同人誌装丁まとめ(2026年上半期)
はじめに
今回掲載した本には二次創作作品が含まれます。
ジャンル名、語りなどを記事本文で出すことはありませんが、表紙にそれらが含まれていますので苦手な方はご注意ください
6月も後半!!!
信じられませんが今年も半分が過ぎようとしているので、上半期に作った本の装丁をまとめようと思います。
1月から6月までに作った本は3冊。
春コミで出した歌集2冊と、文学フリマ東京で出したエッセイ+短歌本1冊です。
それぞれの本については
・コンセプト(どんな本か、テーマなど)
・使用用紙、加工
・使用ソフト
・印刷所
・完成品を見ての感想
・良かった点・反省点
を列挙しています。
これから同人誌を作る方、他人の装丁を見ることが好きな方に読んでもらえたら嬉しいです!
1冊目:みかいのワンダラスト(二次創作/B6/28頁/短歌)


コンセプト
春コミで発行した本の1冊目。
好きなキャラをイメージした短歌を収録した本です。
タイトルは「この人っぽい」と自分が思ったフレーズをそのまま使いました。
歌集を作るときにはそこに収録した短歌に含まれた言葉をタイトルに使いたいので、同フレーズを使って短歌を作成。本の一番最後に収録しています。なんかかっこいいので。
使用用紙、加工
表紙:おとぎのくに_てんのはごろも
本文:標準上質紙110kg
遊び紙:ミランダ_あさぎ
加工:ベルベットPP、白印刷
表紙の紙はキャラのイメージに合っているなと思って使ってみました。
「おとぎのくに」自体初めて使ったのですが、素敵な色合いで大好きになりました!これからも機会があれば使いたい!
ガチの薄い本になりそうなので、少し厚めの紙を使用。クリームキンマリだとほんのり色がついているところが嫌だったので、上質紙を選択しました。

PP加工はずっとやってみたかったベルベットPPを使いました。
手触りが心地よくて好きですが、傷がつきやすいのが難点です。
使用ソフト・デザインについて
使用ソフト:Affinity、クリスタEX(表紙)/Word(本文)
表紙はクリスタで素材となるイラストを作り、それをAffinityで配置して作成しています。
この本だと魚をクリスタで描きました。
(めっちゃ上手に描けて満足!!!)
また、今回は疑似箔押しをしたかったので、白抜きデータを作成しました。

表紙全体に薄く白印刷を施し、泡のような箇所だけ、白を抜いています。
白抜きのデータを作るときは毎回「これであってるのか!?」とどきどきしますが、結果的にうまくいきました……!
印刷所
2冊とも同じ印刷所さんで作りたかった+新しい印刷所を試してみたかった結果、ツクヨミさんに決定。
スタブさん同様、自分で締め切りを決められる印刷所です。
転勤等、プライベートが忙しくなってしまい、何度か締め切りを延ばさせていただきました……。(ご迷惑をおかけしました……)
基本的に使いやすい印刷所さんですが、不備などの連絡がサイトにあるチャットで行われる点が少し使いづらかったです。
(連絡内容ややりとりに不満はありませんでした!)
良かった点・反省点
表紙がうまくいってよかった~~~!!!
私的にキャラのイメージカラーが緑だったので、表紙も緑を使いましたが、それが非常に難しかった!!!白抜きも少し薄かったですが、ちゃんと見えたので満足しています。
市販の歌集のデザインにインスパイアを受けて、裏表紙は作成したのですが、こちらも結構いい感じになったのでは?と思っています。まるでバーコードなフォントは非常に使い勝手がよく愛用させていただいております。(無料で商用利用OKなのすごい!)
反省点としては、表紙の文字デザインをもっと頑張ればよかったです。
文字デザインについては今後も勉強をしていかなくてはと思っています……!
2冊目:むすび、ことほぎ(二次創作/B6/28頁/短歌)


コンセプト
春コミで発行した本の2冊目。
1冊目同様、好きなキャラをイメージした短歌の本です。
タイトルはすごく迷いましたが、雰囲気にあうフレーズを作れたと思います。
このキャラで歌集を出すのは2回目なのですが、かなり難しかった……。
使用用紙、加工
表紙:おとぎのくに_こいするせかい
本文:標準上質紙110kg
遊び紙:ミランダ_ばら
加工:ベルベットPP、白印刷
1冊目とシリーズが一緒になるように、紙の種類や加工は同じにしてあります。
おとぎのくには傾きによって色が変わるのですが、それもまたキャラに合っていて良いな……と思います。

