内定が2つ出た|年収以外の基準で選ぶには、何を比べればいいのか
内定通知を2通並べて、給与の欄だけを何度も見比べている。深夜1時。表計算ソフトに条件を打ち込んで点数まで付けてみたのに、合計点が出た瞬間に「いや、そういうことじゃない」と思う。
友人に「どっちがいいと思う?」と聞いても、返ってくるのは「好きなほうでいいんじゃない」。
決めるのは自分だと分かっていて、それでも決められない。この状態は、優柔不断だから起きているわけではありません。比べる軸が足りていないだけです。年収と勤務地しか数値化できていないのに、それ以外の何かが引っかかっている。だから点数が合わない。
転職の進め方を全体から見直したい方は、目的別に整理したこちらもあわせてご覧ください。
数字にできるものだけで比べているから、決まらない
内定を2社もらった段階で、手元にある情報を並べてみてください。
年収、勤務地、休日数、勤務時間、福利厚生。ここまでは、条件通知書に書いてあります。比べるのも簡単です。
一方で、比べにくいものが残ります。3年後に何ができるようになっているか。上司がどういう人か。事業が伸びているのか、維持しているのか。任される範囲がどこまで広がるのか。
そして、迷いの原因はほぼ後者にあります。
数字にできる項目だけで比較表を作ると、判断に使える情報がごっそり抜け落ちたまま結論が出ます。出た結論に納得できないのは、当然といえば当然です。
採用する側から見ると、この状態の応募者はよく分かります。承諾の返事が遅れる方に理由を聞くと、条件ではなく「働いている自分が想像できない」と答えることが多い。想像できないのは、情報が足りていないからです。
「迷ったら年収が高いほう」が効かない場面があります
転職の判断でよく言われるのが、迷ったら年収が高いほうを選べ、というものです。
短期的には合理的です。数字で比較できるうえ、生活も楽になります。ただ、この基準が効くのは入社時点の話に限られます。
3年後の年収を決めているのは、入社時の提示額ではありません。その会社の昇給の仕方と、そこで身についたスキルが市場でどう評価されるかです。初任給が50万円高くても、3年間まったく同じ業務を繰り返す環境なら、転職市場での価値は上がりません。逆に、最初は低くても任される範囲が毎年広がる環境なら、数年で逆転します。
内定は、扉が2つ開いた状態ではなく、行き先の違う切符が2枚ある状態です。値段だけ比べても、どこに着くかは分かりません。
もちろん、生活が苦しいなら年収を優先すべきです。ただ「どちらも生活は成り立つ」場合は、年収以外を見ないと選べません。
承諾する前に、聞いていいことは意外と多い
人事の側にいた経験から言うと、内定後の質問はほぼ歓迎されます。辞退されるより、聞かれて答えるほうがずっといいからです。遠慮して聞かない方が多いのですが、聞かれて評価が下がることはまずありません。
確認しておくと差が出るのは、次のあたりです。
入社後1年の担当業務。求人票の「〜など」に隠れている部分を具体的に聞きます。「最初の3か月は何をしますか」と聞くと、実際の配属がはっきりします。
直属の上司。面接に出てこなかったなら、入社前に一度話せないか頼んでみてください。断られたらそれも情報です。
評価と昇給の仕組み。年に何回、誰が、何を見て決めるのか。ここが曖昧な会社は、入ってからも曖昧なままです。
同じポジションの人の在籍年数。前任者がなぜ辞めたのかまで聞けると、かなり見えてきます。
質問して嫌な顔をされたなら、その反応が答えです。入社前でこれなら、入社後はもっと言いにくくなります。
ほかの選択肢も含めて整理したい方は、目的別にサービスをまとめたこちらが参考になります。
3年後に何が残るかで比べる、という考え方
年収以外の基準として、いちばん実用的なのは「3年後に何が身についているか」です。
この基準を設計の中心に置いているのが、ANNA(アンナ)です。運営は株式会社エフリーキャリア。20代から30代前半のホワイトカラー職種を対象にした転職エージェントです。
掲げているのは「グロースキャリア」という考え方で、挑戦を通じて力を積み上げ、将来の選択肢を広げ続けるキャリアを指します。年収や条件の短期的な最適化ではなく、3〜5年後の到達点から逆算してルートを設計するという立ち位置です。
このテーマにとって重要なのは、ANNAが内定後の意思決定支援まで扱っている点です。複数の内定が出たときに、成長環境と中長期のキャリア期待値を比較して、承諾判断の質を上げるところまでを仕事にしています。求人を紹介して終わり、ではありません。
一般的なエージェントは、同じ業界・同じ職種で条件を上げる提案をします。ANNAは業界と職種をまたいで比較し、持っているスキルのうちどこまでが他の場所でも再現できるかを見たうえで、成長市場につながる道筋を出します。求人紹介の前に、将来ビジョンや価値観、経験の棚卸しに時間をかける面談設計です。
オンラインで完結し、スマホから申し込めます。転職の意思が固まっていない段階の相談にも対応しているので、「もう内定は出ているが、この2社でいいのか分からない」という状態でも相談できます。
