INFJに大事なのは人を真似るのではなく、自分の中から引き出すこと。
私は16Personalities性格診断テストでINFJと結果が出ました。今までINFJについていくつか書いてきましたが、今回は”確固たる信念を持っているのに、周りの環境に左右されやすい”という特徴を持っているINFJだからこそ、自分らしく成長していくために(ちゃんと「自分」になるために)こうしたら良いんじゃないかという気づきをまとめてみました。6000字ちょいあり、長めです。
※INFJ・・・16Personalities性格診断テストの診断結果の一つ。全人口の1パーセント未満で、珍しいタイプ。
※私が自分を「INFJ」に当てはめて考えたものであって、全てのINFJの方が納得できる内容ではないと思います。またMBTIの話が出てきますが真に正しいことは公式にあたってください。
なぜか他人の表面的な言動に影響され忠実になってしまう
私は人の意識の高い言葉や行動に触れた時に、「すごいな」と感化されるとともに意識が自分に向けられ、強い劣等感を抱いてしまうことがあります。
自分に自信がないからか、少しでも”優秀”でありたいと願うからか(おそらくその両方)、その場ですぐに無意識に、その人が行なっていることを自分もできないか、と考え始めます。
例えば、自分が憧れる人がいて、その人が「私は英語をやってきたからここまで来れた。これからの時代、英語ができないと廃れる」などと語れば、もう頭の中は「どうにか毎日の生活の中で少しでも英語を勉強する時間は取れないだろうか…」などというもはや強迫観念に似た思考でいっぱいになります。「憧れる人を参考に、自分の足りないところを強化する」というのはもちろん良いことですが、私たちのような性格の人々にとって、それは無意識に「憧れる人の行い、立ち振る舞いを、自分に取り込んでしまう」ことになります。もうスポンジのようにホイホイ吸収してしまうんです。HSPでもよく説明されることかと思います。
(あと、「取り込んでしまう」分、自分のキャパシティが広がるわけではないので、本来の自分みたいなものがこぼれてどっかに行ってしまうことがあります。)
しかも、スポンジなので、吸収する絶対量が多めです。そのためどういうことが起こるかというと、カオスになります。頭の中だけでなく、生活が、人間関係が、キャリアが…。上記のようにして英語を始めてしまう人は、きっと努力して習慣化しているのは英語だけじゃないはずです。憧れる人もたくさんいるので、憧れる人の数だけ目標や習慣の種類が増えます(というか多くてやりきれないので自爆しそうになります)。あ、人によっては”憧れる人”という言葉に違和感があるかもしれません。でも崇拝できるようなレベルの”憧れの人”はそんなにいなくても、例えば”あるいツイートに惹かれてフォローした”レベルの”憧れの人”はそれなりにいるんじゃないでしょうか。そういう人のツイートにはいちいち反応してしまうし、そうじゃなくても、すぐそばにいる親や友達、先生なんかの言葉はすぐ吸収してしまいます。
そんな性質を持って生きてきた結果、私の場合は過去を振り返って自分でやってきたことを説明するのがとても難しいです。中・高・大学でやってきた勉強や部活、大学を卒業してから今までやってきた仕事。客観的にみたらバラバラで簡単には説明がつきません。けど私からすると、全てはその都度自分で決断してきたことだし、その決断時に自分の確固たる信念がきちんと存在していたとはっきり言えます。ただし、その決断に至るまでの要素として、当時持っていた固定観念や周りの言葉の影響があったことは否めないです。今まで選んできた勉強や部活や仕事などは、そのがんじがらめの中でなんとか自分の信念を守ろうと最善の選択をした結果なのかもしれない、と今なら思います。
もちろん、色々なことに手をつけた結果、広く世界を知ることができたのも確かです。特に過去を後悔しているわけではありません。ただ、遠回りだったことは確かで、この先はもう少し自分の直感に従って動けたら早めに幸せになれるんじゃないかな、と考えています。人生は意外と短いですから。次の章では、その「直感」の使い方について私なりに考えたことを書いていきたいと思います。
あと、次に行く前にもう一つお話ししておきたかったことがあります。それは上記で話してきた「周りに影響されやすい」性質は決して恥ずかしいことではないということです。少数派であるため、時に周りから「自分の軸がない」などと悪いものとして扱われることがあります。しかしその大元は共感力であり、通常はその優しさと表裏一体です。少数ながらも共感力の強い人々がこの世にいなかったら、今の世界はないと私は思います。「影響されやすい」それでいいと思います。ただ、その性質が発動されすぎて自分を潰さないために、あるいは自分の性質をもっと世のため自分のために発揮できるように、ちょっと工夫してみませんか、というお話です。
感化されそうになったら、まずは構造化する。そして自分の特徴と照らし合わせる。
前提説明が長くなりましたが、いよいよどうやって工夫するか、の話に入ります。要点は、タイトルの通りです。
例えば前述した「憧れの人が言った英語が大事の話」。ついつい感化されて、頭の中では既に忙しい日常生活に英語学習の時間をめり込ませようとしてしまいますが、その前にやることがあります。それは「構造化する」ということです。簡単なことです。「〇〇さんは、英語をものにしたことで仕事を成功させた」これを、肉を剥ぎ取って骨にするのです。「英語をものにした」つまり〇〇さんは、「英語という第2言語を得ることで、自分の仕事の幅を広げた」のです。もっと骨にすると「自分が対応できる世界を増やし、自分の仕事の幅を広げた」ということになります。だんだん本質が見えてくると思います。
