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中学生の頃の話(前編)

ようこそ、カツオだらけの世界へ


さてさて。

今日から中学生編に突入である。

「中学なんて3年間だし、1記事で終わるだろう」

そう思って書き始めた。

……甘かった。

思い出というのは不思議なもので、
一つ思い出すと芋づる式に出てくる。

気がつけば、「あっ、これも書きたい」「いや、あれもあった」と止まらなくなった。

ということで、今回も何回かに分けてお届けしたい。

まず最初に、私と同世代の方なら「あ〜!」と頷いてくれる話から。



男子は全員、磯野カツオ


今の中学生は髪型も自由で、本当にオシャレだ。

ツーブロック。

センターパート。

マッシュ。

美容室で整えてもらう子も珍しくない。

羨ましい。

しかし、私の中学生時代は違った。

男子は全員坊主。

いや、本当に全員である。

今の子たちは想像できるだろうか?

校門をくぐる。

グラウンドを見る。

廊下を見る。

教室を見る。

そこにいる男子は……

全員、磯野カツオ。

もう学校全体がサザエさんである。

先生だけ髪が長い。

中学入学の一週間前。

母が買ってきた新品のバリカンが火を吹いた。

「はい、座って。」

ブィーーーーーーン。

数分後。

鏡に映る私は……

「誰?」

いや、自分なんだけど。

急に昭和の少年になってしまった。

母、大爆笑。

姉、大爆笑。

私は恥ずかしさで死にそうだった。

「この頭で入学式?」

「絶対イヤだ。」

本気で思っていた。

ところが入学式当日。

体育館へ入った瞬間、

「……。」

安心した。

見渡す限り、

全員カツオ。

「よかった……。」

いや、よくない。

でも、自分だけじゃないという安心感はものすごかった。

人間って不思議である。



バスケを始めた理由はスラムダンク……


ではない

ここで、

「どうせスラムダンクでしょ?」

と思った人。

残念。

違います。

もちろんスラムダンクも読んでいた。

でも、私のきっかけは別だった。

母の友達の家へ遊びに行った時。

暇だったので本棚を眺めていると、一冊の漫画を見つけた。

『DEAR BOYS』

これだった。

読んでみると、

「えっ?バスケってこんなにカッコいいの?」

しかも、

スラムダンクより恋愛要素が少し多い。

中学生男子の頭の中は非常にシンプルである。

バスケをする。

モテる。

人生バラ色。

という、今思えば小学生でももう少し考えるだろうという理論が完成した。

私は、その理論を一切疑わなかった。



全国にいた「なんちゃってジョーダン」


さらに時代も良かった。

当時はバスケットボール界に神様がいた。

マイケル・ジョーダン。

ジョーダン人気は本当に凄かった。

エアジョーダンのバッシュ。

欲しくても買えない。

手に入れば学校の人気者。

体育館では、

フェイダウェイ。

ダブルクラッチ。

舌を出してドリブル。

みんな真似していた。

もちろん私も真似した。

結果だけ言おう。

全然ジョーダンになれなかった。

ジャンプしてもリングは遠い。

フェイダウェイをしたらシュートより先に体勢が崩れる。

ダブルクラッチなんて、

「一回クラッチしただけ」で終わる。

でも本人だけはジョーダンだった。

体育館にはそんななんちゃってジョーダンが大量発生していた。

今思えば、なかなか平和な時代だった。



初めて「夢中」を知った


小学生の頃はソフトボールをしていた。

もちろん楽しかった。

でも、

自主練までしたいとは思わなかった。

ところがバスケットボールは違った。

部活が終わる。

帰宅する。

翌日が休みなら、

また学校へ行く。

ボールを持って。

誰もいなくても練習する。

シュート。

ドリブル。

レイアップ。

何百本も打つ。

YouTubeなんて存在しない時代。

だからレンタルビデオ屋でNBAの試合を借りる。

何度も巻き戻す。

ジョーダンを見る。

真似する。

失敗する。

また見る。

この繰り返しだった。

今思えば、

あれが人生で初めて

「努力が苦じゃない」

という感覚だったのかもしれない。

「頑張らなきゃ。」

ではない。

「やりたい。」

だった。

この違いはものすごく大きい。


夢中になれるものは人生を変える


私は今、

ランニングをしている。

筋トレもしている。

毎日noteも書いている。

続けられている理由を考えると、

きっと中学生の頃のバスケットボールに戻る。

夢中になる楽しさ。

昨日の自分より少しだけ上手くなる嬉しさ。

負けた悔しさ。

勝った喜び。

仲間と笑う時間。

全部バスケットボールが教えてくれた。

だから私は思う。

子どもでも。

大人でも。

一つくらい、

時間を忘れるほど夢中になれるものがある人生って幸せなんじゃないかと。

ちなみに、

「バスケを始めたらモテる」

という中学生の壮大な計画はどうなったのか。

その答えは……

 次回の中学生の頃の話でお話ししましょう。

今日はそんな話。

お仕事の方もお休みの方も
心豊かに過ごせますように♪
いってらっしゃい♪

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