映画🎬ガール・オン・ザ・トレイン(原題:The Girl on the Train)
映画🎬ガール・オン・ザ・トレイン
(原題:The Girl on the Train)
製作年:2016
製作国:アメリカ
監督:テイト・テイラー
脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン
原作:ポーラ・ホーキンズ『ガール・オン・ザ・トレイン』
キャスト
レイチェル・ワトソン:エミリー・ブラント
メーガン・ヒップウェル:ヘイリー・ベネット
アンナ・ワトソン:レベッカ・ファーガソン
トム・ワトソン:ジャスティン・セロー
スコット・ヒップウェル:ルーク・エヴァンス
カマル・アブディク医師:エドガー・ラミレス
ライリー刑事:アリソン・ジャネイ
あらすじ
離婚の痛みから立ち直れず、酒に依存する日々を送るレイチェル。
失業した事実を隠したまま、毎朝同じ通勤列車に乗る彼女は、車窓から見えるメーガンとスコット夫妻を理想の男女と信じ、自分には得られなかった幸福を重ねて眺めていました。
そのすぐ近くには、元夫トムが新しい妻アンナと暮らす、かつての我が家もあります。
ある朝、レイチェルはメーガンが見知らぬ男と親密にする姿を車窓から目撃。
その夜、激しく酔った彼女は衝動のまま列車を降ります。
翌朝、傷だらけで目覚めたレイチェルには、前夜の記憶がありません。
そしてメーガンが失踪したと知ったとき、断片的な記憶と他人から語られる自分の姿の間で、何を信じればよいのか分からなくなっていきます。
『ガール・オン・ザ・トレイン』が描くのは、事件の謎よりも深い場所で、自分自身の感覚を信じられなくなった女性の孤独です。
レイチェルは離婚によって家庭を失い、母になることが叶わなかった悲しみを抱えています。
毎朝の列車は、失った人生の前を通過する苦痛な儀式です。
かつて暮らした家には元夫トムとアンナが住み、その少し先にはメーガンとスコットが暮らしている。
前者は奪われた過去を、後者は手に入れたかった未来を映しています。
酒は、その苦痛を一時的に遠ざけるための麻酔のようなものです。
しかし酔うほど記憶は欠け、記憶が欠けるほど周囲の言葉に頼らざるを得なくなります。
やがてレイチェルの心には、「自分の感じたことより、他人の語る自分のほうが正しいのかもしれない」という疑いが住み着いていきます。
人は自分の記憶を失ったとき、過去だけでなく、人格の輪郭まで他者に明け渡してしまうのでしょうか。
レイチェルがメーガンとスコットに重ねる幸福も、車窓から拾い集めた断片をつないで作った物語です。
列車は前へ進み続けているのに、彼女の心だけは同じ場所を往復している。
その構図が、過去から抜け出せない彼女の重圧を静かに伝えます。
エミリー・ブラントは、乾いた唇、焦点の定まらない瞳、わずかに崩れた歩き方で、レイチェルの疲弊を身体の隅々に宿らせています。
華やかさを封じ、恥と混乱に押し潰されそうな女性をさらけ出す演技には、俳優としての凄みを感じます。
真実へ近づくことは、事件の答えを知ることだけではありません。
他人の言葉によって歪められた自分の姿を脱ぎ捨て、奪われた感覚をひとつずつ取り戻すこと。
これは、壊れた記憶の奥から自分自身を救い出そうとする、ひとりの女性の痛切な再生の物語です。
列車は同じ過去を往復し 失われた記憶の先で 彼女は自分自身にたどり着く
✨✨✨✨✨
見に来てくださってありがとうございます💕🙏💕
みなさんと映画のお話が出来てとても幸せです💕りさ💕
