「レオ」は腕利きの要人警護!!
我家には腕利きのSPのようなネコがいます。名前は「レオ」。茶白のスコティッシュフォールド。私が行くところ、行くところについてきて、背後をしっかりと守ってくれます。まるで要人警護のSPのような働きぶりで、私が寝ているときも、暗がりのパトロールやシャトルラン、パルクールなどの自主トレに余念がありません。
また、SPの仕事はそれだけではなく、私の背中に飛び乗ったかと思うと、私の弱点をいち早く見極め、一番弱っている部分に自分の体を乗せ、私の体を温めて血行を促進し、痛みを和らげてくれるのです。
猫が体に密着したり添い寝をしたりするのは、単に飼い主の体温や静かな状態に安心感を求めているだけでなく、飼い主の不安や痛み、感情の乱れに同調し、体の環境の改善を促進していると言うのです。不思議な能力ですよね。
SP「レオ」は繊細気質なため、仲間のSPと協力をして何かを成し遂げるということはできません。でも、私や家族が嫌がることは絶対にしないのです。
私が仕事をしていても、妻が料理をしていても、家族でテレビを見ていても、その行為を邪魔することはなく、ただその様子を眺めているだけなのです。
これまで飼ってきた猫は私達にお構いなしに仕事机に乗り、お料理に手を突っ込み、テレビの前で暴れました。
また、SP「レオ」は人に撫でられるのを嫌がりますが、人の心の状態を察知して、落ち込んでいれば、突如撫で「レオ」になり、ずっと体を撫でさせてくれます。
具合いの悪いときは、何度も体をスリスリしてくれて、側から離れることなく看病してくれるのです。色々なことに気付いてしまうのでしょうね。
SP「レオ」の警護は家の中だけです。外はまた別のものが警護にあたってくれます。
私が外に出たとき、誰かに見られている気配を感じて、窓の方に目をやると、私のことをじっと見つめるSP「レオ」がいました。
その表情は、これ以上は自分の手が届かないため、とても悔しそうな表情にも見えましたが、よくよく視線の先をたどってみると、どうやら外の警護者(妻)に視線が注がれているようで、彼女の仕事ぶり如何によっては、自分が警護を代わってやるからなとでも言わんばかりの形相で睨んでいるのでした。
妻には悪いのですが、SP「レオ」は間違いなく、妻の警護ではなく、私の警護をしてくれているという喜びで私の心は満たされ、レオに手を振る妻の横で、小さくガッツポーズをする悪い要人の私でした。
