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4歳の娘と、初めて二人で焼き鳥屋へ。

「今日は二人で焼き鳥、行ってみる?」

娘と二人きりで過ごした休日。

朝から遊んで、

お昼は家でピクニックをして、

午後から出かけて。

最後に僕は、

ずっとやってみたかったことを、

ひとつやってみた。

娘と二人で、

焼き鳥屋に行った。

目次

1.朝から寝るまで、二人きり

2.夜ご飯だけは決めていた

3.初めて二人で焼き鳥屋へ

4.「キツネ、もう一本食べたい」

5.特別なことは、何もしていない

1. 朝から寝るまで、二人きり

先日の休日。

妻が仕事だったので、

朝から寝るまで、

娘と二人で過ごすことになった。

朝は家で、

すごろくをしたり、

ボウリングをしたり。

お昼は、

妻が作ってくれていたお弁当。

せっかくなので、

リビングにブルーシートを敷いた。

そして、

二人でその上に座って食べた。

場所は、

いつもの家。

食べているのも、

いつものお弁当。

でも、

ブルーシートを一枚敷いただけで、

なんとなくピクニックになる。

こういうの、

子どもは好きだ。

そして、

僕も結構好きだったりする。

午後からは、

近所のショッピングモールへ。

ゲームセンターに行って、

ガチャガチャをして、

UFOキャッチャーにも挑戦した。

取れなくて、

二人で悔しがった。

サーティワンにも行った。

娘とアイスを食べながら、

「美味しいなぁ」

なんて話した。

そんなことをしていると、

あっという間に夕方になった。

2. 夜ご飯だけは決めていた

実は僕、

朝からひとつだけ企んでいた。

夜ご飯だ。

お恥ずかしい話、

僕は料理ができない。

できないというより、

避けていると言った方が正しい。

お昼は妻が作ってくれた、

栄養満点のお弁当を食べた。

だから、

夜くらいは少しハメを外してもいい。

そんな、

都合のいい理由も準備していた。

そして以前、

noteで読んだ記事を思い出した。

「子どもが大きくなったら、一緒に焼き鳥屋へ行きたい」

そんな内容だった。

それを読んだ時、

いいなぁと思った。

子どもと焼き鳥屋に行く。

たったそれだけ。

でも、

なんかいい。

そして思った。

大きくなるまで、

待たなくてもいいんじゃないか。

よし。

今日、

行ってみよう。

3. 初めて二人で焼き鳥屋へ

向かったのは、

大吉。

僕自身、

子どもの頃から行っていた焼き鳥屋。

妻とも何度か行ったことがある、

少し思い出のある場所だ。

ただ、

娘と二人で行くのは初めて。

自転車だったので、

もちろん僕はお酒を飲まない。

お店に近づくと、

焼き鳥の炭の匂いがしてきた。

娘は、

少し戸惑っていた。

店に入ると、

カウンターでは年配のお客さんたちが、

店員さんと話しながら、

焼き鳥とビールを楽しんでいた。

そこへ、

4歳の娘と父親の二人組。

店員さんも、

少しだけ驚いているように見えた。

僕たちは、

テーブル席に座った。

娘が食べられそうなものを、

何種類か注文した。

とりあえず、

全部一口ずつ食べてみる。

その中で、

娘が気に入ったものがあった。

つくねだった。

「お父さん、これが一番美味しい」

そして、

「これ、なんていう名前なん?」

と聞いてきた。

「つくねやで」

「つくね?」

「そう、つくね」

予想通り、

かなり気に入ったらしい。

あっという間に、

一本なくなった。

4. 「キツネ、もう一本食べたい」

僕が聞いた。

「つくね、もう一本食べる?」

すると娘が、

元気よく言った。

「キツネ、もう一本食べたい!」

……キツネ。

言った直後、

娘自身も気づいた。

「キツネちゃうわ!」

そして、

一人で大笑い。

僕も笑った。

二人で、

焼き鳥屋のテーブルで笑った。

つくねを食べて、

キツネと言い間違えて、

また笑う。

それだけ。

本当に、

それだけだった。

食事が終わると、

娘はくじ引きもさせてもらった。

おもちゃをひとつもらって、

嬉しそうに店を出た。

大満足だったらしい。

僕も、

かなり満足していた。

5. 特別なことは、何もしていない

振り返ってみると、

この日は、

ものすごい場所には行っていない。

旅行したわけでもない。

テーマパークに行ったわけでもない。

家ですごろくをして、

ブルーシートの上でお弁当を食べて、

近所のショッピングモールへ行って、

最後に焼き鳥を食べた。

ただ、

僕にとっては、

なんだか特別な一日になった。

娘と二人で焼き鳥屋へ行く。

僕にとっては、

ちょっとしたチャレンジだった。

そして、

やってみたら楽しかった。

娘が大きくなったら、

二人で居酒屋に行く日も来るのかもしれない。

その時、

今日のことを覚えているかは分からない。

たぶん、

「キツネ」のことも忘れていると思う。

でも僕は、

覚えていたい。

初めて二人で焼き鳥屋へ行った日。

娘が一番気に入った焼き鳥は、

つくねだった。

そして、

二本目に注文したのは、

キツネだった。

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