あの日、世界は優しかった
週末、寒かったですね。
みんみん地方も雪が積もりました。
交通機関も、あちこちで乱れていたようです。
こんな時、
いつも思い出す出来事があります。
ある時のこと。
わたしは用事があって、
遠くの街へ泊まりに行っていました。
前日から荒れたお天気で、
電車のダイヤも乱れまくり。
朝の時点で、
わたしが帰る方面の新幹線は、
途中の大きな駅から運行休止。
「あれ?帰るの大丈夫かな」
一瞬そう思ったものの、
夕方の新幹線を予約しているし、
それまでにはどうにかなるでしょ〜
と、
特に状況を確認することもなく、
16時過ぎまで用事に没頭。
(この時点でだいぶ呑気)
用事が終わり、やっとスマホを見てみると……
うそっ。
まだ、運休が続いている。
そこでようやく、
「あれ?これ、やばくない?」
と気づきました(笑)
当時のわたしは、
まだ旅慣れておらず、
新幹線とホテルは旅行会社でまとめて手配していました。
着信を見ると、
旅行会社からも不在着信。
一緒にいた人たちに、
状況を話してみると…
みなさんが手分けして
あちこちに電話をかけたり、
あれこれ調べ始めてくれました。
・今朝まで泊まっていたホテルに、もう一泊できるか
・動いている区間まで新幹線で帰って、そこで夜を越せる場所はあるか
・他に帰る手段はないか
その時、わたしは何をしていたかというと…
堂々と、オロオロしていました(笑)
役立たず代表。
着信があった旅行会社に電話すると、
飛行機なら当日でも取れるとのこと。
…が。
めちゃくちゃ高い😳
そもそも、飛行機が苦手だから新幹線を予約したんだった。
ホテルは空きがあったものの、
パック料金ではないため宿泊費が高く、
さらに翌日の帰りの新幹線代もかかる。
どの選択をしても、
なかなかの出費。
詰んだ…。
そう思った、その時。
新幹線が運行している
大きな駅の近くに住んでいる友だちから、
メッセージが届きました。
「SNSで見たけど、いまそっちにいるんだよね?
帰るの大丈夫〜?」
いや。
大丈夫じゃないです。
そして反射的に、
「えっ、泊めてくれるんですか?」
って返信しました(笑)
図々しさ、発動。
すると、
「こっちまで帰っておいで。
朝まで付き合うよ〜」
という、神みたいな返事。
周りにいた人たちも、
「よかったねぇ〜!」と一安心。
こうしてわたしは、
動いている区間まで新幹線で移動し、
その友だちと合流。
一緒にご飯を食べて、
そのあとカラオケボックスで、
朝まで語り合いました。
翌朝。
新幹線は無事に動き始めていて、
チケットを買い直し、
わたしは無事に帰宅。
後日、旅行会社で精算してもらうと…
なんと!
自分で買い直したチケット代より、
多い金額が返金されました。
ミラクル。
モッテルわたし!
そして…
あの日、救いの手を差し出してくれた友だち。
それまで、
SNSでコメントやメッセージのやり取りをするだけの存在。
実際に会うのは、
あの日がはじめて。
改札で、
「はじめまして♡」
って出会って、
そのまま一晩語り明かしたという
初対面とは思えない流れ(笑)
いまでも、ダイヤが乱れると、
あの日のことを思い出します。
静かに差し出されたあたたかい救いの手と、
「え、泊めてくれるんですか?」と
秒速で掴みにいった厚かましいわたしのことを(笑)
うん。
世界は優しい。
ありがとう。
