痛みや筋力低下の原因は「老化・年齢」のせいは本当か 理学療法士
今回は、痛みや筋力低下の原因は老化や年齢のせいかについてまとめていきます。
臨床場面で、膝や腰などの痛みの問診をしていると「老化現象でしょ」「年のせいだよね」「先生から年ですからと言われた」などと諦めたように話されることはよくあります。
この答えとしては、半分正解で半分間違いであるというふうに私は考えています。
間違いであると思う理由としては、年齢で痛みや筋力低下が起こるのだとしたら、同じ年齢の人は等しく、その痛みや筋力低下が起こっていないといけないという事実があるからです。
周りを見渡すと自分より元気な高齢者もいれば、もっと動けない高齢者もいるものです。
逆に正解であると思う理由は、一人一人の年齢別の筋力や関節、筋肉の変性具合を考えると、もちろん年々退行性変化をしてしまう要素があるためです。
そのため、半分正解で半分間違いという認識をしています。
私はリハビリテーション場面で、対象者に対して、年齢の影響以外にも痛みや筋力低下の原因が必ずあるはずだということを伝えています。
その理由としては、年齢が原因ならば、若返る薬が開発されなければ、よくならないと対象者が認識していることと同じになってしまい、リハビリテーションでなにも変化しないと思い込んでいることと同意になってしまい、リハビリテーションの効果を発揮しにくい環境とさせてしまうからです。
運動を主とするリハビリテーションにおいて、対象者にモチベーションがないことはとてもネガティブな因子となるため、そのあたりの情報や考え方の整理はかなり重要であると思います。
もう一つの理由として、関節や筋肉の柔軟性が不足することでより部分的な筋や関節への負荷が大きくなることで疼痛に繋がる場合や関節のアライメント不良や疼痛に伴う筋出力の低下は年齢関係なく、誰しもが起こっていることであるからです。
これまでの臨床で、初めは年齢のせいだとお話していた方が、年齢を理由にしなくなる場面をたくさん見てきました。
年齢で片づけることは簡単ですが、症状には必ず原因があることを忘れずに、しっかりと自分自身の身体に向き合うことがとても大事ではないかと感がています。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。
