布団の中で仕事がループし始めたら。自分の心を守るための「3アウト制」ルールと小さなアラート
前回の記事では、#Guptoyouという企画のサポートについての内容を記載しましたが、実は今月はGWAVRがもう一つの企画のサポートもしております。
6月はPride Month ということで、
LGBTQ+とメンタルヘルスの団体「campanula」は主催する企画で配信されたPodcastのエピソードのプレイリスト作成の機能提供をさせてもらっています!
そのプレイリストのページはこちら!
そして今回は、僕が一応不定期かつゆるく配信している Queer at WorkというPodcast番組でもある共通テーマで参加してみることにしました!
共通のテーマは以下です。
テーマは「孤独」
「孤独」といっても様々な切り口があると思います。
3種類のお題を考えました。
1.「孤独との付き合い方」(フラット)
2.「あえてひとりで楽しんでいること」(ポジティブ)
3.「大丈夫じゃない時の過ごし方」(ネガティブ)
この中から選んでいただき、お話していただけたらと思います。
※ お題は必ず1つでなくとも構いません。
※ 6月1日から6月30日までの「PRIDE MONTH」の期間中であれば、何回配信していただいても構いません。
で、実際にマイクへ向かう前に、自分自身の考えや、過去の経験から伝えたいことを整理しておきたくて、このnoteに書き留めてみることにしました。
僕が仕事で精神的にツラくなった(ツラくなりそうな)時に心がけていることです。
1年に1,2回ぐらい仕事が立て込んで、連日のように残業が続く時期があります。
どんな感じかというと、
夜飯は帰り道の富士そばへ寄って蕎麦をすすり、そして自宅についてからすぐにシャワーを浴びて、特に何もせずにそのまま布団に潜り込む、そんな感じです。
とにかく、寝るために家に帰るような、、、
気持ちを休めるためにテレビやドラマをゆったりと見たり、趣味のゲームに没頭するような時間はありません。
そしてそんなときは、体は疲れているのに目を閉じても脳の電源が切れない夜が訪れます。
今日こなしたタスクの振り返りや、明日中に解決しなければいけない課題、"オンスケ"とはとても言えないチームの進行状況などが、頭の中でグルグルと回り始めます。
無理に寝ようとすればするほど、思考のループは加速していってしまいます。常に脳がフル稼働しているような、、、一種の躁状態?のような感覚です。
そんな状態が続くと、当然ながら疲れは取れません。そしてある朝突然、糸が切れたように気持ちが滅入ってしまうことがあります。
鉛のように体が重くて、ベッドやソファーからどうしても起き上がれず、ぼんやりと天井の模様を眺めたまま、、ただただ「仕事に行きたくない」という暗いモードに突入してしまいます。
昔から何度かこの状態に陥ったことがあり、その度に一緒に住んでいるパートナーに心配をかけてしまっていました。無理をして倒れてしまう自分への嫌悪感も入り混じり、心がすり減っていくのを感じていました。
その後、なんとか正常な状態を取り戻した時、あの"ループ"を振り返って
、どうすれば再発を防げるのか、あるいは“被害”を最小限に食い止めることができるのかを考えました。
その結果、自分を守るための2つの結論に行き着きました。
1. 自分の「限界の基準」を決める〜3アウト制〜
これまで僕が“ダメ”になってしまったケースを冷静に振り返ると、ある共通点がありました。「残業をして家に帰り、ご飯を食べてすぐ寝る」という余裕のない生活が3日程度続くと、自分はあのモードに入りやすいという事実です。
いわば、僕の心と体が発する「3アウト」みたいな感じです。
なので今は、この状態が3日続かないようにコントロールするか、どうしても3日続いてしまいそうな時は、思い切って急な体調不良という理由で仕事を休むようにしています。
「休む」というより、「ここで強制終了しないと、もっと悪い状態になって取り返しがつかなくなる」と自分に強く言い聞かせて、意図的に立ち止まるようにしています…。
こうして明確な基準を決めておくと、「あ、今ちょっとやばいかもしれない…」という自分の状態を客観的に判断できるようになります。感情に流されず、システムとして自分を休ませるための防衛線みたいな感じです。
後になってメンタルヘルスについて調べて知ったのですが、これは「アロスタティック負荷(慢性的なストレスの蓄積)」という概念に近いようです。
ストレスが一定のライン(僕の場合は3日)を超えると、心身のバランスを保つ機能が急激に破綻してしまうらしいです。
だからこそ、「自分の限界点(トリガー)を数値化して知っておくこと」は、感覚論ではなく、非常に論理的な自己防衛策だったんだなぁと、後から腹落ちしました。
2. 倒れる前に「過程」を見せる。小さなアラートの力
もう一つは、限界を迎える前に周囲へサインを出すことです。
設定した「3アウト」の基準に近づきそうだなと思ったタイミング、あるいはこのままだと1アウト目が点灯しそうだなと感じた時点で、まわりに「ちょっといま、ツラい状態です」とやんわり伝えるようにしています。
仕事の同僚や上司に伝えられるのが一番良いですが、もしそれが難しい環境なら、家族や知人、あるいはSNSで少しだけ吐き出すのもいいかもしれません。
以前からこうして小さなアラートを上げておくと、いざ3アウトになった時や、本当になりそうな時に、周りがサポートしてくれたり、気にかけてくれたりしやすくなることに増えていきました。
限界を迎えて完全に倒れた時に「結果」だけを伝えるのではなく、そこにギリギリまで耐えていた「過程」を見せておくのです。そうすることで、いざダメになった時の理由や根拠をまわりが理解しやすくなります。
「彼(彼女)はここ数日ずっと残業をして頑張ってくれていたから、今のこの状態は仕方ない。サポートが必要だ」
周囲が自然とそういうマインドになりやすいように感じています。
これもビジネスのフレームワークで言うなら「ヘルプシーキング(援助希求)行動」と呼ばれるスキルらしいです。
「助けて」と言うことは弱さではなく、チームの機能を維持するための必要なアラートです。
そして、小さな「自己開示」を事前に行っておくことで、いざという時に周囲が「どう助ければいいか」が分かりやすくなり、結果的に双方が助け合いやすい環境(心理的安全性)を小さく作れていたのだと思います。
ひとりで抱え込まないための「居場所」
限界まで一人で耐え忍び、誰にも頼れずに心が壊れていくこと。それは、本当の意味で一番の「孤独」です。
僕は、自分の弱さや限界のサインを早めに他者と共有することで、結果的に自分を守り、周囲との間に小さな「居場所」を作っているような気がしています。
もし今、布団の中で仕事のループから抜け出せない人がいたら。どうか3アウトになる前に、小さなアラートを上げてみてほしいです。
自分の心を守れるのは、結局のところ最後は自分自身。だからこそ、あらかじめ自分の限界を知っておくこと、そして自分のツラさを誰かに伝えることが、結果的に自分を守ることにつながっていくんじゃないかなと思っています。
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