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愛の意味づけ

愛とは何だろう。

恋愛のことだけではない。

人は、ときどき理屈では説明できないものを愛してしまう。

その瞬間、不思議なことが起こる。

現実は何一つ変わらない。

それなのに、世界の見え方は変わってしまう。

理性は、矛盾をほどこうとする。

思索は、ほどけない矛盾を見つめ続ける。

けれど愛は、その結び目ごと抱えてしまう。

そして、「それでも」と言ってしまう。

だから愛には、少し乱暴なくらいの力がある。

苦しみも、喪失も、遠回りも、一つの物語として引き受けてしまう。

愛が書き換えるのは、事実ではない。

その事実が、自分にとって何を意味するのか。

愛には、その意味を暴力的に書き換えてしまう力がある。

世界は論理だけでは完成しない。

最後に人を動かすのは、「正しいから」ではなく、「愛してしまったから」なのかもしれない。

だからこそ、ときどき世界は、美しい。

あとがき

漫画『チ。-地球の運動について-』での、好きな場面。

ヨレンタがドゥラカへ語る、

「地動説を愛してしまったから」

という台詞。

この文章は、その言葉から連想して書きました。

論理では届かない場所へ、愛は一気に跳んでしまう。

その飛躍の美しさに、私はロマンを感じます。

……最近、ロマン主義者になってるわ笑笑

※ここでいうロマンとは、論理だけでは届かないものにも価値を見いだす姿勢のことです。

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