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# 生活費をJCBカードWに寄せただけで、2年間で55,000円分のギフトカードが貯まった話



### 特に節約はしていない。ただ「払い方」を変えただけ

節約というと、食費を削ったり、外食を我慢したりすることをイメージする人が多いと思う。正直に言うと、僕はそのタイプの節約が苦手で、長続きした試しがない。

節約というと、我慢を積み重ねるイメージが強い。でも今回の55,000円は、我慢の対価というより、「今まで気づかずに素通りしていた仕組みに、後から気づいて回収した」という感覚に近い。

その代わりにやったのは、生活の中で毎月必ず出ていくお金の「払い方」を、現金や口座引き落としから、すべて同じ1枚のクレジットカードに寄せるということだった。家賃、電気代、ガス代、日々の買い物、ガソリン代。これらをJCBカードWというカードに集約し始めて、ちょうど2年が経った。

先日、貯まったポイントをまとめてJCBギフトカードに交換してみたら、合計で55,000円分になっていた。生活の質を落とさず、意識して我慢したことも特にない。ただ支払い手段を1つにまとめただけで、2年間で55,000円という金額になったのは、正直自分でも驚いた。

### 固定費を後回しにしていた理由

今思えば、なぜ固定費のカード払い化をこれまで後回しにしていたのか、自分でも不思議に思う。おそらく、口座引き落としの手続きを一度設定してしまうと、それ以降は何も考えずに済むという「設定のしやすさ」に安住していたのだと思う。カード払いへの切り替えは、電力会社やガス会社のマイページにログインして支払い方法を変更するだけの、決して難しい作業ではないのだが、「今のままでも困っていない」という理由で、何年も先延ばしにしていた。

同僚の一言がなければ、おそらく今も口座引き落としのままだっただろうと思うと、日常の何気ない会話が行動のきっかけになることもあるのだと、改めて感じている。

### そもそものきっかけ

きっかけは、会社の同僚が何気なく「固定費は全部カード払いにしてる」と話していたのを聞いたことだった。当時の僕は、家賃と光熱費は口座引き落とし、日々の買い物だけをなんとなくクレジットカードで払うという、よくあるスタイルだった。同僚の話を聞いて、「固定費こそ金額が大きいのに、なぜそこにポイントをつけていなかったんだろう」と、単純に損をしていた気分になったのを覚えている。

その週末、複数のクレジットカードの還元率を比較する記事をいくつか読み、最終的にJCBカードWに決めた。年会費が永年無料であること、還元率が基本1.0%と他の年会費無料カードと比べても高水準であることが決め手だった。

### なぜJCBカードWを選んだのか

JCBカードWを選んだ理由は、シンプルに還元率の高さだった。一般的なJCBカードの基本還元率が0.5%なのに対し、JCBカードWは1.0%と、ちょうど2倍に設定されている。年会費は永年無料で、発行できるのは39歳以下という年齢制限があるものの、一度作ってしまえば40歳を超えても年会費無料のまま使い続けられる。

還元されるポイントは「Oki Dokiポイント」で、貯まったポイントはJCBギフトカードやAmazonでの利用、他社ポイントへの交換など、複数の使い道から選べる。中でもJCBギフトカードへの交換は1ポイント=1円相当というシンプルなレートなので、還元率の計算がしやすく、今回はこの交換先を選ぶことにした。

### 家族のカードとの使い分けも考えた

一人暮らしであれば話は単純だが、家族と暮らしている場合や、パートナーと生活費を分担している場合は、カードをどう使い分けるかも検討事項になる。僕自身は独身で一人暮らしのため、生活費のすべてを自分名義の1枚に集約することに迷いはなかったが、家族カードを発行して世帯全体の支出をまとめて1枚に寄せている知人もいる。JCBカードWは家族カードの発行にも対応しているので、世帯単位で還元を最大化したい場合は、この選択肢も検討する価値があると思う。

### 検討した他のカードとの比較

決める前に、いくつか他のカードとも比較した。楽天カードは還元率1.0%で還元先の選択肢も豊富だが、当時すでに楽天モバイルなどの楽天経済圏をあまり使っていなかったため、ポイントの使い道が限られると感じた。三井住友カード(NL)は対象のコンビニやカフェでの還元率が高い一方、基本還元率は0.5%とJCBカードWより低く、固定費のような対象店舗外の支払いでは還元率が見劣りした。