上記の本質を見つける前でも後でもいいのですが、この工夫をする際にまず大事なのは、ある程度自己を知る事だと思います。これを見ていらっしゃる、自分をHSPだと自覚している人や16Personalities性格診断テストを行い結果が出ている人ならもう大丈夫だと思います。先ほど得た「自分が対応できる世界を増やし、自分の仕事の幅を広げた」という「構造」を、今度は自分の特徴や現状の思いと照らし合わせるのです。そこでまず考えた方がいいのは、そもそも「自分の仕事の幅を広げ」たいかどうか?です。また、それの優先度が自分の中でどの程度のものかを自分自身に聞いてみるのも手です(緊急でないのなら、他に優先すべきことがあるかもしれません)。そこがクリアできたら次は、どんなことなら自分が対応できる世界を増やせるか、を考えてみます。自分の興味のみならず、性質(弱みと表裏一体の強み)、自分の中のポリシーなどから導けると思います。ここに自己分析が効いてきます。その結果、やっぱり英語をやることが一番だとしたらそれはそれでいいと思います。逆にそこまでやる必要がないと気づく可能性もあります。案外、憧れの〇〇さん自身が「実は自分は昔から海外の友人が多く、英語圏の文化にも興味があって、普通に生きること自体に英語が必要だし、英語を使うことで自然体になれるんだ」とか言ってるかもしれません。そんな彼と、そうでもない自分では、英語を学習する際のハードルが全く違いますよね。
もちろん、英語ができること自体が飛び抜けて有利なお仕事もあると思います。そうでなくとも外国語を習得していることはどうしたって有利です。笑 英語を取り上げているのは例にすぎません。ここでの説明はあくまでも私のような気質を持った人向けということになります。外部から突然何かを持ちかけられた時に、それを自分の中に入れるのか入れないのか、どうやったら影響されやすい気質を生かして、自分を高め生きやすくすることができるのか、という話です。特に自分の中に大切にしていることがしっかりとある人は、それを表現しながら生きていくだけでも大忙しだったりします。そんな人々は、目先に見えていることではなく、本当に自分に必要なことを優先していかないと、遠回りの人生になる気がします。
なぜこの方法をおすすめするのか
上記の「肉を剥ぎ取って骨にする」作業がINFJの第一心理機能である「内向的直観」に似ていると思ったからです。
内向的直観とは
複数の事象や現象、概念の共通性や関連性を捉え、ひとつの象徴的なイメージに集約します。そのイメージはシンプルですが、そこから派生する解釈や可能性は多様です。 しかし、内向的直観は、その多様性よりも、イメージの収束性に重きを置きます。これによって、一見複雑に見える世界を前にしても、根源的な要素を捉え、深遠な理解に到達することができます。特定の物事についての枠組みやモデルが繰り返し洗練されてゆきます。
(16タイプの性格分類まとめ Wiki*より)
少し抽象的ですが、内向的直観とは、外界から受け取ったものを自分の中で組み合わせ、本質的な答えに辿り着くことができる機能だと私は解釈しています。
そしてINFJはこの内向的直感が第一機能ということで、一番強い、というかもはや無意識に行えてしまう性質であると把握しています。
(心理機能・内向直観についてきちんとしたことはご自分で調べてみてください。)
「憧れの人の英語の例」では受け取る情報としては単体ですが、INFJはすでに他にもいくつか憧れの人の情報を持っているのではないでしょうか。その複数の情報を、本質的な解に昇華させることが得意なのではないかということです。
しかし私のように、INFJでありながらHSPでもあるような、周りに影響を受けやすい人だと、その得意が活かされないまま終わってしまう場面は無数にあります。特に即決しなければいけない場面や、何かと忙殺されている時、身近に強い影響を与えようとしてくる人がいる時などに、そうなってしまう気がしています。そんな私たちにとって大事なのは、やはり自分の時間を大切にし、じっくりと何かを決められる環境を確保しておくことだと思います(極度な考えすぎは逆効果かもしれませんが…)
とにかく、答えは自分の中にある。
ここまで書いてきたように、私たちにとって、自分を成長させうる他人の言動に直面した時に大事なのは、彼らの表面をなぞり真似事をするのではなく、徹底的に構造化して使えるものにした後、その骨組みを自分の特徴や現状と照らし合わせて新たな行動を決定するーーーつまり自分だけの道を作ることだと考えています。そこでまず大事なのは自分を知ることです。そこに恥ずかしいという感情や劣等感は必要ありません。(「みんなはできるのに私はできない」と思うかもしれませんが、その性質を持った人が、多いか、少ないかの話なだけです。たまたま少ないからといって、劣っているわけではありません。世界はだいたい多い人用に作られています)
つまりは、きっかけは外部刺激だったとしても、答えは自分の中から自ずと出てくる、単純にそれを引き出す、ということになります。そうです、答えって外側にはないんです。
そんな感じで、長くなりましたが、自分に自信が持てないINFJさんは、ちょっとでも自分に自信が持てたらなぁ…というか、持っていいんだよ!という気持ちを込めて、思い切って書きました。
結構力込めて書いたので、疲れました…ちょっと寝てきます…
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
2026.1.12追記
少しでも「生きづらくないINFJになりたい」「本当の自分の人生を歩みたい」と思う人へ。
この記事を書いてから5年経った今、過去数年を振り返って「このスタンスでいたら人生が変わった」と思ったことを書いています。
良かったらこちらもご覧いただけると幸いです🌿
2023.6追記
INFJの秘密基地を作りました。
詳細はこちら。
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