見出し画像

【嫌い#15】絶対というひと 上

嫌いですね。
絶対という人。

だいぶ前になりますが、
業務上こんなやりとりがありました。

上司 「明日の準備、大丈夫?」
私  「はい、大丈夫です」
上司 「本当?絶対に?」
私  「絶対かと言われると、
   なんとも言えませんが。
   問題ないと思います。」
上司 「黒米さんは、真面目だねー」

このことから、嫌になった訳ではありません。
もともと、あまり好きではない言葉でした。
絶対にってなんだ?という程度でした。

今は、はっきりと嫌いです。

絶対は、絶対だ。

絶対とは、相対的なものではなく、
あらゆる可能性がないことを示す。
制限や拘束を受けず、
なんらかの条件も設けない。
おおよそ、こんなところだと思う。

私は、絶対がないとは、思わない。
絶対は確かにある。
けれども、日常生活においては、
影をひそめる言葉だと思っている。

そのため、絶対という言葉をほとんど使ったことがありません。
そもそも使う場面があまりない。

絶対とは言わないが、
似たような表現をすることは、たまにある。

必ず○○します、
なんとしても○○してみせます、などのように、自らへの決意表明、なんとしても成し遂げようとする、周囲に対する強い宣言として。

絶対も、自らに対する使い方であれば、
まだいいのかもしれない。
絶対に目標を達成するぞ、
絶対、相手に勝つぞ、というように。

あくまでも、対象は自分に対してだから、
いいとは思えないが、まだマシかと。

他者に向けられた言葉となったときに、
様子は大きく変わるかもしれない。

だいぶ前になるが、こんなことがあった。

ある女性と二人で食事をし、店を後にした。
その日の私は疲れていたのだろう。
眠気が襲ってきた。
だから、私は言った。

「ちょっと、休んでいかない?」
案の定、厳しいことを言われますよね。
「ヤダ。」

そこに食い下がる私。
「終電もないし、眠いからさ。休んで行こうよ」
「ヤダ。なんかするんでしょ。」
「しないよ、何も。寝るだけだから。」
「本当に?」
「本当、本当。絶対、何もしないから」
「絶対?」

翌朝、二人でホテルを出た。
絶対に何もしないからと言いつつも、
約束が果たされることなく。

男女間の絶対など、そんなものかもしれない。

今の世の中では、こういうことが繊細になっているように思う。
強制的ではなく、暴力を伴うものでも決してありませんので。
相手にとっては、闇に葬り去りたい過去になっているかもしれない。それを否定するつもりはありませんけどね。

話を戻します。

このエピソードにおいて言いたいことは
次のことだ。

ハナからお互いの言葉を信じてなどいないこと。
暗黙の了解で、絶対が絶対ではないと、
わかりあっていたということ。

残念ながら、
言葉の使い方としてはダメであろう。
絶対という言葉に対しては、
いただけない向き合い方だ。
まあ、若い男女ゆえの世界ということで。

若い男女ということでもう1つ。

飲み会では、こんなゲームがあった。
王様ゲーム。

みんなで言いますよね?
王様のいうことはー
ぜったーいと。

おかしなことですよ。本当に。
あの娘、俺にキスするはずだったのに。
みんなで絶対と言ったじゃないか。
なんでしないのさ。
ずるいよ、ずるい。

それを引きずっているから、
絶対という言葉が嫌いなんだね。
そのように捉えているアナタ。
あながち間違いではないのかもしれません笑

どうやら私は、絶対という人との相性の悪さが
気になっているようだ。

続きは次回に。

いいなと思ったら応援しよう!

黒米たけし 喫茶店代にさせていただきますね。