最終的にJCBカードWを選んだ決め手は、対象店舗を問わず一律で1.0%という基本還元率の高さだった。家賃の決済代行サービスや電力会社、ガス会社の支払いは、いわゆる「ポイントアップ店」の対象になっていないことがほとんどなので、こうした基本還元率の高さがそのまま活きてくる。

### 生活費をカードに寄せる、という発想

多くの人がクレジットカードを「買い物のときに使うもの」として捉えていると思う。ただ、よく考えてみると、毎月ほぼ確実に発生する支出は、日々の買い物よりもむしろ固定費の方だ。家賃、電気、ガス、水道。これらは金額が大きく、しかも毎月必ず出ていくお金であるにもかかわらず、口座引き落としのまま何年も放置している人が多いのではないかと思う。

僕の場合、まず家賃をクレジットカード払いに対応した決済代行サービス経由に切り替えた。次に電気とガスの支払い方法を、口座引き落としからカード払いに変更した。この2つを変えるだけで、毎月ほぼ自動的にポイントが貯まる土台ができる。

そこに、スーパーやコンビニでの日々の買い物、そして車通勤のためのガソリン代を上乗せしていった。現金で払っていたものを、意識的にすべてカードに寄せていっただけで、特別な我慢は必要なかった。

### 月ごとのばらつきについて

上記の内訳はあくまで2年間の平均的な月間支出をもとにしたものだ。実際には、季節によって電気代やガス代は変動するし、車で遠出をした月はガソリン代がかさむこともあった。逆に、旅行や大きな買い物をカード払いにした月は、その月だけ還元額が跳ね上がることもあった。

平均すると月に2,000円台前半の還元額になるが、月によっては3,000円を超えることもあれば、1,500円程度にとどまる月もあった。この振れ幅を均してみると、24ヶ月でおよそ54,000円台という数字に落ち着いた形になる。

### 実際にいくら使って、いくら貯まったのか計算してみた

感覚だけで「お得だった」と言っても説得力がないので、2年間の利用額を項目ごとに大まかに振り返り、実際の還元額を計算してみた。

- 家賃(決済代行サービス経由):月82,000円
- 電気代:月6,500円
- ガス代:月4,000円
- 日々の買い物(基本1.0%還元分):月88,000円
- 日々の買い物のうちポイントアップ店(コンビニ・Amazonなど2.0%還元分):月18,000円
- ガソリン代:月10,000円

これらを合計すると、月間のカード決済額はおよそ208,500円になる。24ヶ月(2年間)で計算すると、総決済額はおよそ500万円だ。

還元率については、基本の1.0%が適用される部分と、JCBカードWのポイントアップ店に登録することで2.0%還元になる部分(コンビニやAmazonなど、事前にMyJCBというウェブサイトから登録が必要)を分けて計算した。この条件で計算すると、2年間で貯まる還元額はおよそ54,000円台になり、実際に僕が手にした55,000円という数字とほぼ一致する。項目別に見ると、日々の買い物からの還元が合計で約3万円、家賃からの還元が約2万円、電気・ガス・ガソリンからの還元が残りという内訳になる。

### 家賃をカード払いにするときの注意点

家賃をクレジットカード払いにする場合、多くの物件では大家さんや管理会社が直接カード決済に対応しているわけではなく、決済代行サービスを間に挟む形になる。この代行サービスによっては、家賃とは別に数百円程度の手数料がかかる場合がある。

今回のシミュレーションでは、この手数料も含めた金額を「家賃」として計算しているので、還元額から手数料分を差し引いても、トータルではプラスになる計算だ。ただし、手数料の金額はサービスによって差があるので、契約前に必ず確認しておくことをおすすめする。手数料が高すぎるサービスを選んでしまうと、還元額よりも手数料の方が上回ってしまい、本末転倒になりかねない。

### 登録の具体的な手順

ポイントアップ店の登録は、パソコンやスマートフォンからMyJCBというJCBの会員専用ウェブサイトにログインし、キャンペーンやポイントアップの案内ページから対象サービスを選んで「登録する」ボタンを押すだけで完了する。手続きにかかる時間は、慣れれば5分もかからない。

