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HAMBURGER BLUES第28話完全未来観測と 笑い続ける店




「ハンバーガーショップがあった」

完全沈黙



「……は?」

老人

「何言ってんだコイツ」

ギャル

「始まったァァァァァ!!!!!!」

beem

「仕事しろォォォォォ!!!!!!」

bads

「昼営業中に宇宙終わらせんなァァァァァ!!!!!!」

Walker

「続ける」

cool

「勝手に始めやがった」

Noah

「もう止められません」


ドドドドドドドドド!!!!!!

鉄板







客の笑い声

全部そのまま

その騒音を突き抜けるように

Walkerの記憶だけが

別の時間へ滑り込む

───

CONTINUITY OBSERVATORY

銀河中央研究都市

黒い塔

高さ

成層圏

直結

研究員

二万三千人

全員

白衣

全員

狂人

しかし

Walkerだけ

種類が違う

研究員A

「因果演算終了」

研究員B

「第七文明崩壊予測完了」

研究員C

「銀河人口推移を更新します」

Walker

DJブース設営中

研究員

「何してるんですか!!!!!!」

Walker

「集中力向上だ」

研究員

「仕事しろ!!!!!!」

Walker

「している」

レコード

落下

ブツッ

ズゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!

量子ジャズ

研究所全域

振動

AI

「警告

またWalkerです」

研究所長

「止めろォォォォォ!!!!!!」

Walker

「止まらない」

完全通常営業

その頃

beem

現在

肉を叩く

バンッ!!!!

beem

「オイWalkerァァァァァ!!!!!!

昔から頭おかしかったのかァァァァァ!!!!!!」

Walker

「昔の方が酷かった」

全員

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?」



爆笑

Noah

紅茶

静か

「想像できます」

───

CONTINUITY OBSERVATORY

地下七百階

禁忌区域

完全未来観測室

研究所長

「Walker」

Walker

「何ですか」

所長

「君に任せる」

完全未来観測

数兆通りの未来

全文明

全可能性

全部見る

成功者

ゼロ

発狂者

九割

死亡率

七十三%

研究員

「無茶です!!!!!!」

Walker

「面白い」

研究員

「面白くない!!!!!!」

AI

「精神崩壊確率88%」

Walker

「低いな」

AI

「意味が分かりません」

Walker

「私もだ」

現在

ギャル

「カッコいいィィィィィ!!!!!!」

bads

「どこがだァァァァァ!!!!!!

昔から意味不明だっただけだろォォォォ!!!!!!」

cool

「今も意味不明」

Noah

「完全同意です」

Walker

「仲間からの評価が低い」

beem

「高い訳ねぇだろ!!!!!!」




大爆笑

───

未来観測室

巨大球体

直径

五百メートル

内部







全部

情報

Walker

中央へ立つ

所長

「始めるぞ」

研究員

「最終確認!!!!!!」

「銀河歴史演算!!!!!!」

「文明保存記録!!!!!!」

「存在論補正!!!!!!」

「音響ノイズ除去!!!!!!」

全員

叫ぶ

完全戦場

Walker

ヘッドホン装着

レコードバッグ

肩掛け

研究員

「何故持って行く!!!!!!」

Walker

「音楽が必要だ」

研究員

「必要ない!!!!!!」

Walker

「必要だ」

AI

「論争終了不能」

所長

「始めろォォォォォ!!!!!!」

ゴォォォォォォォォォォ……

未来

開く

数兆

数京

数垓

無限

文明

滅亡

誕生

戦争



革命

全部

流れる


Walker


静か

観測する

現在



「で

何を見たんだよ!!!!!!」

老人

「宇宙の秘密教えろォォォォ!!!!!!」

beem

「肉の未来だけ教えろ!!!!!!」

cool

「酒の未来も」

bads

「私の未来は?」

Noah

「聞かない方が良いと思います」

Walker

静かに笑う

「全部見た」

完全沈黙

Walker

「銀河戦争も」

「文明崩壊も」

「恒星消滅も」

「神話の終わりも」

「人類の次も」

「その次も」



固まる

Walker

グラスを拭く

「だが」

「最後まで理解できなかった未来が

一つだけあった」





Noah


「……」


beem


「……」


cool


「……」


bads


「……」


Walker

ゆっくり

笑う

「宇宙が終わった後も」

「何故か」

「ベラ地区だけ

営業していた」

完全沈黙



「は?」

老人

「は?」

ギャル

「は?」

Walker

「beemは怒鳴っていた」

beem

「当たり前だ!!!!!!」

Walker

「coolは酒を作っていた」

cool

「普通だ」

Walker

「badsは服の話をしていた」

bads

「当然だろォォォォ!!!!!!」

Walker

「Noahは紅茶を飲んでいた」

Noah

「……それも普通です」

Walker

静か

「そして」

「私は」

「ハンバーガーを焼いていた」

完全停止



「ええええええええええ!!!!!!?」

──第29話

『原因になる男と ベラ地区への片道切符』

へ続く

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