CONTINUITY COREUNRESOLVED OBSERVATIONS未解決観測 06 最終章 空白は本当に静止しているのか
私たちは
Lineを観測してきた
一本の線は進み続ける
変化し続ける
止まることなく未来へ向かう
その姿は
あまりにも明確だった
だから私たちは
Lineを現象と呼んだ
そして
その周囲に広がるものを
空白「obs」と呼んだ
可能性
自由
未発生
未観測
まだ選ばれていない未来
そう呼びながら
観測を続けてきた
しかし
ある日
一つの違和感が生まれた
もし
空白が本当に静止しているのなら
なぜ
Lineはそこから現れるのだろう
なぜ
無限の可能性の中から
一つだけが現実になるのだろう
なぜ
未来は絶えず生まれ続けるのだろう
空白は
本当に何もしていないのだろうか
私は考えた
もし
空白もまた
私たちには見えない形で
動いているとしたら
もし
空白もまた
Lineとは異なる連続性を持っているとしたら
私たちは
何を観測していたのだろう
Lineを観測していたつもりだった
しかし
本当は
空白の変化を観測していたのかもしれない
あるいは
Lineと空白は
最初から分かれていなかったのかもしれない
私たちは
現象を観測していると思っている
だが
ここで最後の問いが現れる
私たちは
現象を観測しているのだろうか
それとも
私たち自身が現象なのだろうか
beemは
Lineを見つめる
Walkerは
その観測を記録する
しかし
その行為そのものが
すでに一つの現象発生ではないのか
もしそうなら
観測者と観測対象の境界は
どこにあるのだろう
私はまだ知らない
だから
答えを書かない
未来についても
次元についても
Walkerについても
空白「obs」についても
答えを書かない
なぜなら
ここまで観測してきた中で
一つだけ分かったことがある
答えは
観測を終わらせる
問いは
観測を続けさせる
だから私は
最後に答えではなく
もう一つの問いを置く
⸻
あなたは
Lineを観測しているのだろうか
それとも
空白が
あなたを通して
Lineを観測しているのだろうか
⸻
もし
その問いに違和感を覚えたのなら
観測はまだ終わっていない
もし
その問いを閉じた後も
少しだけ気になり続けるのなら
観測は続いている
そして
今この瞬間も
あなたが次のページをめくらなかったとしても
Lineは進み続ける
空白は広がり続ける
未来は現れ続ける
そして
私たちはまだ
空白が本当に静止しているのかを
知らない
⸻
END OF UNRESOLVED OBSERVATIONS
観測終了
未解決のまま
そして
その未解決こそが
次の観測の始まりで
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