対象となる店舗やサービスは時期によって入れ替わることがあるので、僕は数ヶ月に一度、登録状況を確認し直す習慣をつけている。新しく対象に加わった店舗を見逃していないか、逆に登録していたサービスをもう使っていないかをチェックするだけで、還元の取りこぼしをかなり防げる。

### ポイントアップ店への登録を忘れずに

JCBカードWには、対象の店舗やサービスでの利用で還元率がアップする「ポイントアップ店」という仕組みがある。コンビニやAmazon、一部の飲食チェーンなどが対象になっており、事前にMyJCBという会員サイトから無料で登録するだけで、通常1.0%の還元率が2.0%以上に引き上げられる。

この登録を忘れたまま利用していると、本来受け取れたはずの還元を取りこぼすことになる。僕自身、最初の数ヶ月はこの登録をしていなかったため、今振り返ると多少の機会損失があったと思う。カードを作ったら、まず最初にこの登録を済ませておくことを強くおすすめする。

### ポイントの有効期限にも注意した

Oki Dokiポイントには有効期限があり、獲得から2年間で失効してしまう。せっかく貯めたポイントも、交換を忘れたまま放置していると、気づいたときには失効しているということになりかねない。

僕の場合、半年に一度、MyJCBのポイント残高を確認するタイミングを決めていた。スマートフォンのカレンダーに「JCBポイント確認」という予定を入れておき、通知が来たら残高と有効期限をチェックする。この習慣のおかげで、2年間で失効させたポイントはゼロだった。地味な作業だが、こういう小さな確認を怠らないことが、最終的な還元額を最大化する上で意外と大きい差になると感じている。

### JCBギフトカードに交換した理由

貯まったOki Dokiポイントは、Amazonでの利用やキャッシュバック、他社ポイントへの交換など複数の選択肢がある中で、今回はJCBギフトカードを選んだ。理由は、交換レートが1ポイント=1円相当と分かりやすく、目減りしないことだった。

交換先によっては、Amazonでの利用やマイルへの交換の場合、1ポイントあたりの価値が1円を下回るケースがある。せっかく貯めたポイントの価値を目減りさせたくなかったので、今回は等価に近い交換先を選んだ形になる。JCBギフトカードは全国の加盟店で現金同様に使えるので、普段の買い物にそのまま充てる予定だ。

### 使いすぎてしまわないかという不安について

固定費や日々の買い物をすべて1枚のカードに集約すると聞くと、「使いすぎてしまうのではないか」と不安に思う人もいるかもしれない。実際、僕自身も最初はその点を懸念していた。

対策として、毎月の利用明細をMyJCBのアプリで週に1回程度確認する習慣をつけた。現金払いだと使った実感がすぐに薄れてしまうが、明細を定期的に見ることで、むしろ現金払いのとき以上に支出を把握できるようになったと感じている。クレジットカードは「使いすぎる道具」ではなく、「使った記録が残る道具」だと捉え方を変えたことで、不安なく続けられるようになった。

### この2年間で意識していたこと

生活費をカードに寄せる上で、唯一気をつけていたのは、カードの引き落とし額を毎月必ず全額支払うということだった。リボ払いや分割払いを使うと、還元されるポイント以上の手数料がかかってしまい、本末転倒になる。今回のシミュレーションはあくまで一括払いを前提にしており、この前提を崩さなかったことが、結果的にプラスの効果だけを受け取れた理由だと思っている。

また、ポイントを貯めるために余計な買い物を増やす、ということも意識的に避けた。あくまで「もともと払う予定だったお金の払い方を変えただけ」という原則を崩さなかったことで、生活費が膨らむこともなく、純粋に還元分だけが積み上がっていった。

### よくある疑問に答えておく

「ポイント還元は税金がかかるのか」という疑問を持つ人もいるかもしれない。一般的に、クレジットカードのポイント還元は、個人が日常の買い物で受け取る「値引き」に近い性質のものとして扱われ、通常の利用範囲であれば所得として課税される心配はないとされている。高額なキャンペーンで一時的に多額のポイントや現金を受け取るような特殊なケースは別として、今回のような日常的な還元の範囲では、税務上の心配はまず不要だと考えてよさそうだ。

