【子育てに振り回されない私になる30日間】Day15 子育ては「事前投資」。今の大変さが、未来の私をラクにする。
「できるだけラクに子育てしたい」
そう思うのは、当然のことだと思います。
仕事もある。
家事もある。
子どものこともある。
毎日やることがいっぱいだから、
「どうしたら、もっとラクにできるかな?」
と考えるのは自然なことです。
私だって、できることならラクしたい。笑
私の場合は、やりたいとことが多すぎて、時間が欲しいというのが、正確なところです。
でも、子育てを長く見てきた保健師として、そして自分自身が子育てをしてきて、思うことがあります。
「今ラクすること」と「あとからラクになること」は、同じではない。
子育てには、
今だからこそ、手をかけたほうがいいことがあるんです。
その年齢が、生まれてから10歳まで。
もっと短くしたいと言われたら5歳まで。
さらに、短くしたいと言われたら3歳まで。
いや、もっと短期戦で考えたら、最初の1年(0歳)は本当に大切。
あくまでも、必要な期間というものがあるんです。
だから、この状態がまずエンドレスではないということを自覚するだけでラクになりませんか?
私は、それを「事前投資」だと思っています。
例えば、子どもが小さいうちは、
何度も同じことを伝える。
一緒にやってみる。
生活のリズムを整える。
子どもの気持ちを受け止める。
自分でできるようになるまで、そばで見ている。
「こんなに手をかけるの?」
と思うくらい、手がかかる時期があります。
でも、その時期に必要なことを積み重ねていくと、
少しずつ、自分でできることが増えていく。
自分で考えられるようになる。
困ったときに「助けて」と言えるようになる。
そして、お母さんが一つひとつ手を出さなくてもよくなっていきます。
反対に、
「今は忙しいから、あとで」
「泣かせると大変だから、やった方がいい」
「説明するより、私がやったほうが早い」
と、毎回お母さんが引き受けてしまうと、
その瞬間はラクかもしれません。
でも、
その「ラク」が、あとからお母さんの仕事として残ってしまうことがあります。
子どもが自分でできるようになる機会を、お母さんが先に引き受けてしまうからです。
だからといって、
「何でも子どもにやらせましょう」という話ではありません。
0〜5歳の子どもなら、まだ一人では難しいこともたくさんあります。
お母さんの手助けが必要なこともあります。
危険から守ることも必要です。
気持ちを受け止めてもらうことも必要です。
だからこそ、必要なときには、ちゃんと手をかける。
私は、これが大事だと思っています。
そして、
「手をかける」と「ずっと手を出し続ける」は違います。
一緒にやる。
教える。
見守る。
受け止める。
できるようになったら、少しずつ手を引く。
また困ったら、必要なところだけ手を貸す。
この繰り返しです。
手をかける、目をかける、心をかける。
この順に、だんだん割かれる時間は減っていきます。
最後まで残るのは、心だけになっていきます。
例えば、靴を履くこと。
最初は、お母さんが履かせてあげる。
少し大きくなったら、「ここを持ってみようか」と一緒にやってみる。
自分でできるようになってきたら、「やってみて」と任せてみる。
時間がかかっても、少し待つ。
そして、できるようになったら、
その時間は、お母さんの仕事ではなくなる。
これが、子育ての「事前投資」なんだと思います。
お母さんたちが、自然にやっている日々の生活です。
こんなに尊いことを、日々、お母さんたちは頑張ってやっていらっしゃるのです。そりゃあ、大変。
「子どもに手をかけないほうがいい」ではありません。
むしろ、今、必要なところには、ちゃんと手をかける。
そして、「もう私がやらなくても大丈夫かな」と思ったら、一歩引いてみる。
そのほうが、
子どもにとっても、
お母さんにとっても、あとがラクになります。
もちろん、お母さんが疲れ切っているときは、
家事を手抜きしていい。
惣菜を買っていい。
誰かに頼っていい。
全部完璧にやる必要なんてありません。
「手を抜いてはいけない」という話でもないんです。
むしろ、
家事などはどんどん手を抜いて、
その分、子どもの成長にとって大切なところには手をかける。
そんな選び方もできると思います。
そして、もう一つ。
「今の大変さが、未来の私をラクにする」と言っても、
今のお母さんが無理をし続ける必要はありません。
一人で抱え込んで、
「子どものためだから頑張らなきゃ」となってしまったら、
それも違うと思っています。
誰かに頼る。
相談する。
環境を変える。
できることを減らす。
お母さん自身が余裕を持てる状態をつくることも、子育ての一部です。
一部どころか、それが土台です。
今日の小さな問い
今日、子どものことで何か手をかける場面があったら、
「これは、今この子に必要なことかな?」
と考えてみてください。
「今は手をかけよう」と思ったら、やってあげる。
反対に、「もうできそうだな」と思ったら、少しだけ手を引いてみる。
「今ラクかどうか」だけではなく、
「この子ができるようになったら、未来の私はラクになるかな?」
そんな視点を持ってみる。
それが、子育ての事前投資です。
「何を手放して、何に手をかけたらいいか分からない」あなたへ
子育てって、「頑張る」か「手を抜く」かの二択ではないと思っています。
大切なのは、今の自分と子どもに必要なものを選ぶこと。
「これは私がやらなくてもいいかな」
「ここは、もう少し手をかけたいな」
そんなふうに、一つずつ整理していくことです。
もし、「何を子どもに任せていいのか分からない」
「つい全部やってしまう」
「私ばかりが大変な気がする」
そんなことがあれば、
そのままLINEに送ってください。
きれいにまとめなくて大丈夫です。
「最近、子どもに手をかけすぎている気がします」
「甘やかしすぎているのかわかりません」
そんな一言でも大丈夫。
今のお子さんの様子と、今のお母さんの負担を一緒に整理しながら、
「今、手をかけるところ」と「少し手を引いていいところ」
を考えていきましょう。
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明日はDay16
お母さんがラクになることは、子どもにとっても悪いことじゃない。
「子どものためなら、私はこれくらいやるのが当たり前」
「みんなやっている」
そう思ってしまうお母さんへ。
お母さんが自分の時間を大切にすることは、
子どもを大切にしないことではありません。
お母さんが自分の人生を大切にすることも、子育ての一部。
明日は、そんな「お母さん自身の余白」について考えていきます。
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