発酵日誌 もっふもっふ
おあげ、銀子さん、七尾さんのビースト三銃士の毛並みがもっふもふになっています。すっかり冬毛に生え変わりましたね。
「ククク、ヒューマンは不便だねえ。凍えそうな季節に君はホットな冬毛がないなんて」
「おうおう、なに見とるんじゃツンツルテンども、そんなにわしらの冬毛が羨ましいんか」
「カッカッカッ、人様たちは難儀どすなあ。そんなけったいな羽織ものなんかせんと冬の寒さに耐えられんで。ほんまかわいそうやわあ」
と言いつつこのビースト三銃士、人様の文明の利器であるストーブの前にたむろしています。ご自慢の冬毛で寒さに耐えられるのではなかったのでしょうか。
「こ、これは、ユーズできるものはなんでもユーズする、生きるためのウィズダムというものさ!」
「ストーブあったかにゃー。ストーブ大好きにゃー」
「銀子はん!正気に戻りや!絆されたらあかんで!」
「にゃっ!」
狐が猫をどつくけっこうな貴重映像です。
「い、いかん、なんたることじゃ。正気を失いかけておったわ」
かけてたというか完全に失っていましたよね。
「銀子はんはだめやなあ、ちょっとでも暖を取れるもんにすぐ絆されて溶けてまう」
「即落ち2コマの早さでメルトダウンしてたよね」
「理性ではわかっておるのじゃ。しかしこればかりは猫の本能じゃからのう」
「ほーら銀子さん、着る毛布ですよー」
「わぁーぜったいあったかいやつにゃー!」
着る毛布を着込んだかな子ちゃんに飛びついてくるまれて、銀子さんは世にもしあわせそうな顔で喉を鳴らしています。
「銀子、やつはビースト三銃士の中でも最弱!一番寒がり!」
「くっ、かな子はん、そんな猫を殺すためのえげつない最終兵器まで持ち出しおって。それが人間のやり方なんやな、よう覚えとくわ」
捨て台詞を残して去っていくおあげと七尾さんでした。
後日、着る毛布を通販で購入した七尾さんは銀子さんをくるみ感涙にむせび泣いていました。