「途中でカードを解約したらポイントはどうなるのか」という点も気になるところだと思うが、多くのカード会社では、解約前に貯まっているポイントは、有効期限内であれば通常通り交換や利用ができる。ただし解約後は新たにポイントが貯まらなくなるので、乗り換えを検討する場合は、事前にポイントを交換しきってから手続きを進めるのが安全だ。

### 2年間の還元額を月換算するとどう見えるか

55,000円という金額を24ヶ月で割ると、月あたりではおよそ2,290円になる。この数字だけを見ると「思ったより地味だな」と感じる人もいるかもしれない。実際、僕自身も毎月の明細を見ているときは、数百円から数千円という単位の還元が積み上がっていく感覚で、劇的な変化を感じることはほとんどなかった。

ただ、2年という時間軸で振り返ってみると、月々の小さな還元が積み重なって、5万円を超える金額になっていた。これは、日々の小さな節約や工夫が、短期的には実感しづらくても、長期的に振り返ると意外に大きな差になっているという、よくあるパターンそのものだと思う。むしろ「毎月の変化が地味だからこそ、途中でやめずに2年間続けられた」という面もあるのかもしれない。

### 貯まった55,000円分、何に使ったか

最後に、実際に交換した55,000円分のJCBギフトカードの使い道についても触れておきたい。全国の対応店舗で現金同様に使えるので、今回はスーパーでの食料品の購入や、家電量販店での買い物の一部に充てる予定にしている。

普段の生活費の中から捻出したポイントが、また普段の生活費の支払いに使えるというのは、地味だけれど確実な循環だと感じている。特別なボーナスというよりは、「知っていれば当然受け取れたはずのお金を、きちんと受け取った」という感覚の方が近い。

### これから同じことをする人へ

固定費をクレジットカード払いに変えるのは、一度手続きをしてしまえば、その後は特別な手間がかからない。節約のために毎日の買い物を我慢するより、よほど再現性が高く、続けやすい方法だと感じている。

まずは家賃や公共料金がカード払いに対応しているかを確認するところから始めてみるのがおすすめだ。年会費無料で還元率が高いカードを1枚選び、そこに生活費を集約するだけで、2年後には数万円分のギフトカードが手元に残っているかもしれない。

### 固定費以外にも広げられる余地

今回は家賃・電気・ガス・日々の買い物・ガソリン代の5項目に絞って書いたが、振り返ってみると、まだカード払いに切り替えていない支出も残っている。たとえば水道代は、地域や自治体によってはクレジットカード払いに対応していない場合があり、僕の住んでいる地域もまだ口座振替のままだ。また、国民健康保険料や自動車税といった税金の支払いも、自治体によってはクレジットカード払いに対応しており、手数料はかかるものの、還元率次第では手数料を上回るメリットが出るケースもあるという。

こうした「まだ現金や口座引き落としのままになっている支出」を洗い出す作業を、次の目標にしたいと思っている。1つひとつは小さな見直しでも、積み重なれば2年後にまた数万円単位の差になって表れるはずだ。

### 数字にしてみて改めて感じたこと

55,000円という金額は、大きな臨時収入と比べれば地味な数字かもしれない。ただ、これは特別な副業をしたわけでも、投資でリスクを取ったわけでもなく、もともと払うはずだったお金の払い方を変えただけで得られた金額だ。再現性という点では、今回紹介したどの方法よりも高いのではないかと思っている。

固定費の支払い方法を一度見直すだけで、その後は特別な手間をかけずに何年も効果が続く。今回の記事が、まだ生活費を現金や口座引き落としのままにしている人にとって、見直すきっかけになれば嬉しい。

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※本記事は個人の利用実績に基づく体験談であり、実際の還元額はカードの利用状況や交換先、キャンペーンの有無によって変動します。決済代行サービスの手数料やポイントアップ店の対象条件は変更される場合があるため、利用前に各サービスの最新の公式情報をご確認ください。リボ払い・分割払いには手数料が発生するため、ポイント還元を目的とする場合は一括払いでの利用をおすすめします。

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