絵が描けなくなった | Studio Notes
描いては、自分の絵じゃない気がして、消して、また描く。
そんな日が続き、何をすればいいかわからなくなってしまった。
描くことをメインの仕事にしようとしている準備段階で、こんなに気持ちがぶれてしまっていいのか。私は何がしたいのか。私が描きたいのって何なんだ。。。
そんなことをずっと考えていた時に、魔女の宅急便を観た。私は小さい時から魔女の宅急便が大好きで、セリフを言えるくらい何回も観ているけど、この日に感じたことはいつもと違った。
飛べなくなったキキに、絵描きのウルセラが言う、あのセリフ。
そういうときはじたばたするしかないよ。描いて描いて描きまくる。
それでも描けなかったら
描くのをやめる。散歩したり景色を見たり昼寝したり、なにもしない。そのうち急に描きたくなるんだよ。
描いても描けなくて、どうしたらいいかわからなかった自分に、すごくジーンときて。キキと同じように、私もウルセラに救われた。
描くのをやめたらいいのか。
突っ走らないと、夢に近づけない、止めてしまったら、あの人はもうやめてしまったのか、とか思われちゃうかも。
そんなふうにどこかで思っていて、とにかくやらなきゃ
みたいな気持ちだけが焦り描くのをやめることが怖かったのかもしれない。
それに、もう一つのスランプの原因はSNSの見過ぎだと思う。
いろんな方の絵を見て勉強していた。いいなって思うところを私も同じように描いてみたり。そしたら確かに憧れの人に近づけるけど、やっぱり私らしくない。(そりゃそうだ)
SNSを見るのも、本当に興味のあるものだけに絞り、(時短レシピとか笑)
毎日の習慣だったiPadを開くことも一旦ストップした。
ヨガしたり、外に出たり、気になっていたドラマを観たり。焦って描いていた時間を、別のことに使ってみた。
最初は止まることが不安だったのですが、1ヶ月くらい描くことを休むことにした。絵を描き始めて5年、こんなに時間が空いたのは初めてだった。
そして、もう一度ペンを持った。何も見ないで、ただ自由に描いてみる。自然に描く絵が、自分らしさなんだって、休んで気づくことができた。


人生も同じで、行き詰まったら休むってすごく大事だと思う。そこで見えるものが必ずある。ここに行きたい、あれがしたい、これはしたくないかも?そんな自分の声が自然と聞こえてくる。
その”自然”を大事にしたい、私は。それに、描いた作品をまずは自分が大切にしないと、、、
この↓の絵は、家で飾っている絵で、アメリカに住んでいた時に描いた作品。スケボーの練習をしていた少年を公園でスケッチをした、何でもない作品なんだけど、寒い中、何回も何回も転けては練習を続ける少年にすごく勇気というか元気をもらって。
その少年の絵に”Everything will be okay in the end”ってメッセージをつけた。絶対大丈夫だからって思ったんだろうな。

自分で言うのも変だけど、この絵を見ると、私も大丈夫って思える。
見てくださる方に、自分は自分で大丈夫って思ってもらえる作品を描いていきたいし、それが私の描く理由だって、休んで改めて気づくことができたのだった。
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