使用ソフト
使用ソフト:Affinity、クリスタEX(表紙)/Word(本文)
こちらの本もクリスタで手と桜を描き、それらをAffinityで配置、デザインしています。

手は描けないので、クリスタの3D素材を下書きとして描きました。
(クリスタ……なんでもある……すごい……)
印刷所
1冊目同様、ツクヨミさんで印刷。
おとぎのくにが使える印刷所は少ないですが、ツクヨミさんで使えてよかったです。
良かった点・反省点
作中で一番好きなキャラだからか、自分のなかでコンセプトがかなり固まっている結果、表紙全体のバランスがかなりうまくいった気がします!
こちらの疑似箔押しは雪と桜の花びらをイメージ。おとぎのくにの不思議な色合いのおかげでそれが成功した気がします。
また、イラストも絵柄が統一されていて良い感じにできた気がします。
反省点は1冊目と同じく表紙の文字デザイン。
こちらはシンプルな分、マシに見えますが、もっとなにかできた気がする……という後悔が残っています。
3冊目:体に悪いことが好き(オリジナル/B6/52頁/短歌+エッセイ)


コンセプト
5月の文学フリマ東京で発行した本。
自分の好きなものについて語りたい!と思って作った短歌+エッセイ集です。
タイトルが真っ先に浮かんで、それから中身を作り始めました。
毒々しいデザインにしようと思い、いろいろと考えていましたが、転勤のドタバタでイメージ通りにはいきませんでした……。
使用用紙、加工
表紙:ミランダ スノーホワイト 130kg
本文:クラフト86.5kg
遊び紙:アートドリープしげみ 35.5kg
加工:本文印刷をグリーンのみに変更
この本でも疑似箔押しをしようと思っていましたが、時間が足りず、使用しようとしていた紙が使えず断念……。少しでもキラキラにしようとミランダスノーホワイトを使いました。
(傾けるとキラキラが見えます!!!)
本文も本当はタブロを使って新聞のようにしたかったのですが、こちらも断念。
少しでも競馬新聞や馬券感を出したい!と思いクラフト紙を使い、本文印刷の色をグリーンに変更しました。これは印刷所さんにあるアイスクリームオンデマンドセットというものを利用しました。
断念してばかりでしたが、紙や色がお得に選べて楽しかったです!


使用ソフト
使用ソフト:Affinity、クリスタEX(表紙)/Word(本文)
表紙の毒々しさを出したかったのでクリスタでテクスチャを作成しました。「なんかウルトラマンのOPっぽいな……」と思いながら文字を配置しました。
本文は短歌とエッセイで文字組を変えて読みやすくしています。
ページ数が増えてしまいますが、全体的に余白を大きくして余暇っぽい雰囲気を出しました。
印刷所
時間が足りない!!!
そういう時はくりえい社
という訳でくりえい社さんにお願いしました。
4月は引越しと部署異動でま~~忙しくて……。死ぬかも……と思いました。
GWはイベントが集中しまくっていた結果、締め切りがどこも早い早い!!
これはもう出せないかも……と本気で思いましたが、俺たちのくりえい社は待ってくれました……。
(一応、早割で出せはしています!)
良かった点・反省点
まず出せてよかった。
しかも今までやったことのない印刷もできたのでこれもよかった。同人誌って色んなことができるなあ、とますます楽しくなってきています。
反省点は締切です。
予想外の事態が起こったことはどうしようもないのですが、それでももっと頑張れた。
スケジューリングや細かな段取りの調整ができたな~と反省しています。
なんとか本は出せましたが、今後は無茶なスケジュールを立てないようにしたいと思います。
下半期は怒涛のイベントラッシュ
半年で3冊。デザインも中身もかなりこだわったものが出せたので満足です。
下半期はこの倍は本を出す予定です!大変ではありますが、気を抜かずにこだわりぬいた本を出したいと思います。
また装丁をまとめる記事を書こうと思うので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
もし装丁に関して感想や質問がありましたら、質問箱やコメント欄に投稿してください!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
