7/17 感情の比率
「突っ立ってないで、動いて」
私としては待っているつもりだったが、相手が求めていた行動は別のものだったらしい。
怒り。
声を荒げて、物をぞんざいに扱う。
そういえば、私が怒りを感じるのはいつぶりだろうか。
確か、中学の入学時に母と喧嘩した記憶はある。
でも、それ以降。
怒りという感情に身を震わせた記憶がない。
感情には四つの感情があるらしいけれど、比率は全然等分されていない気がする。
喜は少し淡く。
怒はほぼ消えかけ状態で。
哀はカラーペンで少し濃いめ。
楽は文字サイズが小さめで。
羨ましい。
怒られたというのに、謝るでも反省するでもなく、羨ましい。
ズレてる感情が、心の中に泡を載せて漂っていた。
