四十肩になりやすい人は、呼吸する時に顎が出ている
四十肩というと、肩関節の問題だけを想像する方が多いと思います。
しかし、肩が動きにくくなる前から、身体には特徴が出ていることがあります。
その一つが、息を吸う時に顎が前へ出ることです。
胸郭が硬く、肋骨が広がりにくい人は、横隔膜と胸郭だけでは十分に息を吸えません。
そこで身体は、胸鎖乳突筋や斜角筋など、首まわりの筋肉を使って呼吸を助けます。
息を吸うたびに顎が前へ出る。
肩がすくむ。
首肩へ力が入る。
これを一日に何千回も繰り返せば、首肩が硬くなるのは当然です。
肩は胸郭の上で動く
腕を上げる動作は、肩関節だけで行われているわけではありません。
上腕骨が動くのと同時に、肩甲骨が胸郭の上を滑り、上向きに回転します。
この肩甲骨の動きがあるから、腕を頭の上まで上げられます。
ところが、胸郭が硬くなると、肩甲骨が動く土台そのものが動きません。
さらに、呼吸のたびに肩をすくめていると、僧帽筋上部や肩甲挙筋が働き続けます。
肩甲骨は引き上げられたままになり、腕を上げる時に必要な上方回旋や後傾が出にくくなります。
その結果、肩関節の一部へ負担が集中し、痛みや動かしにくさが起こります。
いかり肩と巻き肩が同時に起こる理由
肩が上がっているのに、肩が前へ巻いて見える。
一見すると矛盾しているようですが、実際にはよくあります。
首肩の筋肉で肩甲骨を引き上げながら、胸郭が丸まり、肩甲骨が前へ滑っている状態です。
前から見るといかり肩。
横から見ると巻き肩。
この姿勢では、肩関節の位置を安定させにくくなります。
女性に多い「首でまっすぐに見せる」代償
臨床でよく見るのが、胸郭が丸まっているのに、頭だけはまっすぐに保とうとしている方です。
胸や背中を起こせない分、顎を上げ、首を反らして視線を水平に保ちます。
本人は姿勢を正しているつもりでも、実際には首の後ろと顎まわりを固めて、まっすぐに見せています。
この状態が続くと、首肩の筋肉は休めません。
・顎を引くと苦しい
・深呼吸すると肩が上がる
・首の前側と後ろ側が硬い
・腕を上げると肩が詰まる
こうした方は、肩を揉むだけでは戻ります。
顎を引けば解決するわけではない
顎が出ているからといって、力いっぱい顎を引くのは逆効果になることがあります。
胸郭が動かないまま頭だけ後ろへ押し込むと、首の前後をさらに固めるからです。
最初に必要なのは、胸郭を動かし、首肩に頼らず呼吸できる状態をつくることです。
自分で確認する方法は簡単です。
椅子に楽に座り、片手を胸、もう片方をお腹へ置きます。
ゆっくり息を吐き、肩と顎の力を抜きます。そのまま鼻から息を吸った時に、顎が前へ出たり、肩が大きく上がったりしないか確認します。
息は胸の上だけでなく、脇腹や背中へ広がる感覚を意識します。
次に、息を吐きながら腕をゆっくり上げます。顎を前へ突き出さず、肩をすくめずに上げられる範囲までで構いません。
ここで顎や肩が大きく動くなら、肩関節だけではなく、胸郭と呼吸から見直す必要があります。
自分で変えられない場合は施術が必要
長く続いた代償は、本人にとって普通の呼吸や姿勢になっています。
力を抜こうとしても抜けない。
顎を戻すと息苦しい。
胸郭を動かそうとしても肩が上がる。
この段階では、セルフケアだけで変えるのが難しいことがあります。
目黒駅徒歩4分の鍼灸整体院 Re-Aneでは、肩の痛みだけを見るのではなく、顎の位置、首肩の筋緊張、肋骨の動き、横隔膜、肩甲骨、腕を上げる動作まで確認します。
鍼灸や手技で過剰な緊張を軽減したうえで、首肩に頼らない呼吸と、肩甲骨が動ける身体をつくります。
四十肩になってから肩を動かすのではなく、肩が固まる前に、呼吸と胸郭の使い方を変えることが大切です。
突然の強い痛み、外傷後の痛み、腕の脱力やしびれ、胸痛や強い息苦しさがある場合は、医療機関での確認を優先してください。
・公式HP
https://shinkyu-seitai-reane.com
・LINE公式(ご予約・ご相談)
http://page.line.me/658imskf?openQrModal=true
