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【ソロ登山デビュー】「内向的なのに孤独は苦手」な私が、3年ぶりの唐松岳で見た景色

先日、1泊2日で唐松岳へ行ってきました。
夏の北アルプスに来るのはおそらく約3年ぶりです。

3〜4年前の夏、全ての休日をテント泊縦走に捧げていた私にとって、北アルプスは20代の青春のような場所なのですが今回は1つの挑戦がありました。

それは「はじめてのソロ登山」です。

今回の記事では、私の記念すべきソロ登山デビューの記録をお届けしようと思います。

6年前に唐松岳でテント泊デビューした私

唐松岳へ。
足が痛くなって悲しくなる

初めてのソロ登山かつ久しぶりの北アルプス。私はいつも以上に念入りな準備をして、白馬に向かった。

念入りな準備といってもタイムスケジュールはざっくりしていたのだけど、思いの外スケジュール通りに登山口に着き、とてもスムーズだった。

「旅にはトラブルがつきもの」なはずだが、JMTや1年間のロングトレイル旅の時も想定以上に予定通り、むしろスムーズすぎるくらい順調に事が進んだ。(もちろんトラブルもあったけど運よく致命傷は一つもなかった)

やっぱり準備をしておいて悪いことはない。

久しぶりの登山なので、息は上がるけど歩いていて楽しい。昔ここで雷鳥を見たな〜とか色々感じながら徐々に標高を上げていく。

丸山ケルンを過ぎたくらいで急に左足首から下がジーンとして痛む。動かそうとしても意外と思うように動かなくて、私は内心とても焦っていた。

歩き方ミスったかな。私はやはり1人で歩く技量はないのだろうか。でも、ここまできたら小屋に行く方が近いから下山する選択肢はないなあ。

自分の力不足なのかもしれないと心の中で悲しくなりながら、慎重に歩みを進めると数分後に痛みは消えた。しかし、その3分後くらいに今度は右足に同じ症状が現れた。

まあさっきすぐ治ったし治るかな〜。そういえば昔OMMLITEに出た時にも同じ症状になったことがある。もしかして大量の発汗による塩分不足かも。

そう思って、急いで塩分チャージを食べた。
そしてすぐ治った。笑 下山後にChatGPTに聞いたら、やっぱり塩分不足による一時的な痙攣のようなものらしい。

痛みが消えてえがお🤗
ついた!

山の上で、何もしない贅沢を味わう

足の痛みもすっかり消えて、無事に唐松岳頂上山荘についた。受付で色々と案内していただき、女性部屋で泊まることになった。

トイレから先は足を踏み入れたことがなかった唐松岳頂上山荘。2階の一番奥にある部屋に入り、下段の一番端っこを確保!とりあえず持ってきたインナーシーツを敷いてみた。ウールのロンTはハンガーに干し、もこもこのセンチデザインに着替えた。

横並び5人で寝ます

ニュージーランドやオーストラリアでのハット泊の時は、男女共同・カーテンもない環境で着替えていたこともあり何も気にせず着替えようとしたら、隣の方々が急いでカーテンを閉めてくれた。

いつの間にか身についてしまったガサツさ?というか、何も気にしなくなっている自分に驚くとともに、同部屋の方に気を遣わせてしまって申し訳なくなった。

テント泊が恋しい

午後は天気が荒れる可能性があったので、山頂アタックは明日にする。14時〜18時まで4時間のフリータイム。

せっかく来たし小屋の中にずっといるのも勿体無いな〜と思い、外でコーヒーとおやつタイムを取ることにした。外コーヒーに適した場所を探してみるが、意外と良さげな場所が見つからない。そういえば唐松岳にはテント場以外に広いスペースはそんなにないんだったっけ。

この時間のために持ってきたどら焼き

あまりしっくりは来ていない適当な場所で、山と道のミニマリストパッドを敷いてお湯を沸かしておやつタイムを過ごす。

きれいな景色だな〜と思いながらも、その先に広がるテントを眺めて、私は急にテント泊が恋しくなった。

自分だけのプライベート空間で寝転がってお昼寝したり、のんびりしながらお湯を沸かしたり。テントから少し顔を出せば、山や空の様子や天気の移り変わりなどをすぐ確認できる。とにかく自然との距離が近いのがテント泊だ。

小屋にいると意外と自然の雰囲気を感じにくく、「自然を感じに来たけれど、どこにいたらいいんだろう」と少し居場所に困ってしまった。

まあこれが小屋泊のソロ登山なのかもしれないなと思い、今回初めて知った唐松岳頂上山荘の2階にある喫茶メレーズに行ってみることにした。1階の食堂よりも静かでとても良い雰囲気だ。

喫茶メレーズ

ノートに日記を綴ったり、Kindleで本を読んだり。
この時間のために持ってきたアイテムと共にゆっくりとした時間が流れた。

コーヒーと置いてあったお花の本💐

人恋しさとの戦い

喫茶での時間も味わい尽くしたので、18:20の夕食の時間まで小屋の前でぼーっと空を眺めることにした。みんなおしゃべりしてて楽しそうだな〜と横目で見てたらだんだん人恋しくなってきた。

やっぱり誰かと来るほうが楽しいのかなあと思いつつ、ソロの人に自分から声をかける勇気はもちろんない。

今回1人行動をしていて、自分の「内向的なのに孤独は苦手」な一面が沢山見えて少しだけ悲しくなる。

そんなところに、私のYouTubeを観てくれていた山荘の方が話しかけてくれてた。「やっと誰かとおしゃべりできる〜!」と嬉しくなって、きっと忙しいはずなのに引き留めて沢山話してしまった。(お話ししてくれて本当にありがとうございました!)

