🗾熊本県・宇城市(うきし)

熊本県の中央部にある市です。
2005年1月に5つの町
(三角町、不知火町、松橋町、小川町、豊野町)
が合併してできました。
名前は周辺の「宇土市・宇土郡・下益城郡」の
総称(宇城)に由来します。
世界文化遺産の「三角西港」などがあります。
【位置】
熊本県の中央にあります。
海(不知火海・有明海)と山に囲まれています。
人口は約5万9千人です。
【主な地域】
◯三角町
:天草への玄関口。世界遺産の三角西港がある。
◯不知火町
:海が近い。不思議な不知火(しらぬい)現象の海域。
◯松橋町
:市役所があり、道路や店が集まる中心地。
◯小川町
:イオンモールや古い町並みがある。
◯豊野町
:山と川に囲まれた自然豊かな農村。
【有名なもの】
三角西港:明治時代の美しい港です。
特産品:デコポン、メロン、トマト、スイカなど。

熊本県の八代海(別名:不知火海)で特定の時期に
見られる、光の異常屈折(蜃気楼の一種)によって
海上に無数の火が並んでまたたく神秘的な現象。
歴史が非常に古く、名前の由来や
科学的な仕組みには以下のような特徴があります。
【名前の由来(日本書紀の伝説)】
奈良時代に作られた歴史書
『日本書紀』の伝説に由来します。
九州を訪れていた景行天皇の一行が、
夜の海で暗闇に包まれ方角を見失ってしまいました。
そのとき、遠くに怪しげな「火」が現れ、
その光を頼りに進むことで
無事に岸へたどり着くことができました。
しかし、地元の住民に「あれは誰の火か」と尋ねても
「誰もそんな火は知らない」と答えたことから、
「知らぬ火(しらぬい)」と呼ばれるようになった。
古くは龍神の灯火とも信じられ、
この日は漁に出ることを禁じる風習もありました。
【発生する仕組み(科学的理由)】
かつては妖怪の仕業とも言われましたが、
現在では「側方(そくほう)蜃気楼」という
非常に珍しいタイプの蜃気楼と考えられています。
①光源の存在
:対岸にある街明かりや、
海上の漁火(いさりび)が元の光(親火)となります。
②複雑な空気の層
:日中に温められた海上の空気と、
夜間に急激に冷やされた陸からの空気が混ざり合い、
密度の違う空気の層が横に並びます。
③光の異常屈折
:この空気の層を光が通るとき、
左右に折れ曲がるように異常屈折します。
この結果、1つだったはずの光が
横に次々と分裂して増え(分火)、
連なってゆらゆらと明滅しているように見えます。
近年、地元の高校生(熊本県立宇土高校科学部)らの
研究によって、36年ぶりの撮影や光学的な仕組みの
再現に成功し、教科書に掲載されるなど
大きな話題を呼びました。
【見られる時期と条件】
不知火現象はいつでも見られるわけではなく、
極めて限定された気象条件が揃ったときだけ
発生します。
◯時期
:毎年旧暦の8月1日(八朔:はっさく)の未明
(現在の暦では8月下旬〜9月上旬頃)
◯時間帯
:夜中から夜明け前(特に午前0時〜3時頃の、
引き潮が最大になる干潮のタイミング)
◯気象条件
:風が全くない無風状態で、
放射冷却により気温と海水温の差が非常に大きいこと
