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🍎幻のアップル製キーボード Kazuo Kawasaki for Newton OS💡

自分のキーボード愛の原点は何かというと、
それは川崎和男デザインのNewtonキーボード。
残念ながら発売されることはなかった。

Newton—iPhoneの先祖プロダクツ

90年代にはNewton OSが搭載されたAppleの
Newton Message Padというマシンがあった。
今で言うところのiPhoneやiPadの元祖。

Personal Digital Assistantの頭文字をとってPDAと
呼ばれる製品群だった。
今ではAIとiPhoneがその思想の延長線上にある。
ジョブズ以前にジョン・スカリーが描いた未来まで 到達したと思うと感慨深い。
もし興味があればこのコンセプトビデオを 観て欲しい
1987年にアップルが発表したものだ。
その中にNewtonの原型も出てくる。

Apple's Future Computer: The Knowledge Navigator

1枚の雑誌ページが、私のキーボード愛に火をつけた

私がそのキーボードに出会ったのは雑誌。
プロトタイプが紹介されていた。
オシャレなキーボードなんて一つもない時代に、
とんでもなくオシャレなものが登場したと 大興奮した。

世の中の事情はよくわからなかったが、
「これが発売されるんだ」
とワクワクして、Newton MessagePad 130を
購入して待ち構えた。

そう。私はNewton本体よりもキーボードが欲しかった🤣

極秘プロジェクトの終焉—箱根のプレゼンから製品化されなかった理由

私自身、Apple関係の仕事もするようになって、
実際にそのプロトタイプを所有している人とも
話したことがある。

どうやら一番の理由は金型を発注する予算が かかること。 それと、伸縮式という本体に基盤を内蔵させることが
難しかったらしい。
(これは現在の技術でも難しいのではないかと思ってる。)

川崎和男氏自身のブログによれば、このキーボードは
ジョン・スカリーとアラン・ケイへのプレゼンが
箱根で行われるほど、本気のプロジェクトだった。
Apple社の弁護士が契約書を作成し、
福井のスタジオには特別な錠が付けられた。
それほどの極秘プロジェクトが、製品化されなかった。

川崎和男ブログ
「キーボードデザインはここから始まった!」

ところで、川崎和男氏のデザインした
チタンフレームのメガネは
今でこそチタン製は当たり前だけど、
当時はチタンを加工することが技術的に及ばず
製造までに何年もかかったらしい。

メガネは完成した。私も買った😅
でも、キーボードは無理だった。。。
プロダクツデザインと、現実の製品化には
乗り越えなくてはいけないものがたくさんあって、
その中で素晴らしいものを生み出している
川崎和男氏にはリスペクトしかない。

アップルに届かなかった夢が、くれたもの

夢を見せてくれたプロダクツ。
幻であり、手に入れられることはなかった。
でも、キーボード愛を手に入れることができた。

それは本当に自分にとっての宝物だと思う。

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