注意点も書いておきます。対象は20代〜30代前半のホワイトカラー層で、未経験からの職種転換やフリーターからの就職には向きません。扱う求人はIT・SaaS、コンサル、企画職、セールスなど成長市場が中心です。
迷っている理由が「その先が見えないこと」なら、外の目線を入れるのがいちばん早い。
ANNAの中身については、こちらで詳しく解説しています。
面接で見た会社と、実際の会社は別物です
選考で会うのは、その会社が採用のために出している人たちです。感じが良かったのは本当だとしても、配属先の日常とは限りません。
ここを埋めるのに使えるのが、ワンキャリア転職です。東証グロース上場の株式会社ワンキャリアが運営するクチコミサイトで、実際に転職した人の選考体験談、年収データ、キャリアパスが公開されています。投稿はすべて目視で審査されていて、選考体験談は3万件以上、企業データは8,000件以上あります。
内定が出た2社の名前を、そのまま検索してみてください。見るべきなのは評判よりその後のキャリアパスです。その会社に入った人が、次にどこへ移っているか。年収がどう変わっているか。3年後の自分の姿を推測する材料としては、社員の口ぶりより正直です。
登録は無料で、承諾を決めるまでの数日でも十分に使えます。
サービスの詳細はこちらにまとめています。
そもそも、選ぶ基準が自分の中に無い場合
ここまで読んで、「比べ方の問題ではない気がする」と感じた方もいるはずです。
どちらの会社も悪くないのに、どちらにも心が動かない。この場合、足りないのは情報ではなく判断の軸です。何を大事にして働きたいのかが決まっていないと、材料をいくら足しても結論は出ません。
そこを扱うのがキャリアコーチングです。POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)は、ポジウィル株式会社が運営する、転職を前提としないコーチングサービスです。求人を紹介しない立場を取っていて、自己分析とキャリア設計に特化しています。大学教授や臨床心理士が監修したワークを使い、約3万人以上の相談実績、顧客満足度92%という数字を出しています。
ただし、本格的なプランは有料です。最安のキャリアデザインプランで税込437,800円からなので、内定の返事までに数日しかない状況で申し込むものではありません。初回45分のカウンセリングは無料なので、まずはそこで感触を見るのが現実的です。
今回の2社をどう決めるかというより、この先も同じ迷い方をしないための投資として考える性質のものです。
POSIWILL CAREERへの無料相談はこちら(公式サイト)
サービスの詳細はこちらで解説しています。
迷いの正体別に、次の一手を決める
「3年後が見えない」から決められない人
・どちらの会社でも生活は成り立つ
・年収差はあるが、決定的ではない
・入社後に何が身につくかを比べたい
・20代〜30代前半で、まだ方向転換が効く
・業界を変える選択肢も残しておきたい
返事の期限が迫っていても、外の視点を一度入れるだけで整理が進みます。
「何を大事にしたいか分からない」から決められない人
・条件は悪くないのに、どちらにも気持ちが動かない
・前職を辞めた理由が、自分でも整理できていない
・転職のたびに同じところで迷っている
・時間と費用をかけてでも、軸を作り直したい
無料のカウンセリングだけでも、迷いの正体は見えてきます。
POSIWILL CAREERへの無料相談はこちら(公式サイト)
まとめ|比べるのは条件ではなく、3年後の自分
内定が2つ出て決められないとき、多くの方は情報を整理し直そうとします。表を作り、点数を付け、それでも納得できずに振り出しに戻る。
足りないのは整理ではなく、比べる軸です。年収と勤務地は比べやすいので先に埋まりますが、迷いの原因はたいてい「その先に何があるか」のほうにあります。
やることを並べると、こうなります。承諾の前に、担当業務・上司・評価制度・前任者の在籍年数を聞く。会社の実像を外側からも確かめる。そのうえで、3年後に何が残るかで比べる。
紹介したサービスの役割は次のとおりです。
◆ ANNA(アンナ)
種別:業界・職種横断のキャリア設計型エージェント(株式会社エフリーキャリア運営)
対象:20代〜30代前半のホワイトカラー職種
役割:3〜5年後から逆算して比較する。内定後の意思決定支援まで扱う
◆ ワンキャリア転職
種別:転職クチコミサイト(株式会社ワンキャリア運営)
対象:20〜30代のビジネスパーソン
役割:内定先の年収データとキャリアパスを、利害のない側から確認する
◆ POSIWILL CAREER
種別:キャリアコーチング(ポジウィル株式会社運営)
対象:キャリアの軸から見つめ直したい20〜30代
役割:求人を紹介しない立場で判断軸を作る。初回45分は無料、本格プランは税込437,800円から
ほかの選択肢も含めて検討したい方は、目的別にサービスをまとめたこちらをご覧ください。
決断の期限は数日でも、その決断が効いてくるのは数年です。迷っている今のうちに、材料だけでも足しておいてください。
ジャンル別の転職ガイドはこちらにまとめています
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