自然災害が起きるたびに、寄付をする人を目にします。
私は、その行動を素晴らしいと思っています。
一方で、私は寄付をする機会があまりありません。お金よりも、誰かに直接使ってもらえるものを届けたいという思いが強いからです。
だから私は、寄付の代わりに「寄贈」をしています。
読み終えた本や漫画、遊ばなくなったおもちゃ、着なくなった服。
フリマアプリに出すこともありますが、送料や手数料、手間を考えて利益がほとんど残らないと判断したものは、近くの図書館や施設へ持っていきます。
持ち込むと、とても喜んでもらえます。
捨てられていたかもしれないものが、また誰かの役に立つ。そんな瞬間に立ち会えることが、私には何よりもうれしいのです。
特に本は、図書館を利用したときに、自分が寄贈した本が貸し出されているのを見ることがあります。
一冊の本が、何人もの人の手に渡って読まれている。
フリマアプリでは一人に届けばそこで終わりですが、寄贈した本には、その先も新しい出会いがあります。
もちろん、本は本来、書店で買うことが著者や出版社を支えることにつながります。
それでも、誰もが気軽に本を買えるわけではありません。
だからこそ、誰かが読み終えた本を次の誰かへつなぐことにも、大きな意味があると思っています。
私にできることは決して大きくありません。
それでも、一冊の本、一着の服、一つのおもちゃが誰かの役に立つのなら、その小さな行動も未来につながっていると信じています。

