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日本のザリガニ

「自然に触れるにはまず昆虫から」という記事の続編になります。

子供の頃、昆虫採集をしていた方は特に男性なら多かったと思いますが、ザリガニ釣りをしていた人も多いのではないでしょうか?フィールドや生息数を考えると昆虫の方がやりやすいと思いますのでやっていた人も多いかと思いますが、見た目的にはザリガニの方がとっつきやすいかとは思います。実際、夏休みになるとお子さんとザリガニ釣りをするお母さんを度々見かけます。

さて、みなさん、ザリガニというと何を思い浮かべますか?もう少し踏み込むと、どんな種類を思いつきますか?

一番メジャーなのは残念ながら日本のザリガニではなくアメリカザリガニです。

小川の中のアメリカザリガニ

アメリカザリガニは1927年に食用ガエル(ウシガエル)の餌とするために導入されたのが始まりだそうです。それが脱走したりしてその繁殖力の高さから広まっていき、さらに、人気が出たため、ペットショップでも売られるようになり、飼いきれなくなった人が逃してさらに広がっていきました。

ちなみに、食用ガエルことウシガエルは鶏肉の味がするそうです。見た目がわからないように加工されたら鶏肉と気づかずに食べてしまいそうですね。

ちなみに、全国的にはメジャーなこのアメリカザリガニ、北海道では音更町、羽幌町、東川町、白老町、函館市、帯広市、砂川市、札幌市の北側のみに封じ込められています。子供の頃探し回りましたが、なかなか見つからないわけです。私は子供の頃札幌市の北側で発見して感動しました。そんな子供の頃はカブトムシやクワガタと同じような感覚でいましたが、本来はいてはならない種なのです。北海道や東北の一部には元からいたニホンザリガニがいましたが、今やアメリカザリガニを含む外来種により生息が脅かされて、数が激減しています。ニホンザリガニの話は下の方で書きますのでここではこれ以上は割愛させていただきます。

大人になってからは野鳥を探すついでに久々に見に行ったらちゃんといて驚いたものです。そのときに子供たちとザリガニ釣りをしたのが上の写真です。子供たちに誘われましたが、釣りに使うサキイカを持っていない上に子供なのでお金もないということで近くのコンビニで餌を買ってきたのはいい思い出です。負けず嫌いなので大人気なく一番釣ってしまい、子供達からはザリガニの神が現れたとか色々言われました。何か複雑な気分でした。

私が釣り上げたアメリカザリガニ
(子供たちと一緒にやりましたが大人気なかったです)

なぜ、寒いはずの北海道で繁殖できたのかについてですが、札幌の場合だと下水処理場の排水口近傍の
温かい水場を利用したと言われています。だから北側にいるのでしょう。

外来種ですので、当然新規に放流するのは禁止されています。絶対に放流しないでください。持ち帰ったら責任を持ってください。

次に、これまた外来種のウチダザリガニについて紹介します。ウチダザリガニは私の印象では街中や水田ではなく、湖や湖から流れる川の上流にいるイメージです。

ウチダザリガニ

名前はどこかの内田さんが見つけたのかな?ということは日本固有種?と一見思ってしまいますが、完全に外来種です。なお、なぜウチダかというと、北海道大学の内田さんという教授が持っていた標本のおかげで種類を同定できたからということだそうです。

このウチダザリガニも元々はアメリカのいきものです。なぜ日本に来たかというと、食用にするためです。北海道の一部地域へ行くと駆除したものを実際に食べることができます。せっかくなのでいつか食べてみたいとは思います。いつになるかはわかりませんが。

しかも、アメリカザリガニよりも大きいです。おまけに、世界の侵略的外来種ワースト100に入っているザリガニのペスト菌を持っているのです。まるでメタルギアソリッドに出てきたFOX DIEを思い起こさせます。

FOX DIE(メタルギアソリッドシリーズ:KONAMI)
✳︎ターゲットの遺伝子に反応してターゲットを確実に
抹殺する人工ウィルス

さらに、こんなウィルスを持っている上に大きくてなんと日本固有のニホンザリガニと生息域が重なるため、ニホンザリガニはウチダザリガニのせいで、いや、ウチダザリガニを持ち込んだ人間のせいで激減してしまいました。ニホンザリガニのみならず、阿寒湖のマリモも相当被害に遭っていると言われています。

私が子供の頃はウチダザリガニは見かけなく、むしろニホンザリガニを見ることができました。しかし、今や真逆です。ウチダザリガニは特に北海道の湖や川の上流へ行くとよく見かけます。先ほどの阿寒湖然別湖、そして支笏湖で私は見たことがあります。

最後に、ウチダザリガニやアメリカザリガニにより激減してしまった日本固有種のニホンザリガニを紹介します。

上でも書きましたが、私が子供の頃は清流に行くと結構いました。それこそ図鑑で見たアメリカザリガニに比べると小さいとかアメリカザリガニの子供?とか色々思ったものです。

実は、アメリカザリガニのところでも書きましたが、子供たちとザリガニ釣りをした後、私は子供の頃の記憶を頼りにニホンザリガニを探し回りました。しかしながら、子供の頃にニホンザリガニがいた場所は場所そのものが開発でなくなっていたり、あるいはウチダザリガニがいたりしました。ニホンザリガニは全くもって見つかりません。

そんなとき、たまたま知り合った環境保護関係者に居場所を教えてもらうことができ、一緒に行ってみましたが、それでもなかなか見つかりません。場所の公開はもちろんできませんが、かなり険しい沢でした。石の下にいることが多いのですが、石をどけると川の流れが変わり見にくくなってしまいますのでこれがまた探すのを難しくする原因となります。アメリカザリガニのように釣りという概念は通用しません。

ニホンザリガニ
✳︎子供の頃に見たものより大きく感じました

子供の頃はアメリカザリガニを求めていましたが、アメリカザリガニを見つけたときより大人になってニホンザリガニを見つけたときの感動は言葉にできません。

こういう自然、森や清流を本来の住人である彼らにいつまでも使ってもらえるようにしなければなりません。

本当はそういったことを仕事にしたいなと心の奥底ではずっと思っていますが、なかなかそうはいきませんでした。ただ、フィールドで親子連れに会うとなぜか子供たちに好かれたので、そういうときは色々教えながらやっていました。子供たちに知ってもらう、これって本当に大切だと思うのです。

生成AI(Copilot)

それでは、今回はこの辺で。いつも読んでいただきありがとうございます。「スキ」やフォロー歓迎です。

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