラマンそれぞれの方が取材の過程をメモして下さったり、後に取材のようすをお聞きしたりして原稿を執筆しました。私にとってとてもワクワクする取材でした。読売新聞社から写真を提供していただき、それを学校でスライドにして実際に掲載された新聞記事とともに5年生の情報の学習として活用しました。
 さらに、出版に際して島田公博運動部長のご配慮により、当時の読売ジャイアンツ長嶋茂雄監督の推薦をいただくことができたのでした。「どうか新聞でぼくたちの活躍を読んでみてください。テレビは一瞬ですが、新聞はあとに残ります。そして、それをつくっている人たちのことを考えて読むと、また違った楽しみが見つかるかもしれませんね。」と推薦文の最後に子どもたちにメッセージを送って下さいました。長嶋氏は、2021年には7月23日の東京オリンピックの開会式で聖火ランナーを王貞治氏、松井秀喜氏ともに務め、11月3日には文化勲章も受賞されました。
 この本は出版から30年近くたっていますので現在は絶版です。公共の図書館(所蔵している所)でお読みいただければ嬉しいです。


参考
読売新聞オンライン スポーツ


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