読書量より再読力、20代で差がつく習慣
本はたくさん読んでいるのに、なぜか自分は変わらない。
そんな違和感を抱えたことはないだろうか。
新しい本を買って、満足して、次に進む。
気づけば本棚だけが充実していく。
でも、ある時気づいた。
成長する人は、本の読み方が違う。
キーワードは「再読」。
もっと言えば、「侵略されるまで読む」こと。
「これだと思う本は何度も熟読しよう」
藤田晋氏の言葉だ。
正直に言う。
昔の自分は、本を“消費”していた。
月に10冊読む。
話題の本はとりあえず買う。
読み終えたら「よし、読んだ」と満足する。
でも現実はどうだったか。
数週間後には、内容をほとんど覚えていない。
当然、行動も変わっていない。
つまり、
読んでいるのに、何も起きていなかった。
ここで価値観をひっくり返す。
本は“たくさん読むもの”ではない。
“1冊に支配されるもの”だ。
成長している人の読書はシンプルだ。
・良いと思った本を何度も読む
・線を引く
・書き出す
・実際にやる
・自分の言葉で語れるまで繰り返す
これをやる。
一度読んだだけでは、
それはただの「他人の言葉」だ。
でも、繰り返し読み、考え、使うことで、
その言葉は少しずつ形を変える。
やがて、
自分の思考になる。
私の場合、
「これは師匠だ」と思える本に出会ったら、
徹底的に読み込む。
何度も何度も読む。
大事な部分は書き写す。
仕事で試す。
失敗する。
また読み返す。
その繰り返し。
イメージとしては、
著者を自分に“憑依”させる感覚だ。
気づけば、
ふとした瞬間にその本の言葉が出てくる。
判断基準が変わる。
行動が変わる。
ここまで来て、ようやく
「読書が役に立った」と言える。
20代・30代のうちに、この差は大きく開く。
新しい本を追いかけ続ける人と、
1冊を深く掘り続ける人。
前者は“情報通”になる。
後者は“変化する人”になる。
どちらが成果につながるかは、
もう言うまでもない。
では、何から始めるか。
難しいことは要らない。
まずは1冊決める。
「これはいい」と思った本を、
もう一度開く。
そして、こう問いかける。
「この中で、明日やることはどれか」
それだけでいい。
読書はインプットではない。
“自分を書き換える作業”だ。
ページをめくるだけで終わるか。
それとも、自分の中に侵入させるか。
差はそこにある。
