Kindleで2冊目の本を出版するまでに 【介護の詩】
最近、妻は不機嫌でした──
理由は、私が暇さえあれば、
電子書籍の作業をしているためでした。
スマホ一台での画像や文章の編集は、
とにかく大変でした。
せっかく出来たと思えば、
文章が欠落していたり、管理画面がスマホに十分対応しておらず、
ボタンが押せなかったりと──
それでもソファに座りながら、
ひたすら私はスマホと格闘していました。
一度やり始めると、
やめられない私の性格もありますが、
初めての書籍化の作業は、私にとって、
とても楽しいものでした。
その作業中、
妻から──
『ねー聞いてる?』
『んー』
『デイサービスのご飯
美味しくなかったんだよ』
『へー(棒)』
『聞いてんの?』
『いや、いま大事なとこで…』
……まずいかな…
ある日──
少しイラついた妻から、
『ねえ、いつも何してんの?』
『いま出版の準備』
『また?この前も、してなかった?』
『2冊目だよ』
『また、あの話?』
『いや、今度は息子の話だよ』
『じゃあ子どもに払いなよ』
『え?また出演料?』
『うん』
……俳優?
それからも作業をし続ける私。
かまってもらえず、明らかにイライラする妻。
『もうやめなよ、体に悪いよ💢』
……悪いかな
『そうだね。ほどほどにする』
そう言うと、妻もニコニコと。
──ただ、まだ妻は、
私が本を8冊出版しようとしていることを知らず。

Kindleで2冊目の本を出版するまでに 【介護の詩】
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