ただ1曲のヒット曲の重み
先日のサマーソニック2026大阪でサカナクションのステージを見るのを諦めた。
その日の観客の大半がサカナクション目当てにマウンテンステージへと続く芝生の斜面を埋め尽くしていたからだ。
それも一つ前のSUEDEが出演する辺りから飛躍的にお客さんが集まり出していてすごかった。
察するに、あれはコアファンが集結したというよりは、「怪獣」目当てのライトユーザーが集結した結果だったのでは無いだろうか。(かくいう私もその曲が見たい聴きたいが故のサカナクション目当てだったのだが)
Music Award Japanで賞を多数受賞しているのも効いているかもしれない。
あぁ、それにしても残念無念である。
やっぱり「怪獣」、このヒット曲がお客さんを呼び寄せたのは間違いないと思う。
今年のサマーソニックは、出来るだけ客観的に勉強のために体験しようと思っていた。ので、今のヒット曲を抱えているアーティストを中心に狙って行ったのだけれど、やっぱりヒット曲ってスゴいな、偉大だな、と改めて思ってしまった。
アイナ・ジ・エンドの「革命道中」、羊文学の「More Than Words」、HANAの「Blue Jeans」も良かった、キタニタツヤの「火種」も良かったですね。全体的に、どうしてもアニメの主題歌に集中してしまうのだけれど、それだけインパクトがあるということだし、アーティスト・イメージを左右する上でも決定的にいい曲だなぁ、と僕は思ってしまうのだ。
「少なくとも、あの1曲を聴くまでは帰れんなぁ」くらいの勢いで臨んだ。結果「やっぱりいい曲だなぁ」とアーティストへの思い入れをより一層深くさせてもらえた。
そのアーティストへの1st ライブ体験初心者としては、ヒット曲の存在は大事、絶対大事。
それが複数あれば万々歳、だけれどもたった1曲でさえも代表曲がある、というアーティストは強い。
「一発屋」、だなんて揶揄(やゆ)する意見は、取り合わない。
たった1曲が、アーティストの評価を大いに上げることだってある。
今回のAdoのメタリカ・カヴァー曲のように。
ヒット曲信奉者の私にとっては、だから逆に昨今の洋楽アーティストのイメージ戦略パフォーマンスはちょっと物足りない。
なんだかんだマーケティングしたって、音楽の根幹は、やっぱりいい楽曲作り、ヒット曲作りなんじゃない?とより思ってしまったのだ。
あぁ、またいい曲に出会いたい。心が勝手に震えちゃうくらいの…。
