MC68030を24MHzで動かした! 成果と今後の展望【68kチャレンジ 最終回】
こんにちは、@DragonBallEZです。
第1回でMC68008の基礎動作、第2回で12MHz高速化+RESET実装まで進みました。
ついに最終回! MC68030に挑戦した成果と連載全体のまとめをお届けします。
MC68030への拡張
MC68008で手応えをつかんだところで、MEZ68030変換基板を用意(@satoshiokueさん)。
MC68030(16MHz版)を載せてEMUZ80_RP2040_PCBに接続しました。
結果は……
「キタ――(゚∀゚)――!! なんと 24MHzでASCIIART完走‼ 🎉 スゲェ!😲」
キタ――(゚∀゚)――!! なんと 24MHzでASCIIART完走‼ 🎉 スゲェ!😲 #MC68030 #EMUZ80_RP2040 #MEZ68030 pic.twitter.com/vr1kK8vRly
— Z80でCP/MとかFUZIXとか (@DragonBallEZ) June 24, 2026
MC68008P10が瞬殺されるような高速クロックでも、MC68030RC16は動作。
逆にRP2040 バスエミュレーションが24MHzに追い付かずにWAITが入りまくって本来の速度が出ていないのが面白いところです。(恐らく実質的にはMC68030 クロック 14MHz程度の処理能力?😅)


68008 vs 68030 体感比較
MC68008P10:12MHzで十分実用的だが、高速になると限界が早い
MC68030:16MHz版でもまだ余裕。24MHzでASCII ARTをサクサク表示(※WAIT入って実質 14MHzくらいの処理速度💦)
同じEhBASICやテストプログラムでも、明らかに体感速度が違います。
68kファミリーのスケーラビリティを実感した瞬間でした!
ファームウェア概要
このプロジェクトのファームウェアは以下をベースに拡張しています:
(MEZ68030ブランチ)
主な特徴:
RP2040デュアルコアでバスエミュレーション
64KB RAM + MC6850互換ACIAエミュレーション
PWMでCPUクロック生成
EhBASICをデフォルトで起動可能
(※最近の更新ではMMUやキャッシュ制御の実験も進んでいます、リポジトリを分けました → https://github.com/kyo-ta04/EMUZ80_RP2040_PCB_MEZ68030_Firmware)
連載全体の成果まとめ
MC68008編
MicroPythonでLチカ成功
メモリR/W追加 → EhBASIC動作
デュアルコア最適化で12MHz達成
RESET信号実装
MC68030編
MEZ68030基板で接続
24MHzでASCII ART完走(※WAIT入って実質 14MHzくらいの処理速度💦)
RP2040のバスエミュがボトルネックになるほどCPUに余裕
安価なRP2040で1980年代の強力CPUをここまで動かせるとは、電子工作の醍醐味ですね!

今後の展望
PIO/DMAをフル活用してさらに高速化
RP2350A/RP2350Bへの対応
MMU・キャッシュの本格制御(最近の実験で手応えあり)
CP/M-68kやより本格的なOSの動作を目指す
リソース一覧
EMUZ80_RP2040_PCB:https://github.com/tendai22/EMUZ80_RP2040_PCB
オレンジピコショップファームウェア:https://github.com/kyo-ta04/EMUZ80_RP2040_PCB_MEZ68008_Firmware (MEZ68030ブランチあり)
おわりに
この連載を通じて、実物の68k CPUをRP2040で動かす楽しさを伝えられたら嬉しいです。
Z80から始まったEMUZ80プロジェクトが、68k世界にも広がっていくのを見るのは感慨深いですね。
やってみたい!と思った方はぜひGitHubを覗いてみてください。
質問・改善案・一緒に遊ぶ仲間大歓迎です😆
ありがとうございました! 次はどんなCPUに挑戦しようかな…。(もう決まってるけどね、、😓)
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