魚鱗癬と歩んだ家族の物語⑪〜答えを探していた私へ〜
前回の記事で書いたように、長男のクレチン症(先天性甲状腺機能低下症)が分かり、不安ばかりの日々を過ごしていました。
そんな時に参加したのが、鳴海周平さんのお話会でした。
お話会が終わった後、私はどうしても直接話をしてみたくなりました。
長男を抱っこしながら鳴海周平さんのところへ向かいました。
最初から病名や詳しいことを全部話すのはやめておこうと思いました。
そこで、
「初めまして。Podcastで鳴海周平さんを知って、今日はお話を聞いてみたくて参加しました。
息子が少し病気で、ずっと薬を飲まないといけないみたいなんですが、今日みたいなヒーリングで改善する可能性はあるのでしょうか?」
と聞きました。
すると鳴海周平さんは長男をじっと見つめました。
そして、
「首のちょっと下あたりが、なんかモヤモヤしてるね」
と言ったのです。
その時、私はまだ甲状腺機能低下症という言葉も、クレチン症という言葉も伝えていませんでした。
首の少し下。
まさに甲状腺のある場所です。
その瞬間、
「あっ、本物かも」
と思いました(笑)
私の中では、
「治りますよ」
みたいな返事が返ってくるのかなと思っていました。
でも違いました。
鳴海周平さんは満面の笑顔で、
「たぶんそこまでひどくないから、そんなに気にしなくても大丈夫ですよ」
と答えてくれました。
その言葉だけで、かなり気持ちが楽になったのを覚えています。
そして話している最中でした。
鳴海周平さんが何か小さくつぶやきながら、長男の方へ手を向けているのです。
私は心の中で、
「あっ、たぶん直接ヒーリングしてくれてる」
と思いました。
Podcastでは、
「個人的なヒーリングはもうしていません」
と話していました。
その代わり、お話会の最後に参加者全員へ向けてヒーリングをしているとのことでした。
でも、その時は明らかに長男に向けて何かをしてくれているように見えました。
そして、
「もう少し待ってねぇ〜」
と小さな声で言いました。
しばらくすると、
「うん、大丈夫」
というような雰囲気になり、私は思わず、
「ありがとうございます」
と頭を下げました。
当時は本当にありがたかったです。
治るかどうかは分かりません。
でも、その出来事を通して鳴海周平さんの人柄がよく分かりました。
その後も私はお話会へ参加しました。
合計で3回。
そして長男は引き続き定期検査を受けていました。
するとある時、
「少し数値が安定してきていますね」
と言われました。
さらに次の検査では、
「このままだと薬を飲まなくても大丈夫そうですね」
と言われたのです。
もちろん、ヒーリングのおかげだったのかは分かりません。
見えないものですから。
鳴海周平さんが言ったように、もともと症状がそこまで重くなく、薬がしっかり効いていたのかもしれません。
でも親としては、理由が何であれ嬉しいものです。
私はどうしてもお礼が言いたくなりました。
そこで再びお話会へ参加し、長男の経過を報告しました。
すると鳴海周平さんは、
「よかったですねぇ」
と満面の笑顔で言ってくれました。
それだけでした。
「ヒーリングが効きましたね」
とも言いません。
「私のおかげですね」
とも言いません。
ただ純粋に、
「よかったですねぇ」
と言ってくれたのです。
その時、
「ああ、この人は本物だな」
と思いました(笑)
その後の検査でも長男の数値は安定し、薬を飲まなくてもよくなりました。
ヒーリングのおかげだったのか。
薬が効いたのか。
もともと軽症だったのか。
正直、今でも分かりません。
でも一つだけ分かることがあります。
あの時、不安でいっぱいだった私たち夫婦は、鳴海周平さんの言葉に救われました。
だから今でも感謝しています。

そしてその後、
私たち家族に第二子が生まれます。
長女です。
ここから先は、このシリーズで私が一番伝えたい話になります。
次回、
魚鱗癬として生まれた娘について。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました🙇
