【業務用】紅茶の仕入れ方法|スリランカ現地バイヤーが解説🇱🇰
カフェ、ホテル、小売、オリジナルブランド立ち上げ。
業務用紅茶を探し始めた時、多くの人が最初に悩むのが、
「どこから買えばいいのか?」
ではなく、
「そもそも業務用紅茶って、どうやって購入するの?」
だと思う。
一般消費者向けの紅茶情報は多いが、
業務用になると急に情報が少なくなる。
しかも紅茶は少し特殊で、
同じ「セイロンティー」でも、アイスティー向けなのか、ミルクティー向けなのか、ブレンドか、フレーバードティーなのかで全く選び方が変わる。
私は現在スリランカに住み、現地で茶葉選定を行いながら、日本向けに業務用セイロンティーを輸出している。
この記事では、現場で感じていることも含めて、業務用紅茶の仕入れ方法をできるだけわかりやすく整理したい。
業務用紅茶の購入方法は大きく2つ
基本的には、購入方法は大きく2つ。
① 🇱🇰スリランカから直接輸入する ② 🇯🇵国内調達する
どちらが正解という話ではない。
事業規模、ロット、目的、ブランド戦略によって選択肢は変わる。
① 🇱🇰スリランカから直接輸入する

まず1つ目が現地から直接輸入する方法。
最大のメリットは、”コスト最適化”しやすいことと、現地情報を取りながら独自性を作りやすいこと。
ただし、想像以上にハードルが高い”
必要になるのは、
貿易実務
納期管理の徹底
品質管理
現地交渉
税金支払い
還付手続き
倉庫管理
など。
さらにロットも小さくない。
現実的な最小目安としては、
茶葉:500kg〜1,000kg以上 OEMティーバッグ:5万個以上
例えば20包入りの完成商品を作る場合、1万箱単位くらいからコストメリットが出るケースも多い。
🌱ティーオークションで購入

そしてスリランカの茶葉は基本的に”ティーオークション”を通して購入される。
ここは意外と知られていない。
ティーオークションはロットが500kg〜1,000kg単位と大きい。
茶葉によっては、100kgや300kgのものもあるが、欲しい茶葉がそのロットである保証は無い。
ただその分、
価格の透明性
品質の妥当性
という強みがある。
実際に”テイスティングしたサンプルと同一ロットを購入できる”のはかなり大きい。
🤏少量から購入できる、プライベートセール

一方で、「プライベートセール」という購入方法もある。
こちらは100kg前後から購入できる場合もあり、小ロット向き。
ただ、
茶葉単価が上がる
コストメリットが出にくい
オークションほど品質一致性が担保しづらい
という特徴もある。
② 🇯🇵国内調達する

もう1つが、日本国内の卸業者や商社から購入する方法。
こちらはかなり始めやすい。
メリット:
小ロット対応
日本語対応
輸入不要
納期が早い
品質管理済み
上記を満たすことができれば、「どこでもいい」わけではない。
重要なのは、
「どんなサポートしてくれるか」
例えば、
美味しい茶葉を提案してくれるか
素早く対応してくれるか
親身に相談に乗ってくれるか
安定供給できるか
信頼できるか
オリジナル商品製造が可能か
紅茶の価値を理解しているか
美味しい紅茶の淹れ方をレッスンしてくれるか
この辺はかなり重要。
紅茶は単純に「安く仕入れる」が正解ではない。
お客様が、どこで、どう飲んで、満足してもらうか。
そこまで考えて初めて、本当に合う茶葉が見えてくる。
🛬「現地直輸入」という言葉だけでは見えない部分もある

「直輸入」「現地買付」という言葉をよく見る。
ここでのポイントは、業務用紅茶の場合、もう少し確認した方が良いポイントもあると感じている。
例えば、
ティーボードの輸出許可を得ているか?
農薬検査はOKか?(そもそもOKじゃないと輸出許可が出ません)
トレーサビリティは確認できるか?(茶園名や購入日等)
正規輸入手続きを通しているか?
関税・輸入実務を行なっているか?
こういった部分は一般消費者からはかなり見えにくい。
ただ、業務用で継続供給する場合はとても重要になる。
特に業務用途では、
「美味しい」だけではなく、「その先のお客様が安心して飲める紅茶か」
が求められる。
どこで作られたのか。 誰が管理したのか。 検査はどうなっているのか。 後から確認できる状態なのか。
こういう見えない部分は、長くブランドを続けるほど重要になる。
だから私自身は、
正規輸出手続き
必要な検査
トレーサビリティ
スリランカ側のルールや認証
をかなり重視している。
派手ではない。これは当たり前の話。
でも業務用紅茶は、こういう部分が”長期的”にはとても大切だと思っている。
🌱スリランカ現地にいるから見えること

現地に住んでいると、日本では見えない情報がかなりある。
例えば、
ティーオークション価格
天候による品質変化
産地、ロット、製造バッチごとの違い
工場ごとの特徴
世界情勢のスリランカという国への影響
「セイロンティーの本当の価値」
同じセイロンティーでも実際はかなり違う。
最後に
スリランカ現地で紅茶ビジネスを始めて感じるのは、紅茶はかなりリアルな世界だということ。
数字だけでは見えない。
実際に飲み、選び、人と繋がる部分が大きい。
だからこそ、現場の情報はこれからさらに価値が出てくる気がしている。
紅茶の仕入れや輸入について、現場目線でこれからも発信していきます。
業務用紅茶・セイロンティーのご相談について
スリランカ現地で茶葉選定を行い、日本向けに業務用セイロンティーを輸出しています。
対応内容:
カフェ向け紅茶
ホテル向け紅茶
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オリジナルブレンド
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現地ならではの茶葉選定や、スリランカ紅茶業界のリアルな情報発信も行っています。
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