遊ぶ広報 in 高知県中土佐町【4日目】 ②出発、そして天空の絶景へ
はじめに
深夜の祭りから帰り、速攻で寝たが、2時間ほどで鶏の鳴き声で目が覚める。
二度寝するのは勿体ないと感じ、朝ごはんの時間もあと少しなので起きておくことに。
ロビーに行くと、
「産みたての卵あるかもよ」
ご主人がそう言って、裏の鶏小屋に案内してくれた。

のどかな田舎の朝。
鶏の鳴き声と、土の匂いが混じる。都会ではまず嗅がない香りだ。
少し待つと、小屋の中で音がした。
卵だ。産みたてほやほや。
手に取ると、じんわり温かい。
「めっちゃ温かい!」と思わず声が出た。
その卵で食べた朝ごはんの卵かけご飯。
いつもの卵かけご飯より美味い。
ご主人と奥さん、そして昨日同じ宿に泊まっていたライダーさんと談笑しながら食べた。
誰も急がず、穏やかな時間が流れる。
この「何も起きてないのに幸せな時間」って、旅の醍醐味だと思う。

「また来てな」と、ご主人と奥さんとライダーさんが笑顔で見送ってくれた。
バイクにまたがるとき、少しだけ胸が熱くなった。この宿、ほんまに居心地が良かった。

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そうだ山温泉、朝風呂へ
中土佐町のアテンドツアーで一緒だった遊ぶ広報の人から、「そうだ山温泉、いいですよ」と教えてもらっていた。
チェックアウトしてすぐ、朝風呂に向かう。
着いてみると、山の中の隠れ家みたいな温泉。

朝風呂料金というのがあって、ワンコインで入れる。ありがたい。
お湯はややぬるめで、体の芯からじんわり温まる。木々が風に揺れ、朝日が差し込んでキラキラしている。
昨日までの疲れがすーっと溶けていくようだ。
地元の常連さんたちもいて、ぽつぽつと世間話が聞こえてくる。
「今日は雨、降らんとええねぇ」
そんな会話さえ、なんだかあたたかい。
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「ショップたけざき」のだし巻きに感動
温泉でさっぱりした後は、腹ごしらえ。
昨日、ライダーズインに泊まっていた別の“遊ぶ広報”の方からオススメされた「ショップたけざき」へ。
国道沿いにある小さなお弁当屋さん。
地元の人がひっきりなしに出入りしていて、すでに人気店の空気が漂っている。
名物は「おにぎり」と「だし巻き」。

「天むす」も気になったので、迷わず購入。

食べてみると──これがもう、最高。
プリプリの海老天に、ほんのり甘いタレが絡んで、米の旨みと混ざり合う。
だし巻きもフワッフワで優しい味。
こういう“気取らない美味さ”が、旅の途中に沁みる。
「また食べたい」と思ったときに、もう遠く離れた土地にいる切なさ。
それも旅の一部なんやろなと思う。
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甘い誘惑、風工房のケーキセット
ご飯の後は甘いもの。
道の駅なかとさで、いろんな人から「風工房は行っとき!」と聞いていた。
いちごスイーツが有名なカフェだ。

頼んだのはケーキセット。
8種類ほどのスイーツが少しずつ味わえる、お得で夢のようなプレート。
ひと口ごとに「幸せってこういうことかもしれん」と思った。
窓際の席からは海が見える。
アイスティーを飲みながらぼーっとする。
旅の途中でこういう“時間が止まる瞬間”があると、また次の目的地に行く元気が湧く。
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四国カルストへ、風と絶景の道
午後は、ついに念願の「四国カルスト」へ。
ライダーズイン中土佐のご主人にオススメされ、ずっと行きたかった場所だ。
バイク乗りなら一度は走りたいと言われる、
天空の絶景ロードらしい。
道中で沈下橋を発見。

信号も、街灯も、人もいない。
ただ、風と川の音だけがある。
ああ、こういう“何もない”が一番贅沢なんやなと感じる。
カルストの道は、まさにライダーの聖地。

視界いっぱいに広がる緑と青。
雲が手を伸ばせば届きそうな高さに漂っている。
「ここエグっ!」って、誰に聞かせるわけでもなく叫んでいた。

正直、今まで走ったどの道よりも気持ちよかった。
すれ違うライダーたちと交わす「ヤエー」も、今日はいつもより嬉しい。
この瞬間、確かに旅の中に“仲間”がいた。

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今日の宿、福屋旅館へ
夕方になり、日が傾き始めるころ、今日の宿
「福屋旅館」へ到着。
昔ながらの日本旅館で、どこか懐かしい雰囲気が漂っている。
口コミでも“料理が最高”と聞いていたので、期待は高まる一方。
「いらっしゃい」と女将?さんの笑顔。
この一言だけで、長旅の疲れがふっと消える。
バイクを停め、荷物を下ろした瞬間、ふと気づいた。
——ああ、今日も最高だった。
夜はきっと、美味しいご飯と静かな時間が待っている。
高知らしい濃密な一日が、また一つ終わろうとしていた。
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