4月5 四谷さんの爪
朝
四谷さんとは同じ勤務が多いのだが、いかんせん昼休憩が同じではないので、必然的に話す回数は少ない。
へたしたら
「おはようございます」
「お疲れさまでした」
で、終わる日が多い。
だが、その日はゴミ当番や報告書を書くために、少し早めに出勤したら、四谷さんが朝当番だった事もあり、10分ぐらい話すことができた。
天谷さんの移動
天谷さんの移動を四谷さんにせっついていた事もあるのに、お礼を言えてなかったので、改めてお礼を伝えた。
四谷さんは笑顔で答えた。
「仕事は気持ちよく、楽しくするのが普通なので、それが難しい方はやはりみんなから嫌がれれるのは仕方のない事ですね」
「移動先でも、同じことが起こるでしょう、でもそれは天谷さんの問題で私達には関係ありません、だから、気にしないでください」
本当に。
天谷さんには自分の仕事に対するあり方を、見つめ直してほしいものである。
もしくは辞める。
絆創膏
ふと見ると、四谷さんの右手の親指に大きい絆創膏が巻かれていた。
「怪我したのですか?」
四谷さん「窓のサンで指を挟んでしまい、爪の3分の2がちぎれたんです。
だから今、親指の爪が3分の1しかなくて、引きちぎろうかと思ったけれど、少しでも爪はある方が良いかなと思って、残したんです」
途中から、貧血になるような内容で
拷問の様な話だ。
せっかく肩の骨折がいいように治ってきたのに、次は爪。
ありえん。
続く
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