夕食のハンバーグおいしかった!

夕食を終えて、外に出てみるとちょうど夕暮れの時間。ピンクや紫の空が、雲とガスの動きとともに毎秒変化していく。自然が創り出すものはとても芸術的で、どの瞬間も見逃したくないなと思いながらゆっくりと日が沈むのを眺めた。

少し暗くなって小屋の明かりが浮かぶのもまた幻想的。消灯時間の21時まで本を読んだりしながら過ごして、AirPodsで音楽を聴きながら眠った。

うれしいコメント☀️

日本の山は朝が早い

2日目は天気が良さそうなので、日の出に合わせて起きることにした。だいたい日の出の1時間前くらいから綺麗な空が見えるだろうなと思いながら、あまり早く起きる気持ちもなくて日の出30分前4:30に起きることにした。

しかし小屋の皆さんはもっと行動が早かった。4時にはほぼ全員が起床して準備をスタートしていた。私は少し寝坊した人みたいになっていたけれど、そもそも小屋の中が暑過ぎてよく眠れなかったし、もう少し寝ていたかった。

目を瞑りながら、いつ起きようか悩み考えを巡らす。結局「みんなが早起きして出発するということは、きっと素晴らしい景色が待っているのだろうな」という結論に行きつき、4:15に起きた。

どうやら4時起きをした皆さんは山頂で朝日を眺めるプランだったらしく、山頂に向かう道には列ができていた。私は朝食後に山頂へ行くことにして、小屋の裏にある高台に登って朝日を待った。

一面に広がる雲海と澄んだ空気の中、早朝らしい鳥の声が聞こえる心地よい朝。真赤な太陽が昇ってきて、本当に素晴らしい朝日を見た。

おめでたい朝日
空の色がかわいい

いざ山頂へ!

予定通り朝食を食べてから、最低限の荷物を持って唐松岳の頂上へ向かう。昨日は登ることで精一杯だったけど、自然の中で時間を過ごしたおかげで少し感覚が自然寄りになったのか、昨日よりも高山植物がたくさん目に入ってくるようになった。道端に小さく咲いている植物たちを撮影しながら登る。行きと帰りで目に入る植物が変わるのが面白い。

山頂で記念撮影するにも、ソロだと案外難しいことが分かった。こう撮って欲しいですと伝えるのも失礼だよなあと思いながら、近くにいた方に何枚か撮影していただいた。今度から誰かがいたら「写真撮りましょうか!?」って積極的に声をかけようと思った。

剱岳をはじめとした北アルプスの山々がくっきり見える。じーっと見ていると、黒部五郎や鷲羽岳、遠くには槍ヶ岳も見える。山の形を見ながら、私は過去にそれぞれの山で必死になって歩いてきた記憶を辿って、なんだかとてもエモーショナルな気持ちになった。

2023年以降日本の山から離れていたので、記憶の奥底にしまっていたけれど、私は確かに日本の山をたくさん歩いてきたのだと思った。

山での記憶や経験が私の心の中に刻まれていることを感じて、少し嬉しくなった。

満足して下山。白馬を歩く。

とてもいい天気に恵まれて大満足な私は、山荘に戻って下山を開始した。丸山ケルンを過ぎてからは、スピードアップしてサクサクと下山。八方池山荘からそのままダイレクトにロープウェイに乗って、11時にはゴンドラの麓に到着。私のソロ登山デビューは無事に終わった。

帰りの電車は、13:43発の特急あずさ。まだまだ時間がある。八方ゴンドラから20分くらいの温泉へ、歩いて行くことにした。

何度かOMMLITEで白馬の町を走り回ったことがあるので、なんとなくの土地勘を持ちながら、みみずくの湯を目指す。東京では感じられない穏やかな風景を存分に味わいながら黙々と歩く時間は、なんだかロングトレイルみたいでとてもいい時間だった。

温泉では、蝉の声を聞きながら露天風呂でゆっくりしてこの上ない贅沢を味わった。日本の山には温泉があるのが本当に幸せ。ソロ登山の緊張もほどけて心がじんわりと満たされた。

温泉入ってさっぱり♨️

電車の時間まで隣のスタバでゆっくり今回の山行を振り返り、白馬駅まで歩いて特急あずさに乗り込んだ。そこから約4時間かけて東京へ帰る。

私は、ソロ登山の挑戦をやり遂げた。


以上、私のソロ登山デビューの記録でした。
1人だからこそ感じる緊張や責任、自由さや静けさなど自分にとっては新しい感情に出会えた2日間。挑戦してみてよかったです。

1人で山に登ろうと思ったきっかけや準備、そこで気づいた自然との関わり方の変化などマインド面のお話は、次の記事でお届けしようと思います。

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2026年の夏の思い出ができた🍉

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